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湯宿温泉旅行記 & つげ義春の温泉

先日、有給休暇を利用しまして湯宿温泉というところに一人一泊旅行をしてまいりました。湯宿温泉というのは敬愛する漫画家、つげ義春氏の『ゲンセンカン主人』という作品の舞台でもありまして、氏のエッセイ集『つげ義春の温泉』にも登場します。

この『つげ義春の温泉』に出てくる温泉を一人めぐるのが自分のひそかな楽しみでもあるのです…が、なかなか時間も作れず、かつ時間が作れてもそもそももう営業していなかったりとか改装中だったりとかで中々進められてはいません。そんな中この湯宿温泉に訪れるのがすでに2回目。さりげなく東京から新幹線都バスで2時間ちょっとで行けたりというアクセスも良いのですね。


行きの新幹線は炭水化物祭り、「上毛高原駅」までたったの1時間半。
昼間の湯宿温泉①
昼間の湯宿温泉②
昼間の湯宿温泉③
昼間の湯宿温泉④

突然現れる現代アート風味の顔ハメ
前回に続きお世話になった、つげ義春が宿泊した大滝屋旅館。
その名も「昔の間」。ここで本を読んでいると一瞬で数時間経過。wifiがつながりづらいのも良。
館内には2種類の温泉。女湯男湯と分かれてますが他にお客さんいないのでどちらも入れる。
夕飯。鯉のあらいを数年ぶりに食す。美味!
日本酒は「利根錦」。美味!


夜①
夜②
夜③
夜④
夜⑤
夜⑥
夜⑦
夜⑧
夜⑨ 事前にわかってましたが共同湯は当面旅行者は使用できないようです。

写真で見ていただくとわかるように、夜の雰囲気はそれはもう哀愁に満ち溢れたたまらないもので、石畳の上を旅館で借りる下駄で歩くと心がとても落ち着く素晴らしい空気を味わうことができます。多少なり街並みは違ってもきっとつげ義春氏もこの雰囲気を愛したんだろうなあ、などと心を馳せておりました。

そして当然何もすることがないので、宿についてからはずーーーっと本を読んでいました。半分それが目的だったようなものなので。こういうことは子供を連れた旅行ではできませんね。なお、この大滝屋旅館は主人が併設されている整骨院も経営しておりまして、そちらでマッサージも受けれます。ということで受けてみたのですが…ちょっと指圧が弱くてそちらは身体に合いませんでした笑。

ということで『つげ義春の温泉』からゲンセンカン主人舞台の大滝屋旅館をご紹介でした。今回最初は『長八の宿』の舞台となった伊豆松崎温泉、山光荘に行きたかったのですが改装中で断念したので、次回はそちらに行きたいですね。


お昼に食べた名物「もっきりこみうどん」。こういうのが好きなんです。

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