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【ZASO:223】茨城県 #どうぶつとみんなのいえ

※このNOTEは動物や水槽で飼育されている生物等がいる施設をその「生物」に関わる部分を中心に紹介するNOTEです。

このNOTEで割とアニタッチとかいきもの探検隊とかMoffのような系列の室内動物園を扱う事が多いのですが、割とアクセス数の伸びがいいんですよね。
特に前回書いた、7/29にオープンしたばかりのアニタッチ東京ドームシティの記事のアクセス数の伸びがすごく、いつもの5倍の勢いで伸び、1週間しか経ってないのに225本ある記事のうち、アクセス数だけで見ると31位にランクインする勢い・・・ってちょっと伝わりづらい順位ですね笑

その勢いに乗じて今回も7/31にオープンしたばかりの「どうぶつとみんなのいえ」を紹介していこうと思って、さっそくオープン初回の日曜日にあたる8/4に行ってきました。


先にネタバレをすると動物園・水族館に対してあまりネガティブな記事を書きたくないのですが、あんまりな点が4点程あったため秋か冬頃にもう1回行って、別の内容で記事を書き直すかもしれません。

4点あるといった不満の1点目、こればっかりは自分が悪いのですが今年の3月にここに下見に来た時は、何か所か回る予定があったので車で行ったのですが、今回は目的がここだけだったので土浦駅からバスで1時間程乗り向かいました。
Googleマップで上野からのルートを検索した時点で「おや?」とは思っていたのですが、ここに12時について1時間動物園見て、30分ご飯食べて帰れればいいかなと思ったのですがこれを見てください。

12時について12時に即帰るか、実質4時間後に帰るかの選択を求められます。
諸事情で18時には上野に帰りたかったので自分は結局2時に出て1時間ほど熱中症対策をしながら灼熱の道を歩き、別の路線のバス亭でバスを拾い帰ってきました。(GOでタクシーも検索しましたが、ヒットしませんでした)

新オープンの動物園なら最寄りの駅から1~2時間毎にシャトルバスとかがありそうなものですがありません。大人しく車で行きましょう。

【訪問日】2024/08/04

【マイナー度】☆☆☆☆☆

茨城県の地方新聞やWEB等で昨年の11月オープン予定という時ですらあまり話題になっていませんでしたが、今回7月末オープンの情報も6月末に情報解禁という割とバタバタなオープン予定だったため、当日あまり混んでもいませんでした。
もっと地元の人でごった返してるかと思ったらそんな事もありませんでした。

決済はちゃんと現代的に色々対応していますが、建物がコンクリート製で電波の通しが悪いため、QRコード決済などの場合は一旦電波のいいところまで行って表示するという謎苦労を求められます。

【個人的満足度】☆☆

この動物園の開園予定が発表された当時のコンセプトデザインの画像だけ先にもう1度見ておきましょう。

↑の図の白い通路部分がすべてコンクリートでできている以外建物はほぼコンセプト通りに建っており、いい感じのメインビジュアルもあるなぁと言った趣を感じます。
公式HPの施設の説明にすごくいい画像があったのでこれも先にふわっと見ておいてください。

あー、キリンが中央にいてペンギンと馬も近くにいて、施設の右側にカメ・鳥・アルパカ・カピバラなんかがいるのかという趣です。

そしてこの動物園のオープン情報を調べている時点でメインビジュアルに書かれているキリンがいない事を自分は知っていました。

そう知っていた上で行ったんです。(大事な事なので2回言いました)

そして入園口でも「キリンはいません」と説明を受け、もちろん知っているので了承し1650円を払い入園しました。

入口に入ってすぐにケヅメリクガメとケープペンギンが待ち構えており、ケープペンギンには200円でエサやりも出来ました。
しかも変わったシステムで、普通ペンギンのエサやりってお金先に払ってエサをもらってあげるじゃないですか、でもここは先にエサをもらってペンギンに挙げて食べたら200円を払う謎のフロー。食べないケースもあるんだとか。

ふむふむ、このエリアにはケヅメリクガメとケープペンギンとオマキヤマアラシとビーバーがいるのかなんて思いながら先に進むと・・・

あーはいはいなるほどね、ここにキリンが放たれてじっくりキリンを見ることが出来るのか、じゃあその先のエリアはどうなんだろな・・・

はいはい、トイレと休憩所、プロジェクターで映像見れる場所だけど吹き抜けだからエアコンとかもない風が抜ける日陰があるのか、そしてこの右側はキリンが来たらキリンの休憩部屋を観察できる感じの部屋なんだね。
もう少し先に進むと・・・

あーここでも日陰でゆっくり座りながらキリンを見れるのね。まぁ今日はいないんですけどね。知ってる知ってる。

奥の図書室のような部屋に入るとフクロウがめっちゃ動くウサギを見ていました。
そしてエアコンが効いているのは恐らくこの部屋だけ。
灼熱の外を散々歩いているので5分いた程度では汗はひかないので先へ進むことに・・・

再度あらためて吹き抜けエリアにはリクガメと芸術的な囲いの中にはマーラなんかもいたりします。今はまだ来ていないのですが、ここには将来的に鳥を放ちバードホール的なエリアにする予定だそうです。(確かに説明図にも鳥のマーク書いてありましたね)

そしてその先を抜けるとヤギやヒツジ、アルパカ等との触れ合いゾーンとカピバラのプールコーナーが待っています。

・・・。
普通のテンションで紹介しましたが、基本的にこの施設で説明するべき生物等はもうこの時点で9割説明しています。

4点あると言った不満の2点目、「キリンがいない事によるコンセプトの崩壊」です。
この施設をざっくり説明すると入口のペンギン等の生物エリア①、キリンを眺めながら周回する1F外周部、室内でキリンを観察できる1F室内部、フクロウや爬虫類、ひつじ、カピバラとふれあ生物エリア②、キリンを眺めながら周回する2F外周部、2Fのテラス席からキリンをゆっくり見学できるエリア、お土産屋さんなどがありつつ高い場所から室内・室外のキリンを見学できる2F室内部に分かれています。

つまり「キリンを中心に据え、ゆっくり見学しながら他の生物とふれあえる施設」がこのどうぶつとみんなのいえのコンセプトという事をヒシヒシ感じさせられます。


そのため「キリンはいません」と言われても普通は「まぁ他の生物見れればいいよね」という感じなのですがここの「キリンはいません」は施設の2/3が機能しないというコンセプト崩壊を巻き起こしているのです。


現地で自分が思っていたのは、「近所にラーメンが売りっぽい中華料理屋がオープンするなーと思って入ってみたら、『ラーメンありません』と言われて他の麻婆豆腐とか青椒肉絲とかエビチリでご飯食べればいいかと思っていたら、他のメニューがチャーハンと餃子しかないラーメン屋だった」という感覚です。
しかもその再度メニューもまだ完全には揃っていないとかいう見切り発車。

そんなコンセプト崩壊を起こしているのにフルプライスの1650円を取るという強気の経営姿勢。「キリンはまだいません」の一言で済ませるの説明不足すぎませんか?


そしてこのままの勢いで不満点3点目。
これは完全にオープン時期です。
室内動物園がこの時期オープンは特に何の支障もないのでいいですが、こっちの施設はキリンがいないため何もない謎空間を見ながら灼熱の外周を歩かされるストレスがすごいです。

ちなみにキリンは涼しくなって和歌山や兵庫から移送が可能になったタイミングなので秋ごろに来るそうです。じゃあオープンもその時期でよかったんじゃ・・・・?

元々昨年の11月オープン予定だったものが先のばし先伸ばしになり、慌ててこの時期にオープンさせたのは親会社側のダチョウ王国系列の会社の株主に何か言われたとか、銀行からの融資条件のような圧力を感じてしまいますよね。

【動物園マニア満足度】☆☆

ここのコンセプトは面白いと思うので、是非キリンが入った後に来てみてください。
こういう展示もありだなと思えるかもしれません。
他に際立って珍しい生物もいないので車で10分で行けるかすみがうら市水族館に行く機会があればそのついでに来るとかであれば非常に良いと思います。
是非キリンが来た後に。

あーでも、動物園巡りをしているからであればもう1か所面白いコンセプトの展示があるのでそちらもこの後紹介します。

↑ここです。
ここは元々「水の科学館」という博物館があり、そこを改修して動物園にしており、上記の元々は正面玄関として使われていたコンクリート階段を壊し、人間が入れずヤギとヒツジ専用の階段になっており、その壊し方もダイナミックなためディストピア感のある写真が撮れそうな感じがします。

動物園でよくある「木の台を歩くヤギ」がここではコンクリートの柱の上を歩くヤギが見れます。そして階段の奥にはカピバラゾーンが見えます。


ミストエリアです。焼石にミストです。

この辺はキリンがいないとホントに虚無です。
ダチョウ王国系列ならダチョウくらい放っておいてくれればこんなにストレスはないと思うのですが・・・

【一般満足度】☆☆☆

キリンがいたら家族ですごく楽しめると思います。
どうせここまでキリンづくしなら、地下にガラス張りエリア作って下からキリンが見れるとか、水族館でたまにある下から入って地上高さの半円状のドームを除くとダイナミックにキリンが見れるとかあってもよさそうですよね。

もしくはもうキリンを割り切って「ヒツジさんとかアルパカさんとかカピバラさんに触れ合いに行こう」と言って行くならいいかもしれないですね。
あとは家族全員分の割と高めの入場料が敵でしょうか。
友だちのツイートで上野動物園があの規模で600円で安すぎるってのがプチバズってましたが、自分も割と動物園が1500円くらいの値段になる事は賛成です。ただその前提として動物施設側もある程度のクオリティを保ってほしいなって思っちゃいますね。

そういえば園の案内図に馬も書いてありましたが、↑で遠くにいました。
ビントロングやナマケモノなんかも施設には来ているようですが展示はしていませんでしたね。
ビーバー、プレーリードック、ダチョウ、クジャク、モルモットなんかも今後来るようです。

そういえば施設を突貫で作ったせいかもしれませんが、「どうぶつとみんなのいえ」とサムネに使えそうな看板がありませんでした。
本気で自販機に貼ってあった画像使うか迷うレベルです。

あとずっと使われていた一番最初に張ったキリンのコンセプトアートも園内にはありません。

↑この辺の生物はエアコンの効いた図書室のようなところにいます。

そういやスカンクなんかも見なかった気がしますね。

【デートおすすめ度】☆☆☆

是非キリンが来たら霞ケ浦一周サイクリングデートとかのメイン目的地としていいかもしれないですね。
キリンが来る前のこのタイミングでコンセプト崩壊したこの状態を上手にいじれる、もしくはふれあい動物園大好き!という方であればいいかもしれないですね。

ただぁ!(粗品風)
この霞ケ浦周辺ってふれあい動物園激戦区なんですよね。

記事一覧からこの周辺にある動物関連施設もってくると結構あります・・・
・石岡市
【ZASO:050】茨城県 #東筑波ユートピア
【ZASO:057】茨城県 #ダチョウ王国
・稲敷郡阿見町
【ZASO:101】茨城県 #出張ふれあい動物園ANIMA
・牛久市
【ZASO:002】茨城県 #牛久大仏小動物公園
・かすみがうら市
【ZASO:009】茨城県 #かすみがうら市水族館
【ZASO:123】茨城県 #すずめっこ森
・土浦市
【ZASO:138】茨城県 #亀城公園
【ZASO:167】<閉園>茨城県 #アニタッチイオンモール土浦
【ZASO:204】茨城県 #モンスターズモンスター
・つくば市
【ZASO:174】埼玉県 #もふもふふれあい動物園イオンモールつくば店
【ZASO:206】茨城県 #山新グランステージつくば

↑これが先ほど言っていたサムネに使えそうな画像なさすぎて検討していた自販機のサムネ候補の画像です。

【メジャーな動物】

・カピバラ
・フクロウ
・ペンギン
・ヤギ
・ヒツジ
・ウサギ

【珍しい生物】-

【オススメの生物】
・ケープペンギン


【その他見どころ】

・霞ケ浦の眺望


【オススメ周辺施設】

【園の清潔度】☆☆☆☆☆

【飲食店満足度】-
・ジュースの自販機しかありません。


【お土産充実度】☆☆

気づきましたでしょうか。
自分はこの動物園に対して不満な点が4点あると言ったうちまだ3点しか言っていない事に。

そうその4点目はお土産です。
お土産屋で怒りを覚えたのは前にも後にもここが初めてだと思います。

ここのお土産屋は主に2つに分かれており、1つ目が施設直営の常設売り場、もう1つはワークショップ等を開催しながらワゴンで販売する売り場。

特に不満だったのがお土産屋で普段ならメインになりそうな出口出てすぐの↑この売り場。
キリンがいない今現在、他にいるこの売り場の生物のラインナップは「コツメカワウソ・シマエナガ・ハシビロコウ・パンダ・ハリネズミ」とこの施設にいない生物オンリー!!!!!

他のラインナップも謎の長いチピチピチャパチャパしてそうな猫やレッサーパンダ、カエル、インコ、しまいにはメンダコなんてゆー深海生物まで。

いました?そんなの?

子どもがヒツジやヤギ、カピバラ、アルパカと触れ合って「あのコ可愛かったから人形買ってー!」ってなっても売っていない!こんなにお土産のラインナップで人形いっぱい揃えてるのに買えないの!?

何の意図があってこのお土産を買うんでしょうか。
何の生物でもいいならもうトイザらスでいいじゃん感すごいです。

ちなみにこの時点では呆れているだけでまだ怒っていません。
動物園にいない生物の人形を置いてある事は他の園館でもありえることですしね(まぁここまで徹底的にいない生物を揃えているのは逆に意地を感じるレベルですが)。

お店のレジにいたお兄さんに「なんかお土産コーナーっていない生物ばっかりなんですけど、ちなみにオリジナルグッズってありませんか?」と聞いたら「ありますよ」と、ほう。

案内されたのはワゴンの売り場の方で、連れてこられてから「あー今日はオリジナルグッズ売ってるワゴン出てないですね」ですって。
ちょっと待ってくださいよ、オリジナルグッズなんて常設してあるもんじゃないの?
フリマみたいに変わりそうなワゴンにあったりなかったりするものなの??
と訳わからない案内をされて外には出しませんが怒ってしまいました。

あくまでもこれは自分の超希望的な観測ですが、きっと6月末に急遽7月オープンが決まり、オリジナルグッズやお土産の発注も間に合わなかったので、Moffとかダチョウ王国とかのお土産コーナーの売れ残りを集めてきたりしたのでしょう。

そしてそれはキリンが来るタイミングできっと、キリンを中心としたいる生物のお土産やオリジナルグッズも充実し、サムネに使える「どうぶつとみんなのいえ」の看板も出来て、来ていない動物もちゃんと予定通り全部そろって、入園口の電波状況も改善して、2時間に1回ごとのシャトルバスも配置されて不満のない素敵な施設になってる事を期待して冬頃もう一回行って記事にするかもしれないですね。

【行きやすさ】☆☆☆☆

【料金】1650円

【費用対満足感】☆

【想定滞在時間】1時間
【実滞在時間】1時間


【Twitter】-
インスタグラム】
https://www.instagram.com/doubutsutominna/

https://www.instagram.com/doubutsutominna/

【公式HP】https://doubutsutominna.jp/


【動物園水族館協会加入】否


いつもは本編と関係のない話を書くここのゾーンですが、まだ書かないといけないことがあるのでもう少し・・・

最初の方に触れた、3月にここに下見に来た際の隣に開設されていたもふもふアニマルパーク(+ネコパーク)in旧霞ケ浦ふれあいランドはすでに閉園済みです。
その際に本文中でも触れたネコカフェにいたネコちゃん達はみなハワイのMoffの新店舗へ旅立っていったという事です。

アメリカ人にもネコカフェうけるといいですね。

文字数6700文字とか過去最高かもしれません。

評価基準はこちら

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#動物園 #水族館 #ZASO #動物 #旅行 #観光 #エンタメ #写真 #日記 #写真日記


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