アレクシオス

外資系で働く氷河期世代。コミュニケーションという化け物と戦う見習い哲人。

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「コミュニケーション」という化け物

コミュニケーション、って怖いですよね。 わかったようで、すぐにわからなくなる。 見えたようで、すぐに見えなくなる。 すぐそばにいるものなのに、すぐにいなくなっていまう。 そんなネコのように愛すべき、そして化け物のように恐るべき存在について 皆さんと考えていけたらなと思っています。

    • 質問で深掘りする方法は2パターン

      いつのまにか、相手を問い詰めてしまったという経験はありませんか。 それは、質問の仕方に原因があるのです。 私たちは、相手の真意を深掘りしようとするときに、 ついつい、「なぜ?」「どうして?」と「Why」を確認しようとします。 しかし、深掘りの方法は2種類あります。 相手のココロの中を深掘りする方法と、 相手の周囲を深掘りする方法です。 相手がポジティブな感情のときは、「Why」を聞いて 相手のココロに光を当てることは効果的です。 しかし、相手がネガティブな感

      • 矛盾を楽しもう

        そんなのムリゲー。 そう感じることは日々ありますよね。 どう考えても両立できない、相容れないことを 同時に求められてしまう。 どちらもだなんて、矛盾しているよ! と叫びたくなりますよね。 でも、そんなときは 矛盾を楽しみましょう。 なぜなら、答えが無いことに直面したときにこそ 私たちの工夫の余地があるからです。 ケースバイケース、と言われると けむにまかれた気になりますが 実は正しいのです。 要は、自身でどんな状況のときに、どう対応するかという そ

        • ヒラメキを起こすためには

          「こんなこと考えてなかったな」と気づいた経験がありませんか。 文章で考えるのではなく、画像や感覚でイメージしてみたときに、 ヒラメキが起こりやすいのです。 普段使っていない感覚を刺激すると、 認知の幅が広がって、 思ってもいなかったアイデアが浮かぶことがあります。 もし、考えにつまってしまった場合は、 そのテーマを映画のシーンのように視覚化したり、 自身が体験しているかのように、 ココロやカラダの体感覚をイメージしてみてください。 「夕焼けの少し寒い空気の

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        「コミュニケーション」という化け物

          クレーム対応は、まず聴くだけ

          クレーム対応をしたことはありませんか。 そのとき重要なのは、まず相手の主張をとにかくそのまま聴き取ること。 相手に代わってあなたが第三者に、代弁できるように、真剣に聴き取る。 つまり、相手の主張の論理を探るのではなく、ありのまま受け取る。 主張や論理がもやっとしていても、まず受け取る。 それだけで、相手のココロが落ち着いてきます。 解きほぐすのは、その後からはじめましょう。

          クレーム対応は、まず聴くだけ

          まず、モノからはじめよ

          コミュニケーションでよくいわれる心構え。 「全ての人に敬意をはらいましょう」 「あるがまま受け入れましょう」 それができたら仙人ですよね。 非常にむずかしいことです。 なぜなら、人には感情があるから。 ついつい、言われたことに感情的に反応して、 コミュニケーションがうまくいかないのが普通です。 でも、コミュニケーションを円滑にするためには、 「最大の敵は自分自身である」と考え、 あるがまま受け入れることが大切。 マインドフルネスの精神でいよう、なんて言われます。 難

          まず、モノからはじめよ

          報連相の向きを変えてみよう

          報連相って、社会人になると習いますよね。 上司や先輩にたいして、報告・連絡・相談をしなさい。 確かにそうなんですが、 順番が違う気がするのです。 報連相ではなく、相連報ではないのかと。 最初はとにかくわからないことばかりなので、 誰にでも相談しまくりましょう。 そして、人と人をつなげるために、 連絡役をいっぱいしていきましょう。 そして、仕事を完結できるようになったら、 上司に漏れなく報告をしましょう。 そんな順番で進めていけばいいのではないでしょうか。 そして

          報連相の向きを変えてみよう

          予定調和に逆らいたくなるとき

          ついつい、予定調和な意見を言ってしまう。 そんな経験はありませんか。 本当は別の意見があり、 新しいやり方もなんとなく思い浮かぶのに、 前例にしたがい、右にならえ、と考えてしまう。 逆に、同じことはしたくない、と 強く思うこともありませんか。 はっきりとした方向性も定まらず、 別のやり方も思いついてないのに、 常識をうたがい、画期的な新しいことを したくなってしまう。 この違いはなんなのでしょうか。 ひとつ言えるのは、 それは、わたしたちが関心があるかないか。

          予定調和に逆らいたくなるとき

          裏にひそむ人生経験を探ろう

          人の話を聴くことで、相手の人生経験を垣間見ることができる。 そう思えば、ちょっとワクワクしてきませんか。 よくいう「傾聴」って難しいですよね。 ただ、相手の話をあるがままに聴く。 それってすごく難しいことだと思うのです。 ついつい、わたしは聴きながら、 相手の話を「分析」したり「評価」してしまう。 典型的な左脳型。 相手の感情に同調し、すぐに共感できる人を見ると 右脳型になりたい、とあこがれます。 でも、最近気づきました。 なぜ、相手はそう思うのか、どうしてそうした

          裏にひそむ人生経験を探ろう

          提案は熱意で8割は決まる

          人は何でも比較して判断してしまいますよね。 実は、比較の基準を意図的に作ってあげると、 人はそれを基準に考えるようになります。 先週、実際にあった話ですが、 本当は「4種類のアイテムを出す」という提案を通したい人がいました。 でも、予算的に4種類は厳しい。 せいぜい、3種類しか出せないだろうというのです。 でも、その人はお客様満足を考えれば、 少なくとも4種類は出さないとダメだ、という強い想いがありました。 そこで私が伝えたことは、 「6種類出したい、と最初に提案し

          提案は熱意で8割は決まる

          言葉のキャッチボールは難しい

          ついつい打ち返してしまいます。 コミュニケーションはキャッチボールとよくいわれます。 でも、私は話しかけられるとつい構えてしまい、 どう反撃するか考えてしまうのです。 キャッチボールではなくバッティングをしてしまう。 バッターではなく、キャッチャーになるとイメージしてみる。 打ち返すのではなく、しっかり相手の話を聴いて受け止める。 わかっちゃいるけど、なかなかできないのです。 ノムさんこと野村克也氏は、 キャッチャーはただボールを「捕る人」ではなく、 投手を立て、

          言葉のキャッチボールは難しい