提案は熱意で8割は決まる
人は何でも比較して判断してしまいますよね。
実は、比較の基準を意図的に作ってあげると、
人はそれを基準に考えるようになります。
先週、実際にあった話ですが、
本当は「4種類のアイテムを出す」という提案を通したい人がいました。
でも、予算的に4種類は厳しい。
せいぜい、3種類しか出せないだろうというのです。
でも、その人はお客様満足を考えれば、
少なくとも4種類は出さないとダメだ、という強い想いがありました。
そこで私が伝えたことは、
「6種類出したい、と最初に提案してみたら」でした。
人は最初に認知したことを基準に判断してしまいます。
6種類、と聞いたらそれを基準に考えてしまうのです。
結果、その人の提案はすんなり通り、
なんと5種類のアイテムを出せることになったそうです。
すごくうれしそうに報告してくれました。
これは、一般的に「アンカリング」という手法を紹介したのですが、
私は、この人の提案が通ったのは、そんな手法が利いたわけではなく、
顧客満足を追求した、熱意があったからだと感じています。
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