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【若林源三解体新書】#17 ~私が独断で選ぶ若林くんの名言・名場面集 ②~

原作の若林くんの中から、私の好きな場面や名言を集めました。

成長してからもバリバリかっこいい場面が色々あります、もちろん全部大好き(笑)

今回は、ワールドユース編(当時若林くん18歳)~現在(21歳)までです。



☆ サッカーが大好きだ!!


《ROAD TO 2002より》

名言なので、名言ですとしか言えない。

純粋な楽しさだけで許される少年の時期を過ぎ、大人ゆえ、プロゆえのしがらみの中でプレイしなければならない場面でのセリフ。

サッカーが楽しいから大好き。
そして、大好きだから、誰にも負けたくない気持ちが生まれる。

大人になっても、大人の事情にまみれても、決して失われることのないサッカーへの情熱。それが叩き込まれている一言なのです。



☆ もう得点はやらねェぜ


《ワールドユース編より》

劣勢を途中から引き受けて、俺がゴールを守る以限りこれ以上点はやらない、と気迫を堂々と宣言。

この場面、日本はタイユースに対し3点のビハインド。
冒頭から出場しプラマイゼロの状態で点はやらないと誓うよりも、負けている状態でこれ以上絶対に得点は許さないという決意は、非常に鬼気迫るものがあります



☆ ハンブルグは俺を育ててくれたチームだ


《ROAD TO 2002より》

名言というか名場面ですね。
「小学校を卒業したばかりの俺」とは、チームプレイとしてのサッカーと出会い、彼なりのサッカーを確立した修哲小時代の自分のことです。

連載初期の、翼君のヘディングを若林くんがダイビングして止めようとするあの対決構図は、日本サッカー発展の原点。
一方で、若林くん自身のサッカーの原点は、翼君と出会う前から所属していた修哲小学校のサッカークラブであることがはっきりとわかる場面です。



☆ こんなプレイ普通だぜ スーパーでもグレートでもねえって


《ライジングサンより》

的確な判断で飛び出しボールをおさえることは、GKにとって基本中の基本の普通のプレイでスーパーでもグレートでもない。
板についた称号に自惚れることなく、そう呼ばれるのに相応しい姿はもっとハイレベルのプレイを見せた時なのだ、という高尚な意識の現れです。

実際のリアサカ。
日本なら実況アナウンサーに称賛されるようなプレイでも、GKのレベルが高いヨーロッパではその程度は当たり前とされてしまうそうです。
ドイツサッカーで育ってきた若林くんにとって、まさにこれくらい当たり前のプレイなのでしょう。



☆ ラストチャンスのボールは おまえに託す


《GOLDEN-23より》

ここでは「 託す 」と言ってますが、頼む、という言葉もよく口にしています。

それらは大概、『 ゴールは俺が守る 』という自負の裏返しで、勝利に必須の得点に関しては仲間達に任せる、という全面的な信頼なのです。
ボールが繋がれてゆくのを基本的には見守るポジションですから。

この場面は、対ナイジェリアに1点負けている状態で、相手ボールを果敢なスライディングで奪い、さらにドリブルであがるという防御以上の積極的プレイを見せた後に、岬君にボールを預けます。
絶対に負けたくないゆえのプレイ。
そして、翼君がいない場面で最も信頼できるプレイヤー・岬君に敗北を阻止するための得点のチャンスを託したのです。


☆ たまにはいいんじゃないか

《GOLDEN-23より》

たまにはいいんじゃないか?と、堅物じゃないのが良いのです。
余裕なのが、良いのです。
いつもと違う場面をあえて作って楽しむ懐の深さ、それが凄く良いのです


そして、そういう選択肢でもいいじゃないかと、どこか認めて赦されるような安心する言葉なのです。

『 たまには いい 』



☆ あのガケの上から

《ワールドユース編より》

連載当初、翼君が若林邸へボールを蹴りこんた丘のことです。
ダイナミックな言い回しがSGGKらしい

若林邸側から見ると、あの丘は実はこのコマのごとくガケの様に見えているのかもしれません。
だとすれば、屋敷の方々はここをたまにガケ呼びしていると思われます。

なお、翼君や若林くんが小学生の頃は何もないガケ(丘)でしたが、転落防止のためなのか後々に柵が設置された場所であります。



☆ 若林源三をなめるなァ

《ワールドユース編より》

フルネームで自分全部を主張したうえで、この俺を低評価するなという言葉

最初にこのセリフを口にしたのは、小学生の県大会決勝でした。
対戦相手の志水FCは、反則覚悟の大人数での体当たりで、怪我をしている若林くんを潰しにかかってきます。
残念ながらその作戦は成功し、若林くんは怪我の治りきらない左足を悪化させましたが、そんな若林くんに向かってくる志水のシュートを、このシーンと同じセリフを言い放って見事にダイビングキャッチした若林くん。

その時と同じ気迫で、今度はワールドユース大会決勝の舞台でブラジルのサンターナのシュートを防ぎます。

幼い頃に備わったプライドを、成長しても一貫して持ち続けているのでしょう。





☆ ドイツに対する恩を…今日ドイツに勝つことによって返しますよ

《ライジングサンより》

「恩」とは他者から与えられた恵み、「恩返し」とは感謝を抱きながらそれに相応の行為を返すこと。

幼い頃から裕福な家庭で育ち、衣食住もサッカー環境も何不自由なく与えられ受け取っていただけのような少年。
そんな若林くんが、受けたものを「恩」だと心得るように。
心身ともにいかにドイツで成長し大人になったか、そのことがとても感慨深いのです。



☆ おれさえ抜かれなければ日本は負けない

《ワールドユース編より》

「最後の砦」という文字通りのポジション、GK。
そのプライドの根幹と言える言葉でしょう。

攻められ続けてもGKが阻止しつづければ、少なくとも負けは絶対にない。
その立場に魅入られ、責任を果たしてヒーローになれた時の光景は、他の10人のチームメイトには味わえない、格別なものに違いありません



ちなみに、小学生~ジュニアユース編までの名言・名場面はこちらです。
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最後までお付き合いくださり、
本当にありがとうございました。

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