ずらして、ひねって、妄想するDESIGN #1 「はじめに」

【はじめに】

 デザイン思考がビジネスに役立つものであると注目されるようになり久しいですが、ワークショップをはじめ、書籍を読んだものの、デザイン思考というものに対するモヤモヤ感が拭えないという方が多いのではないでしょうか。

 ビジネスにデザイン思考が必要であることはわかりました。デザイン思考はマインドセットが重要であることはわかりました。デザイン思考のメソッドはわかりました。

 しかし、いざ、実際にアイデア出しをしようとしたとき、具体的にどうすればよいのかわからないというのが本音ではないかと思います。

 そこで、VUCAの時代と言われている中で、競合他社とは異なる独自性のあるアイデアを導出するために必要となる方法論とは、簡単にいいますと、・・・「ずらして、ひねって、妄想する」以上ということになります。

 これでは、「何のことやら」となりますので、簡単な事例を踏まえて「ずらして、ひねって、妄想する」の仕組みについて紹介していきます。

 ただし、紹介します事例は、アイデアを導出した際の思考のプロセスを抽出したものでありますが、他人の思考プロセスを把握することはできませんので、私自身がアイデアを導出した際の思考プロセスに基づく事例となります。

 よって、あくまでも私自身の思考プロセスによるものであること,アイデアベースのものであり独自性を含め市場で評価されたものではないこと、また、脳科学的に実証されたものでもないことが前提であることをご理解ください。

【問題意識】

・独自性のある閃きとは、どのような方法(思考プロセス)によるものなのか。
・独自性のある閃きをするための方法論はあるのか。
・実際に閃いたアイデアを、方法論を活用することにより再現できるのか。


 次回より、独自性のあるアイデアを導出するための「ずらす」「ひねる」「妄想する」に関する様々な事例を紹介します。

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