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678杯目:未精算の本をコーヒー飲みながら読める本屋さん

1998年公開のアメリカ映画『ユー・ガット・メール』
当時、トム・ハンクス、メグ・ライアンのファンだった自分が、このコンビでの映画も3作品目!?安定の恋愛映画でもちろん観に行きました。

しかし、今回はその作品の感想とかではなく、作品中に出てきたコーヒーを飲みながら販売している本を読める書店について。
本好き、コーヒー好きの自分には夢のような設定の本屋さん。
何せ購入していない本を、書店内に併設された珈琲店エリアに持ち込んで本が読めるなんて当時の自分には夢以外の何ものでもなく、映画ならではの設定だと思っていました。

それはそうですよね。
本屋さんからしたら、立ち読みどころか落ち着いて椅子に座ってコーヒーを飲みながら商品である本が読まれてしまうなんてあり得ないですものね。
長居されるわ、それこそ商品である本にコーヒーで汚されでもしたら目も当てられないですからね。

しかし、その映画から23年。
そのような未精算の本を持ち込んで、併設されている珈琲店で本が読める書店は、自分の住んでいる田舎でも決して珍しくなくなってしまいました。

あくまでの映画内での設定と思っていたものが現実になったのです。

一番最初に自分がそれを経験したのは、東京・六本木の蔦屋書店+スタバでした。
六本木という場所柄もあり、お客様も外国人の方が多くて、いきなり『ユー・ガット・メール』の世界に入り込んでしまい、コーヒーの味も何の本を読んだのかも一切印象に残っていませんf^_^;)

しかし、これは東京・六本木という大都会でのこと。
自分の住んでいる田舎とはかけ離れた場所でのことと思っておりました。
同じ日本といえどもf^_^;)

しかし、それから数年後、近所に蔦屋書店+タリーズコーヒーのお店ができて、いよいよ23年前の外国での夢の設定が、自分の日常に入り込んできたのです。
未精算の本は3冊まで店内に持ち込んでも良いよ!というルールが、タリーズコーヒー入り口のボードに書いてありました。
これを見た時、勝手に自分の中で感慨深かったなー。

これ以降は、駅ビルに地元の本屋さん+スタバ、千葉県柏市の蔦屋書店+スタバは、大きな高い本棚もあり、ディズニー映画『美女と野獣』に出てきた野獣の所有する図書館を彷彿とさせるもので、すぐに見に行ったりしたものです。

もうこうなると、本もコーヒーも目的ではなくなり、その両方が揃った空間を楽しみにその場所に行くって感じ。

その後も近くの公立大学の図書館に地元の有名珈琲店が併設されたり、さらに最近は県立図書館に星乃珈琲店…

自己所有じゃない本を、落ち着いてコーヒーを飲みながら読めるお店は珍しくなくなってしまいました。

本好きコーヒー好きにはメリットしかない、全くすごい時代になったものですね。

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。