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ケアンズからの手紙 2023年11月

オーストラリアでワーホリ中!
旅人担当のズーミンです。


皆様お久しぶりです。
お元気ですか?僕は元気です。

あれだけ熱心に続けていたnoteの投稿をほとんどしなくなってから、約一か月が過ぎました。
久しぶりに投稿してみようと編集画面を開いてみたものの、長い間書いていなかったせいか、どこかギコチナイ自分がいたので、あえて手紙形式で書いてみることにします。


* * *


この1か月は特に大きな変化があったわけではないのですが、とにかく働きづめだったような気がしています。
わかりやすく数字で表すなら、10月だけでざっくり額面で60万円弱稼いでいました。
銀行の残高が増えて嬉しい自分、よくやったなと褒める自分ももちろんいますが、お金を稼ぐのは大変だな、と思う自分もいます。

仕事に関していえば、一応セカンドビザを取るために動いていたはずなのに、取れるかどうか怪しくなったりならなかったりして、一喜一憂した1か月でもありました。
まあビザが取れようが取れまいが、いずれにせよ年内にはケアンズを出る予定ではいます。

ケアンズは最近さらに蒸し暑くなってきて、働いていると夏バテ気味になることもあります。
このままケアンズで夏を越すのは無理だと判断したので、南へ移動します。

移動先は迷ったのですが、シドニーにしようと思います。
時期的におそらく年越しは次の都市で過ごすのですが、シドニーは世界有数の盛大な年越しがあるそうなので、せっかくオーストラリアにいるのならこの目で見てみたいと思いました。

また、シドニーではもう一度語学学校に通いなおそうと思います。
友達を作りたいということももちろんありますが、まだまだ自分の英語力に満足が行っていないので、ここらでもう一度気合を入れなおそうと思います。


* * *


気合を入れなおすという意味では、最近よく考えていることがあります。
それは、果たして自分は真剣に生きているだろうか?ということです。

人間失格と卑下するほどではないのですが、「恥の多い生涯」ならぬ、「なめ腐った生涯」を送ってきているような気がします。
基本的に苦労をいとい、楽して生きていきたいという思いが昔からありました。

その最たる例は、まぎれもなく就活でしょう。
当時の僕の就活軸は「ホワイトな大手企業」でした。
お金は欲しい、休みも欲しい、すごいと思われたい、でも激務は嫌だ。
自分にそれだけの価値も実績もないのに、求めるものは果てしない。
まさに、舐め腐りここに極まれり、といった感じです。

当然ながらうまくいかず、転職を繰り返した挙句、現在外国でフリーターをしています。
別に現在の生き方を否定するわけではないのですが、身を粉にして働くということに対して、反発心と羨望ないまぜ・・・・になっている感覚があります。


そんな僕が真剣に生きることを考えるようになったのは、これといった明確な出来事があるわけではありません。
頑張っている人や成長している人を見たり、聞いているポッドキャスト番組の影響だったり、はたまた年齢のせいかもしれません。
いずれにせよ、このままではいけないと思い、真剣に物事に取り組んでみようと思いました。


まずは、語学学校に入学する前に自分で英語力を高めることはできないかと模索した結果、毎日1時間早く起床して自習をすることにしました。
1日10時間以上働く日が続いていたのでやれるか心配でしたが、ここでやらなければ以前と変わらないと思い、毎朝続けています。


また、無駄な時間を極力減らそうと思い、スマホのゲームアプリをほとんど全て消しました。残っているのは英語学習に活きると思ったものだけです。
日本語のポッドキャストや音楽も聴く頻度を減らし、極力英語漬けにすることにしました。


加えて、何が真剣で何が適当なのかがまだよくわからなかったので、同じようなことを考えている人がいないか、ネットで本を調べてみました。
すると驚いたことに、敏腕経営者として知られる稲盛和夫さんが『ど真剣に生きる』という本を出版していました。

日本を代表する経営者が、現在の僕が抱えていることと同じことを考えていた。喜びも相まって早速購入しようとするも電子書籍がない。
国内から配送してもらうにも配送料だけで3000円近くかかる。


悩んでいましたが、ふと日本に一時帰国中の友人がいることを思い出し、迷惑を承知でお願いすると快諾してくれ、入手するために奔走してくれました。やはり彼女はギバーです。見習いつつも、この場をお借りしてお礼申し上げます。


書籍は僕が思っていたようなハウツー本ではありませんでしたが、稲盛さんの考え方が垣間見える良書でした。彼の遺した言葉を心の一隅において日々を生きていきます。


* * *


手紙形式でサクッと書いて終わらせるはずが、また長くなってしまいましたので、この辺りで筆を置かせていただきます。


北半球では本格的な冬が間もなく到来することと思います。
風邪など引かぬよう、どうかお体にお気を付けてお過ごしください。


またいつか皆様とお目にかかれますと幸いです。
それでは。

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