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【旅blog】台湾TRIP 2

2月29日(月)‐2日目

AM8:00起床。最悪の目覚め。
かなり蚊に刺されてほぼ寝れませんでした。

とりあえず布団をBARからゲストハウスに運ぶ。なぜ俺は旅行に来て台北の町を布団かついで歩いているんだ?

ゲストハウスに着くとオーナーがいなかったので、リビングで待つことにした。

宿泊者たちが話しかけてくれる。それぞれの過去の旅の話や台湾の美味しいお店、両替所の場所などいろいろ教えてくれた。

会話の中で、近くのお茶屋で両替ができることを聞いたので、ついでに台湾のお茶が飲めればと思い、向かってみました。

お茶屋につくと店内はお茶に関する商品が所狭しと陳列されていた。

店の奥には机があって、そこには茶器が置かれていて、青年がお茶を煎れてくれる。机の前の椅子に座り、私は他の台湾人のお客さんとともにお茶を待った。

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隣にいた台湾人のおばあさんは日本語が堪能で、数日前に起こった台湾での地震の話をしてくれた。

「とにもかくにも、地震で建物が倒壊したのは設計が良くない。あんな企業を政府が認めているからいけないよ。」

あまり深入りしない方が良いと思い、うんうんと頷くだけにした。

それから、台北駅まで歩きながら、
何時頃に九份へ行こうかと考えた。

行く予定はなかったのだが、
「中正紀念堂」という建物が見えたので
歩いて向かってみる。

とにかく何もかもが大きい建物。

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これは凄い。山などの自然を見て人間がちっぽけだと思うことはあるが、建物でそれを感じたのは久々でした。

建物の写真を撮っていると台湾人のおじさんが寄ってきて、「Photo,Photo」と言ってスマホを手渡してくるので中正紀念堂とおじさんの写真を撮影した。

ずっとニコニコしていて「シェイシェイ」と言い残しておじさんは小走りで去っていった。

時刻はPM12:30になり、そろそろ九份へ行かなければと思い、バスの出ている「忠孝復興駅」へ向かった。

一番出口をでると、また知らないおじさんが話しかけて来た。

「相乗り、安い、早い、タクシー!」
タクシーの勧誘のようだ。

おじさんのタクシーを見ると日本人の男子大学生たち3人が乗っていたが、バスに乗って行きたかったので断ることにした。

旅行に来てまで気を遣うのも嫌ですし。

バスがくるまで屋台でパンを買った。

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美味い。外カリ、中ふわ。アジアで旅行すると屋台でパンを売っている人をよく見かけるが、これまでハズレたことがないくらいにどれも美味い。

バスはPM13:30に来た。
料金は100TWD。

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隣に台湾人の女の子が座り、
人懐っこく話しかけてくる。

「Where are you going?」

「Jiufen.」

発音が難しく伝わらないので「地球の歩き方」を見せると相手は理解してくれたらしく、話を続ける。

「Are you Japanese?」

片言の英語で何とか会話をつなげてお互いの住む町について話し終えると女の子は「Have a nice trip!」と言って降りて行った。

もっと英語を話せるようになりたいな。海外ではいつもそう思うけど、結局帰国したら忘れてしまってやらない。

PM16:00九份に到着した。こんなに時間かかるのかよ…。もっと調べておけばよかった!

ここも人でごった返している。

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台湾はどこへ行っても混んでいる。
ヒト・ヒト・ヒト!

しかし、九份は興奮した。とても雰囲気のある町のつくりでメインストリート以外にも裏道が豊富にあって好奇心を駆り立てるのです。そして、やたらと坂道が多い。

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どこか広島の宮島の雰囲気と似ている。

後で調べてみると昔金の採掘が盛んだった頃、台湾人と日本人で作り上げた町だったみたいです。それが理由かはわかりませんが、とりあえず似ていた。

腹が減ったので、そこかしこで目にする芋圓を食べてみた。

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生姜が効いていて美味しい!

商店街を抜けて居住地のエリアに行くと空き家というか廃墟ばかりでした。

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壁だけで屋根のない空っぽの家、ドアを開けると3mくらいの穴になっている家、草木に覆われた家。どういうことだろう。

金の採掘時に誰かが住んでいて、今は空き家となっているのだろうか。

何となく音楽を聴きながら廃墟を巡りたいと思い、選んだのはクラシックの「美しく青きドナウ」でした。

ちょうどこの頃は「2001年宇宙の旅」のサントラをよく聴いていて、九份に来る前から町に合うのではないかと感じてワクワクしていたのです。

これがかなりマッチして、もし九份へ行く予定のある人は是非試してもらいたいくらいです。

しばらく「美しく青きドナウ」を聴きながら
坂道を上り下りして廃墟を巡ってみた。

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特に廃墟好きとかではないです。

それでも今回の旅でこの瞬間がハイライトだったのではないだろうかというくらい楽しかった。

歩き疲れたので商店街に戻り、有名なお茶屋、阿妹茶楼(あめちゃろう)へ。

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お茶を飲むのにルールがあったが、
忘れてしまった。

ちなみにこの茶屋は九份の写真といえば「コレ」という写真が撮れるスポットから近い為、夕暮れまで時間を潰すことにした。

この選択がのちに正解だった。

PM18:00お茶屋を出るとそこは満員電車並みの人混み。

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皆写真が撮りたいのだ。夕暮れの九份のあの有名な写真が。

そう、これ!私も撮りました。

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あのお茶屋にいなければここへたどり着くのに
どれだけの時間がかかっただろうか。

PM19:00にバス停に到着する。
目的のバスを30分待ったが、長蛇の列のため、
乗れそうにない。

その為、別ルートの基隆行きのバスに乗って
瑞芳駅に行き、そこからPM20:05の電車で
台北に向かった。

電車の中で、そういえば今回の旅は同じ人に2度会うといった縁のようなものはなかったなと思いました。

そうそうないものだからこそ、一つ一つの出会いを大切にしなければいけないと強く思いました。

台北駅着はPM21:00。

当初は翌朝AM6:40のフライトまで何処かへ行って時間を潰せないかと考えていたが、意外にも疲れていたらしくPM23:20にタクシーを捕まえ桃園空港へ向かって空港のベンチで寝ることにした。

これにて今回の旅行は終わりを迎えました。

そして、今回の旅の音楽は紛れもなく、
「美しく青きドナウ」です。

それではまた、サラバッ!



おわり

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