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リーダーは機嫌良くしろ。

👩「上司の◯◯さん、今日も機嫌悪くて…」

最近、仕事をもらってる企業の女性からこんな話を聞かせてもらいました。

僕はフリーランスになって約4年ほど。ここ数年、上司や部下という関係を経験していません。

思い出すと僕の過去の黒い会社にも、機嫌の悪い上司だらけだったなぁと思い出しました。

マジで週4日はキレてるんじゃないかってくらいの人もいた。
あれの目的は結局わからない。ただのチンパンジーじゃなかったのかと今では思っています。

僕も60名ほどの会社で部下を抱えた経験があります。
僕なりに大切にしていたのは「常に機嫌良くいること」でした。

それは過去の反面教師の上司たちのようになりたくない、という思いもありますが、結局機嫌良くしてるのが得だからです。

今回は僕の経験からリーダー、上司として機嫌良くいることのメリットをご紹介します。

✍️最大のメリットは情報が入りやすくなること

一番のメリットは部下からの情報が入りやすくなるということ。

つまり、現場の声がリアルに入ってきやすくなるのです。現場がどのように動いているかを知ることはリーダーとしてとても重要。

それは仕事の進行具合だけでなく、部下のメンタルも含めです。

💬
人それぞれ生活があります。プライベートで何かしら問題を抱えていて、それが仕事に影響する人も。その背景を知っているかどうかで、部下への配慮も変わってきます。もちろん、プライベートのことまでわざわざ聞く必要はないですが、そこまで知れる関係性が重要。

僕の場合、機嫌良くする以外にもう1つ大切にしていたのが「忙しいと言わない」ことです。

🙋‍♂️「俺、忙しい瞬間とかないからいつでも話かけて!」
常に新しい人を採用したときに最初に言っていた言葉です。あとは、わからないことは何回でも聞いてくれ、とも言ってました。

これは結果的にすごく良くて、自分から情報収集にいかずとも現場の状況を知ることができました。
何よりも部下たちのストレスを軽減させる(不満を少しでも解消させる)ことにも役立ちました。

仕事のココがやりにくい!を常に拾うのがリーダーの僕の仕事だったからです。

💬常に部下に怒る上司っていますが、それは職務放棄に近いと思っています。部下ができないのは、リーダーの責任。部下がわからないのは、リーダーの責任です。

全部、部下のせいにするのはただの責任逃れ。まず常に機嫌良くして部下との関係性を良くするところからスタートしてみては?
きっとリーダーであるあなた自身に良い結果が返ってくるはず。

✍️機嫌が悪いと生産性は爆下がりする

逆に上司の機嫌が悪いと、部下たちの生産性は間違いなく爆下がりします。

これは当然のことですよね。
上司の機嫌が悪いと不明点も聞きにくくなりますし、 悪い報告もできません。

上司の顔色を見て部下が行動するようになるので、 常にワンテンポ遅い仕事になってしまいます。

仕事場に来ること自体がストレスになったり、 この会社に長くいようとは思わなくなってしまうので機嫌が悪い事はデメリットばかりです。

💬ちなみに、 僕が働いたブラック会社の部長は部下が先に帰ると怒るので、 部下全員が常に無駄な残業すると言う状況でした。 そんなことするよりも、 帰って寝たほうが次の日良い仕事ができるに決まってますよね。

自分の機嫌も自分で取れないようなリーダーでは、 赤ちゃんと変わらないのです。

✍️話しかけられるというスキル

人間なので、 もちろん機嫌が悪い日もあるでしょう。 しかし、 それでも話しかけられるということ自体が立派なスキルなのです。

これは性格の問題ではなく、 意図的に作り出すことができると思っています。

僕の経験上良かったことをご紹介するので、部下との関係性悩むリーダーの皆さんはぜひ試してみてください。

否定しない

部下の話を聞くときは、 絶対に否定しないことを心がけましょう。

たとえ部下が間違っていたとしても、 否定から入ると次話しかけようと言う意識生まれません。 まずは話しかけてくれてありがとうと言う意味を込めて、 一切否定をせず聞くことに徹しましょう。

部下からの話は時に退屈な内容の時もあります。
しかし、まずは聞いてあげると言うことが大切です。それだけで、 部下からの信頼はかなり違ってきます。

あの人は話を聞いてくれる、 と思ってもらえるだけでいいのです。 それができることで部下からの情報の集まり具合は全然変わってきます。

忙しいと言わない

誰だって忙しい人に話しかけるのは気を使うものです。
上司の立場でいる場合、 特に部下は邪魔をしたくないと言う意識が働きます。

なので、 忙しいと言うワードは絶対に言わないようにしましょう。

いちど忙しい人と言うイメージがついてしまうと、 それを払拭するのは大変です。 ちょっと暇な上司位の印象が1番話しかけやすくて良いでしょう。

もちろん、 時にはほんとに忙しい時もあると思います。
そんな時は、 後でもう一回話しかけてくれると言うだけでオッケー。

後は部下から話を聞くときに、 必ず面と向かって向かって話すようにしましょう。 スマホをいじりながら話を聞くなんて絶対だめですよ。

失敗は受け流す、 成功は一緒に喜ぶ

部下によっては報告しにくい内容もあるでしょう。
そんな時に上司であるあなたができるのは、 失敗を責めすぎないことです。

失敗を攻めたところで過去は変わりません。それよりも今後どう対処するかを冷静に話すことが大切です。

そして、 部下の成功報告はどんなに小さくても一緒に喜ぶようにしましょう。 人に褒められると言う事は、 お金をもらう以上の価値があります。

楽しく仕事が出来るようにするためにも、 失敗を許して成功を一緒に喜ぶ事は重要なことです。

自分で決めさせる

部下は上司が決めたことをただやるだけの実行部隊ではありません。 自分の仕事の範疇は自分で決めるべきです。

部下から相談を受けた際には、 上司としての自分の意見を伝えますが必ず部下自身がどうしたいのかを聞くようにします。

そしてどうしたら一番ベストなのか?を考えてもらうことがとても大事です。

餅は餅屋であって、 それぞれの役割分担があります。 自分の役割は自分で決めることで、 責任感も生まれますしやりがいも感じます。

💬僕の場合は、 過去に大量の製図を作成すると言う 無理難題の仕事がありました。
当時、 短期のアルバイトを大量に募集してその業務に当たって貰いました。 その際に大切にしてもらったのが自分の役割です。
それぞれに決定権と責任の範疇をしっかりと決めたことで、 想像以上のスピードで製図が完成してきました。
人間は自分で決めたことに対しては必死になれるものです。

部下を信じて決めさせることも上司としての度胸です。

✍️上司も部下も対等である

なぜ機嫌の悪い リーダーが生まれるのだろう? と、 考えたときに原因は「立派な上司でいなきゃいけない」というプレッシャーではないかと思いました。

逆に言えば、立派でいられないと分かった瞬間に去勢を張らないといけない。だから不機嫌になるのではないかと思うです。

部下も上司も同じ人間。
もちろん、会社では上司が立場が上で責任も給料も高いでしょう。

でも、人間的に上なわけでもなく、知識や技術も上とは限らないのです。
部下が得意な分野は部下に任せればいい。

上司は、なんかあったら謝る程度でいいんじゃないかと思ってます。

💬「謝る」ということは一番みんなが避けたい行為ですよね。実はここを買って出るだけでかなり社内で評価が上がります。僕も実際そうでした。

「いや〜俺も辛いんだよなぁ」とたまには弱さを見せるのも良いのではないでしょうか。
人間対人間だからこそ、オープンな話ができて仕事もスムーズになると思いますよ!

✍️リーダーは機嫌良くしろ

リーダーが機嫌良くすることで、結局は自分が得をするんです。

常に機嫌が悪いというのは健康的にも良くない。表面だけでもニコニコしていれば、状況は変わってくると思います。

もし、無理に去勢を張って頑張ってるリーダーがいたら、一旦重荷をおろしてみてはどうでしょうか?
実は全部任せてみたらチャチャチャっとこなす、すごい部下たちかもしれませんよ。

機嫌の悪いリーダーはカッコ悪い。
今日から機嫌良くしよう!

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