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「文学フリマ」とは?特徴はメリットについてまとめてみました! ☆アンソロジーなるもの☆

はじめに

こんにちはこんばんは。オモロの伝道師でおなじみの東です!
本日は文学フリマで見掛けるアンソロジーについて、解説していきたいと思います。

文フリを歩いていると頻繁に目にするアンソロジーですが、実はよく分かってないという方も多いのではないでしょうか。

ぜひこの記事を読んでアンソロジーについて知っていただき、面白いと思ってくれた方は高評価・チャンネル登録をお願いします。

それじゃあ早速行ってみよう!

アンソロジーとは?

そもそもアンソロジーとはなんぞやって話なんですけど。

俺に聞くよりググってWeblio百科事典引く方が速いとは思いつつ、簡単に説明してみましょう。

日本語にすると「寄稿誌」になるのですが、平たく言うと「複数の作家が原稿を出した誌」ってことです。
たまに見かけませんか? 巻末辺りに著者一覧がずらっと並んでいる本。あれが基本アンソロジーです。

厳密に言うと「アンソロジーは代表者が作品を募集して印刷費全額負担するけど、合同誌は皆でテーマを決めてみんなで印刷費を折半する」とか、「複数人からなるサークルで出しているものはサークル誌であってアンソロジーではない」とか、色々決まりがあるっぽいですけど。

ひとまずは「複数の作家が原稿出してるやつ」って認識でおけまるです

なぜ人はアンソロジーを求めるのか

かく言う俺もアンソロジー出身なんです。

元々大学の文芸サークルから出ていたので、作品を出すときはサークル会員がそれぞれ寄稿する形式にならざるを得ないんですよね。

言い方を変えると、大学や専門学校のサークルで出ているものはアンソロジーと言って差支えないです。いや、サークル誌なのか……?
まあいいや、正直大差ないとは思われます。少なくとも読み手にとっては。

個人サークルとして出店するようになってからも、ちょちょこアンソロジーに寄稿したり合同誌を作ったりしています。

なぜ人はアンソロジーを求めるのか?

答えは簡単、寂しいからです。

いや、分かりますよ。多分違いますよ、違うって言う人もいますよ。
他の作家さんの小説を読んでみたいとか、活躍の機会を多く提供したいとか、あると思いますよ。それが嘘だとか本当だとか、そういうのはいいんです。いやマジで。

ただやっぱりね、小説を書くっていうのはそりゃあもう孤独な作業なんですよ。
校正とか批評とかもあるっちゃああるけど、アイデアを出して物語を構成して文章に落とし込んで――っていうのは完全な個人作業。

作業通話で小説を書くとかっていうのはまず無理です。
口では会話して手では文章を作って、それぞれで別の言葉を扱って100%の小説なんて書けないでしょう。ねえ?

村上春樹も「どこまでも個人的でフィジカルな営み」って言ってますしね。

で、このぼっちっち小説を書いたのにぼっちっちサークルで出てたら、文学フリマ当日でさえぼっちっち陰キャじゃないですか。悲しいじゃないですか、そんなの。
だけどアンソロジーで他の書き手と繋がっていれば、小説を介した熱い絆で結ばれるわけですよ。もうひとりじゃあないんですよ。

友情の先には何があるでしょう。少年ジャンプに言わされば勝利があるのです。

努力!
友情!
勝利!

全ては勝利のために、今日も人々はアンソロジーを作るのです。

俺は陰キャだからぼっちっちで過ごすが異端か?w

単騎の皮を被った連合軍

罠がひとつあります。
アンソロジーとは言っても「We are アンソロジー!」って書いてあるわけではありません。

単独のサークルなのかなあと思っていたら、実は寄稿作も多い事実上のアンソロジーだったケースもままあります。

よく「あのブース賑わってんなあ」と思っていたけど、よくよく聞いてみたら寄稿者が訪ねていたこともしばしば。

もし仮に抗体がアンソロジーに過敏反応を示した結果アナフィラキシーショックを起こしてしまう方がいればそのときは注意してください。しっかりエピペン打ってくださいね。

孤独に生きる無双の武士へ

では文学フリマにはアンソロジーで溢れかえっているのか?

もちろんそんなわけがありません。何から何まで1人でやっている無双のサークルもいます。
東国には本多忠勝がいたように、西国には立花宗茂がいたように、文学フリマには単独サークルが存在するのです。ていうか俺がそれです。

再三述べているように、優劣とか善悪とかの話ではありません。

そこにあるのはれっきとした孤独感と寂寥感に過ぎません。我々単独サークルは自由奔放好き勝手やりたい放題を一本槍に携えて、単独であることを肯定しているのです。

というか実際のところアンソロジーって滅茶苦茶大変です。校閲しなきゃだし印刷費も負担しなきゃだし色んな人とコミュニケーション取らなきゃだし原稿まとめなきゃだし。
そういう手間を乗り越えた先に発刊されたのがアンソロジーだと考えると、いややっぱり単独の方が楽だわって感じです。

それはそれとして寂しいです。なんかこう、皆でわあっとハチャメチャにやりたいときだってあります。

さあ、今こそ声を上げましょう。
単身文フリへ挑む無双の武士たちよ。あなたは1人ではない。

ここに俺がいるように、どこかに同胞がいるのです。

さあ、今こそ声を上げましょう。俺たちは独りじゃあない。

単独サークルはボッチじゃない!単独サークルはボッチじゃない!単独サークルはボッチじゃない!

単独サークルは陰キャじゃない!単独サークルは陰キャじゃない!単独サークルは陰キャじゃない!

アンソロジーに誘ってほしい!アンソロジーに誘ってほしい!アンソロジーに誘ってほしい!

文フリ打ち上げ参加したい!文フリ打ち上げ参加したい!文フリ打ち上げ参加したい!

出版社にスカウトされたい!出版社にスカウトされたい!出版社にスカウトされたい!

小説書いて稼ぎたい!小説書いて稼ぎたい!小説書いて稼ぎたい!

――ようこそ、こちら側の世界へ。

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