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【若林源三解体新書】◇番外7 ~NFTなキャプテン翼を買いたくなるだろうか?私は。~

アニメーターの石橋大輔さんが『Plastic Cosmo』なるNFTプロジェクトに関わっておられると知り、これはもしかしたら『 キャプテン翼 』が本格的にヤバくなるんじゃないか、と、一人でひっそりと、でも確実に衝撃を受けた。


何を言っているのかわからないと思いますが、正直言って、私もあまりわかっていません……NFTのことを。

けれど、キャプテン翼が何かヤバい方向に扱われるんじゃないかという予感だけは勝手にビシビシと感じる
ヤバいヤバいと言ってますけど、それは良くも悪くも…………だろうか。

とにかく今現在、『 ヤバくなる 』というワードに、何となく、でも確実に引っ掛かっている。

何を言いたいかと言えば。

現時点で私自身勉強不足であるけれど、
とりあえず書けるだけ書いておこう。



石橋大輔さんは、キャプテン翼の2018年放送アニメの作画総監督さん
だ。
アニメの画を手掛けた方で、監督さん。
つまり、2018年のアニメで多くのファンを魅了して狂わせた、あのアニメ画に関わっておられた方なのだ。

ちなみに2019年放送アニメ(27時間テレビの中で、長友さんが若林くんと共演したあの特別編)も、石橋さんが長友さんのキャラクターデザインを担当した。

アニメのお仕事以外でも、キャラクターの誕生日にそのキャラのイラストをTwitterで投稿してくださったりしていた、神様のようなお方・石橋さん。


もともと、NFTで私の脳裏に甦るものいえば、『 バリュエンスホールディングス 』という会社の嵜本社長のお話です。

このバリュエンスさんという会社は、『 キャプテン翼 』からその名がつけられた社会人チーム『 南葛SC 』の運営会社の株を持っているところ。
株主で、チームの会社の経営に参画している存在なのだ。
バリュエンスさんに何ができるかというと、ものすごくざっくりな言い方になってしまうけど、海外において商品を売りたい時に、このバリュエンスさんが海外のあちらこちらと繋がりを持っているから、『 キャプテン翼 』関連のグッズを世界中で扱うことが容易、というかもう扱っている、らしい。
つまり、キャプテン翼なり将来的には上記の南葛SC(クラブが有名になった場合だが)なりのグッズを世界を相手に販売することで、既に知れわたっているとはいえ『 キャプテン翼 』をさらに継続的に世界中に根付かせることが可能というわけなのです。

(↑素人が記憶に基づいて書いているので誤っていたらごめんなさい。でもだいたいあってます。)


この会社の嵜本社長がNFTアートを購入した、というような記事を、石橋さんのNFTを知るだいぶ前に読んだ。

『 キャプテン翼 』と深く関わるバリュエンスさんの社長も興味を持っている、NFT作品。

その記事を読んだ時にうっすらと

「 あー、これはそのうちキャプテン翼もNFTでどうのこうのって話になるだろうなあ~、NFTって何なのかイマイチよくわからないけどさ…… 」

という雑感を抱きました。


それが、石橋さんもNFT、と聞いて、頭にガツンときたのです。

 … あ、ヤバイ、

これはマジでNFTが来る!!!!


、と。


それまで、嵜本社長の記事からの連想で得たうっすら感触の時点では、

「 高橋陽一先生ご自身がデジタルの作品を手掛けるという作業はどうなのだろう?
 先生はすべてアナログな手法で漫画を描かれているらしいので、先生が直接デジタルツールものを造られるようには思えない。
 プレイしていないのでよく知らないけれど、スマホアプリゲーム『 たたかえドリームチーム  』の画像みたいなものをNFTで扱うのだろうか……? 」

と、ぼんやり思っていたのです。

──── それが、
ザ・石橋様がNFTです。

石橋さんとNFTとキャプテン翼、という、部屋とYシャツと私のような三連続ワード。それから転じて、

…… ならば、高橋先生の原案を石橋様がNFT作品として手掛けたら、
……それなら、それってもしや、
もの凄いものが完成するのは……
!?!?!?!?
と、瞬時に繋がり閃いてしまったわけです。

まさに日向君もびっくりの
なにィ!?

(ちなみに、原作で最初に「なにィ!?」って言ったのは石崎君です。)


……しかし、凄いとは思うものの、私は果たしてそれを欲しいと思うのだろうか?
物としての形のない、手元にあるとは言えないような、何かを。


────────────


……、と、1月にここまでを雑な下書きとして書き殴って終わっていたのが、この投稿。

NFTとかもうちょっと調べてちゃんと記事にしようかな、と思っていました。

…… が。
その矢先、というか先日のこと。

『「キャプテン翼」と本物のバルセロナ、ユベントス、パリサンジェルマン、バイエルンがコラボしてNFTをやる想定があり、各チームと交渉している』

というような話を、たまたまラジオで聞いてしまったのです………!!!

…… えぇ~え!?!?

…… 来た、、

やっぱり来たじゃないか!!
NFTが ……!!!

(まだ具体的に来たわけじゃ

ないけれど。)



このお話をしていたのは、『 株式会社TSUBASA 』という会社の岩本社長。
この会社は、『 キャプテン翼 』のライツ事業全般を手掛けているところ。

そして名前が上がったこの4チームは、言わずとしれた、翼君、日向君、岬君、そして若林くんの所属となるチーム。
まだ原作でちゃんと所属してプレイしているのを描かれたのは翼君と日向君だけですが、この所属そのものは、誰かの妄想ではなく高橋先生の中で構想されている世界なのです。

つまり、高橋先生の作品の使用窓口のような会社の岩本社長がNFTやることを考えてますと仰ってるのだから、実際の実現可否はともかく、現実の海外チームと『 キャプテン翼 』のNFTコラボ構想が現実的にあることが判明したということなのですよ………!!!!!


実際、バルサとユベントスは『 たたドリ 』で既にコラボしているし、パリサンジェルマンもグッズを扱ってくれているようなお話を岩本社長がしていました。
パリサンジェルマンの商品はこういうものでしょうか??? ↓ ↓ ↓




(…… ん?
名前の上がらなかったバイエルンは?
まだ硬いのかな?ん?)


……… それは。

………もしかしたら、バイエルンのユニフォーム姿の超カッコいい若林くん(公式)が見られるってことですか??

現在連載している原作の物語の、その先の夢のような一部分。成長した彼らのキラキラした姿の欠片。
それを、もしかしたらNFTで見せてくれるのかもしれない。

…… やられた。
やられちまったぜ

それならば、「買うのだろうか?私は」
なんて言っている場合ではない。

そんなの、そんなの、

…… そんなの、絶対買うしかないじゃないですかっ……!!!

だって、見たいもの!!!


と、買わざるをえない構想でやられてしまったのです。



先に書いた「石橋さんが手掛けたら」というのは、完全に私の突っ走り妄想です。

ただ、もしもの話ですが、『 キャプテン翼 』2018年放送アニメの続編をやるとすれば、同じ作画総監督さんにするのは充分ありうる。
2018年の作品と画がブレませんからね。

そして、その延長のお仕事として、石橋さんにキャプテン翼NFTものを依頼することだって、充分考えらえることです。


………と思ったりもしましたが、これを書きながらさすがに、
「 ビッグな各クラブに話をもちかけたなら、やっぱり原作者の高橋先生のイラストで作品を作るべきなのではなかろうか?海外を視野に入れればやはり先生の絵が浸透しているであろうし 」
という気もしてきました、はい。

私の中で動揺して色々と二転三転、滅茶滅茶に妄想錯綜中です。(笑)

とにかくいずれにせよ、

よくわからないけど買うしかないから、
とりあえず貯金をしよう!


と決意したわけであります。


───────────


と、その反面。
微妙な気持ちがこっそりと頭をもたげたりもしています。

冒頭の方で「 良くも悪くもヤバくなる 」というようなことを書きました。

良いヤバさ、とは、もちろん、手法は何であれ新たなキャプテン翼キャラクターグッズが世の中に出回ること、そしてキャプテン翼ファンの方々が喜ぶことです。


では、悪い方向のヤバさって何でしょう?

それは、価格です。

まず、お値段相場がわからない。

ネットのNFT作品の情報を拾うと、特殊なケースかもしれないけれど何百万円、何千万円という数字が目に飛び込んでくる。

アートなら、よくわからないけどバリ高いものが販売されるかもしれない。
だって、アートだもの。
価値なんて、そのお値段で買う人が現れたらその価値がつくわけですから。

NFTで誰がどのくらい儲かるのがわからないけれど、儲かったお金は最終的に高橋先生のサッカークラブの運営にまわるんだろうなということしからわからないけれど、「 これって富裕層限定なんですか? 」って価格設定されることも考えられる。

実際、NFTアートではありませんが、現在『 Anique 』さんという会社が開催している『 キャプテン翼オンライン展示会 』という企画の中で様々なグッズ販売を受け付けており、その中にB4サイズのイラスト(新作ではなく既出のもの)が額におさめられた商品もあります。
連載40周年記念の特別額装絵、ではありますが、そのお値段、税込3万8500円 。
──── これを読んでくださってるあなたにとって、この金額はお高いですか?
それとも簡単に出せますか?

もしやこの4万円近い数字は、三次元の物とバーチャルの違いはあれど、今後のNFT商品の値段設定をはかることも兼ねているのかもしれない。


………大人になった若林くん、バイエルンの若林くんは、お金をたくさん出さないと見られないのだろうか


絶対買うしかないじゃないですか!!と鬱陶しく言いながらも、現実的にはむーりーな価格かもしれません。


─── だとしたら、何だか切ない。
遠くへ行ってしまったようで、切ない。

え、小学校卒業したら若林くんて西ドイツ行っちゃうの……??と大昔に漫画を読んで哀しくなった時と同じような、手が届かない感じがしてしまう。


『 キャプテン翼 』が日本で全盛期だった、昭和の時代。
あの時代を経験していないとわからないと思いますが、あのブームは、お金があまりない子供でも楽しめて、夢一杯トキメキ一杯の世界でした。

そう、お金持ちかそうではないか、そしておそらくは年齢もあまり関係なく、あの頃は『 キャプテン翼 』を楽しみたい人みんなが楽しめた。

テレビアニメはほとんどの同級生が毎週楽しみにしていた。
週刊少年ジャンプを買って読む子もいれば、わたしのように買えない子は本やで立ち読みした。(今の時代、立ち読みなどと胸を張って言うことじゃないけれど。)
確か2ヶ月に一度の単行本の発売日には、学校が終わると走って家に帰り、そしておこづかいを握りしめて本屋へ走った。
漫画を買えない子は、持っている子から借りて読んでいた。

ストーリーをみんなが知っていた。
そして、みんなでワクワクを共有できた。
大好き、まで至らずとも、外野から見て何となく覚えてしまった人もたくさんいるはずだ。
だからこそ、今となっては詳細を忘れた大人達の間でも、顔面ブロックとかゴールキーパーが帽子を被ってたという会話が何となく通じるし、夢中だった人からは、あの頃の思い出話が溢れてくるのだ。


あの頃はしゃいだ子供達は、年齢だけを数えるならもれなく大人になってしまっている。

大人になったら、大人なりの楽しみ方もあるだろう。

しかしね、大人だからといって、全員若林家のようなお金持ちになるわけではない。

その各チームとコラボするかもしれないNFTで扱われるのは、間違いなく成長した若林くんの姿。
ブンデスリーガの最高峰ともいえるチームのユニフォーム姿。
子供のころワクワクして見ていた少年のストーリーの先にある、大人の姿。

その姿は、私だけじゃなく、今でもあの作品の世界が大好きなみんなが見たいはず。


…… それなのに、
大人になってしまった今。
たくさんのお金を持たねば、もうワクワクできる『 キャプテン翼 』の世界は楽しめなくなってしまうのだろうか。

誰もが楽しめたみんなのマンガ。
だからこそ、たとえ未来予想図のひと欠片の絵だとしても、比較的誰でも手が届く形であってほしい

それが、NFTでブロックチェーンがどうのこうので資産価値を持ち、その結果決して安価とはいえないプライスが設定されるかもしれない。

あの昭和の頃にほとんど知られていなかったサッカーは、今や断然身近なものになった。
それなのに、大人の若林くんは身近じゃないかもしれないのだ

描かれなければ、見られないのは仕方がない。
でも、描かれているのに見られない。

確かに存在があるのに、手の届かないお星さまのように遠い。
いつからそんな存在になったのだろう。


……… そう思うと、切なくて寂しくて心細くなる。
愛しさと切なさと心強さのように湧き上がる微妙な気持ち、その正体は、こんな切なさなのです。


実はゲーム『たたかえドリームチーム』でも、ネクストドリームというシナリオで原作の先の未来の話を展開しています。
しかし、私はこれは見ていません。
何故なら、ゲームをやらないからです。(超ヘタだからとも言う。)
金額の話とは異なりますが、実際問題、原作はお金を出して漫画を買えば誰でも楽しめますが、ゲーマーさんでないと見られないようなストーリーなんて、ちょっと不平等だと思ってしまうのです。
紙のページをめくるのと、ゲーム操作するのでは、ゲームに無縁な、しかも若くない人間にとってはハードルが圧倒的に違うのです。
とはいっても、高橋先生の原案をもとに作られたストーリーではあるらしいので、正史というより未来予想図の中の一つとして、楽しめる方が楽しめたらよいものと解釈しています。
あと、ゲームの画像がネット上で出回ったりするので、全く内容が不明なわけではありません。ゲームをやれなくても私はそれで満足です。

───────────

……… などと、一人でまた思考を突っ走らせていたところ。

こんな情報を目にしました。
『 キャプテン翼 』ではありませんが。
↓ ↓ ↓


……………………… ん?

カード。

カードゲームのカード、みたいなもの?

カードゲームならキャプテン翼にもありました。
もちろん、NFTではなく紙という物理ですが。 ↓ ↓ ↓


NFTで名前があがったキャラクター4人だけでゲーム形式にすることはないでしょうけど、こんな感じの作品を0と1の世界でやるってこと???

こんなカードだったら、そんなに法外なお値段ではない??

それなら、私でも買えるのでは

????????


……わたしの荒んだ心に、一気に陽の光が差し込みました……ヨカッタヨカッタ♪♪♪


NFTなら、少なくともお金を払えば見られる。
そういう意味では、ゲームシナリオより漫画やグッズを買うことに近い気がする。
だから、見てもいい、
っていうか見たい、
というか、
払える金額のものなら見るしかありません



と、まあとにかく、現時点では価格がわかりません。

とんでもない価格だとしたら、買えない自分の経済力に涙する。

中途半端に高いけど買おうと思えば買える価格なら、買ってしまう。
手頃だったら、ザクザク買ってしまうかもしれない。

どんなNFTなのかよくわかりませんが、もし継続的に課金して何かお得なことがあれば、支払ってしまうかもしれない。

つまりは、私が悲しむか、私がお金を費やすか、いずれかの方向でしかない人の弱みを握りしめる、何という構想なのでしょうか。

…… ね、悪い話ですよね?

(注: ↑ 以上、価格のお話は私の妄想です。具体的には何も公表されていません!)



何にせよ、とりあえず今から浪費はできるだけ控えてお金貯めることにします(笑)


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あと、これは一般論ですが、NFTアートって所有者が死亡したらどうなるんでしょうね?

通常、不動産、物など財産については、その所有権は相続人に移転となります。
また、貸したお金を返してもらうなどの債権も相続対象。

価値のあるとされるNFTアートを保持するのが法的に何権なのかよくわかりませんが、一個人のネットの中の何かを家族、親族がすべて把握しているのは相当レアケースでしょう、現代社会では。
そうなると、アートを家族に秘密にしていた人が死亡したまま放置され、形のないデジタルの世界の中に設定された「物」が、持ち主不明のままふわふわと浮遊する無縁仏のようになるのでしょうか。
そんな様子を見た目だけ想像すると、なんだかドラえもんの四次元ポケットの中を色々な道具(=NFTアートなど)が泳いでるような、そんなイメージ図が浮かんでしまいます。

相続云々ではありませんが、
ちゃんとした議論の一つはこちら
↓ ↓ ↓


とりあえず、残った親族に迷惑ならないよう、貯金だけでなく終活もしっかりしないといけませんね、はははは。


………… 終活まで考えさせてくれる『 キャプテン翼 』、すごいですね

────────────


最後までお付き合いくださり、
本当にありがとうございました。

よかったら また遊びにきてください♪



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