SHIFT INNOVATION / masaki

イノベーション創出におけるアイディエーションの思考プロセスを可視化し活用することによっ…

SHIFT INNOVATION / masaki

イノベーション創出におけるアイディエーションの思考プロセスを可視化し活用することによって、社会課題の発見から解決までできる一億総イノベーターの世界を目指しています。※ note ワークショップ編 https://note.com/masaki_nakasuga/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

ずらして、ひねって、妄想するDESIGN #1 「はじめに」

【はじめに】 デザイン思考がビジネスに役立つものであると注目されるようになり久しいですが、ワークショップをはじめ、書籍を読んだものの、デザイン思考というものに対するモヤモヤ感が拭えないという方が多いのではないでしょうか。  ビジネスにデザイン思考が必要であることはわかりました。デザイン思考はマインドセットが重要であることはわかりました。デザイン思考のメソッドはわかりました。  しかし、いざ、実際にアイデア出しをしようとしたとき、具体的にどうすればよいのかわからないというの

    • SHIFT INNOVATION #61 「ワークショップ(QUINTBRIDGE編 1)」

      今回、QUINTBRIDGEで開催された「『アイデアが実り続ける場のデザイン』新たな商品やサービスの創造に大切な視点とは」というテーマのイベントに参加しました。 登壇者は、株式会社MIMIGURI デザインストラテジストの小田裕和氏であり、co-net代表、株式会社MIKKE社外取締役などもされておられ、「インスピレーションを孵化させる、場や道具のデザイン」をテーマに、事業開発から組織開発まで、幅広いプロジェクトのコンサルテーションやファシリテーションに取り組んでおられるよ

      • SHIFT INNOVATION #60 「ワークショップ(KYOTO Design Lab編6)」

        SHIFT INNOVATION #59において、「シフトイノベーション」の方法論における解決困難なコンセプトを設定することにより、認知心理学的側面および脳科学的側面における事象が影響または排除されることによって、自然に「究極的状況の想起」「固定観念の知覚」「本質探究の問いの発信」「固定観念の排除」という思考プロセスを経ることから、異なる課題であるにもかかわらず、一定の思考プロセスを経ることになることを説明しました。 それでは、異なる課題であるにもかかわらず、一定の思考プロ

        • SHIFT INNOVATION #59 「ワークショップ(KYOTO Design Lab編5)」

          SHIFT INNOVATION #58において、「自然発送」「強制発送」に対して、「反転発想」(「逆転発想」「表裏発想」「背反発想」)や「シフトイノベーション」の方法論による「半強制発想」「半自然発想」の方が、固定観念を排除することによって、今までとは異なる視点により事象を捉える上で、有効性が高いことを説明しました。※個人の感想です。 また、半自然発想に関する思考プロセスを活用することに関しては、今までとは異なる視点により事象を捉える仕組みを理解する上で、有効であると考え

        • 固定された記事

        ずらして、ひねって、妄想するDESIGN #1 「はじめに」

        マガジン

        • ワークショップ
          7本
        • マインドセット
          3本
        • オブザベーション
          3本
        • レコグニション
          3本
        • アビリティ
          3本
        • クリティカル思考
          3本

        記事

          SHIFT INNOVATION #58 「ワークショップ(KYOTO Design Lab編4)」

          KYOTO Design Labの「kyoto Design Thinking EXPO2022」のミニデザイン思考ワークショップに参加し、ミッション(テーマ)である「プレゼント体験をリデザインする」に基づき、新たなアイデアを導出しました。 ワークショップ当日に導出した「みんなが欲しいものをプレゼントしあえるアプリ」とは、ペアの方が普段している差し入れ(プレゼント)しあうという行為におけるニーズに基づき導出したアイデアとなります。 一方で、後日導出した「SNSを活用した社

          SHIFT INNOVATION #58 「ワークショップ(KYOTO Design Lab編4)」

          SHIFT INNOVATION #57 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編3)

           KYOTO Design Labの「kyoto Design Thinking EXPO2022」のミニデザイン思考ワークショップに参加し、ミッション(テーマ)である「プレゼント体験をリデザインする」に基づき、新たなアイデアを導出しました。 導出した2つのアイデアのうち、ワークショップ当日に導出した「みんなが欲しいものをプレゼントしあえるアプリ」とは、ペアの方が普段している差し入れ(プレゼント)しあうという行為におけるニーズに基づき導出したアイデアとなります。 一方で、

          SHIFT INNOVATION #57 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編3)

          SHIFT INNOVATION #56 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編2)

          今回、KYOTO Design Labの「kyoto Design Thinking EXPO2022」のミニデザイン思考ワークショップに参加してきました。 前回紹介した、ワークショップのミッション(テーマ)である「プレゼント体験をリデザインする」に基づき導出したアイデアとは、「みんなが欲しいものをプレゼントしあえるアプリ」となります。 プロダクト そこで、今回は、ワークショップにおける反省を踏まえ、ワークショップのミッション(テーマ)である「プレゼント体験をリデザイン

          SHIFT INNOVATION #56 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編2)

          SHIFT INNOVATION #55 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編1)

          今回、KYOTO Design Labの「kyoto Design Thinking EXPO2022」のミニデザイン思考ワークショップに参加してきました。 ワークショップでは、京都工芸繊維大学のスシ・スズキ先生がファシリテーターとなり、デザインに関わる様々なお話も交えて、色々なことを学ぶことができた、大変貴重な体験となりました。 【ワークショップのミッション・概要】 ミッション ワークショップ概要 【ワークショップにおける体験の概要】 ワークショップの内容は、「

          SHIFT INNOVATION #55 「ワークショップ」(KYOTO Design Lab編1)

          SHIFT INNOVATION #54 「マインドセット3」(無意識的思考・意識的思考編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  SHIFT INNOVATION #53 「マインドセット2」(事象シフト編)において、目的を転換(再定義)させるためには、解決すべき視点が転換(シフト)したのち、排除することが困難である固定観念に対して、本質探究の問いを発することにより、想定外の新たな機会を抽出することによって、不便益から便益に反転させることができることから、目的も転換(再定義)させることができることを説明しました

          SHIFT INNOVATION #54 「マインドセット3」(無意識的思考・意識的思考編)

          SHIFT INNOVATION #53 「マインドセット2」(事象転換・事象反転編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  SHIFT INNOVATION #52「マインドセット1」(フェーズ移行編)において、「課題発見フェーズ」で課題を発見することができた場合、無意識的に課題を解決しようという意思が働くことにより、「課題解決フェーズ」へ移行することとなりますが、ムーンショット型コンセプトを意識し続けることにより、課題を解決することが困難であるという意思が働くことから、「課題解決フエーズ」へ移行すること

          SHIFT INNOVATION #53 「マインドセット2」(事象転換・事象反転編)

          SHIFT INNOVATION #52 「マインドセット1」(フェーズ移行編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  デザイン思考においては、人間中心設計に基づく「課題解決」に有効であると言われており、アート思考においては、アーティスト自身の探究心による独自の解釈に基づく「課題発見」に有効であると言われています。  一般的には、課題のフェーズに関して、「課題発見フェーズ」と「課題解決フェーズ」に区分していますが、シフト・イノベーションにおいては、「課題発見フェーズ」「課題転換フェーズ」「課題解決フ

          SHIFT INNOVATION #52 「マインドセット1」(フェーズ移行編)

          SHIFT INNOVATION #51 「オブザベーション3」(体系的アプローチ編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  SHIFT INNOVATION #50 「オブザベーション2」(観察的アプローチ編)において、問いを発し続ける、特に「本質探究の問い」を発することにより、脳機能に基づき「比較」することによって、今までとは異なる新たな視点により事象を捉えた結果、見えないもの(未来)が見えるようになると説明しました。  そこで、新たな気付きを得る上で、問いを発し続けることによって、今までとは異なる新

          SHIFT INNOVATION #51 「オブザベーション3」(体系的アプローチ編)

          SHIFT INNOVATION #50 「オブザベーション2」(観察的アプローチ編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  環境の変化が激しく、不確実性の高い現在においては、デザイン思考に基づく、顧客が望むようなプロダクトやサービスではなく、アート思考に基づく、今までにはない独自性のあるアイデアによるプロダクトやサービスが必要であると言われています。  SHIFT INNOVATION #49 「オブザベーション1」(「0」→「1」編)において、事実が無視されることなく、そして、比較されることにより、

          SHIFT INNOVATION #50 「オブザベーション2」(観察的アプローチ編)

          SHIFT INNOVATION #49 「オブザベーション1」(「0」→「1」編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  SHIFT INNOVATION #48 「レコグニション3」(アート思考編)において、アーティスト(抽象芸術)が独創的な作品を創作する上で、抽象化(還元主義的)アプローチを活用するのと同様、ビジネスにおいても、独自性のあるアイデアを導出する上で、抽象化(概念化)アプローチを活用していることから、アートとビジネスとは類似する関係性にあると説明しました。  そして、アーティストが用

          SHIFT INNOVATION #49 「オブザベーション1」(「0」→「1」編)

          SHIFT INNOVATION #48 「レコグニション3」(アート思考編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  デザイン思考においては、人間中心設計に基づく思考が重要であり、アート思考においては、アーティスト自身の探究心に基づく独自の解釈が重要であると言われています。  特に、環境の変化が激しく、不確実性の高い現在においては、デザイン思考に基づく、顧客が望むようなプロダクトやサービスではなく、アート思考に基づく、今までにはない独自性のあるアイデアによるプロダクトやサービスが必要であると言わ

          SHIFT INNOVATION #48 「レコグニション3」(アート思考編)

          SHIFT INNOVATION #47 「レコグニション2」(脳科学編)

           新たなアイデアを生み出すための「SHIFT INNOVATION」の事例を紹介します。  SHIFT INNOVATION #46 「レコグニション1」(認知心理学編)において、「洞察問題解決」と「シフト・イノベーション」は共に、「インパスの発生」「心的制約の緩和」「問題空間の切り替え」「類推の利用」という類似する思考プロセスであることを説明しました。  その中でも、「洞察問題解決」において、洞察が起こるための条件として、(1)「洞察が導かれるためには、適切な外的情報

          SHIFT INNOVATION #47 「レコグニション2」(脳科学編)