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思考腐敗

自分だけが違うと思ってた。

周りの思考は皆んな一緒で、夢も希望も才能も無いと思っていた。

例えるなら僕は1人でも戦える狼、周りは羊かなんかだと。

僕は頭もいい、運動神経もいい、誰からも慕われ、隙なんてない。

だけども羊たちと話していると、見た目に似合わず大きな夢を語ってくる。

その夢を聞いた後に、僕という名の狼は情けなくなる。

こっちは所詮見た目だけ、元ある才能と運でここまで来た。

彼らは群れようが1人になろうが大きい崖を越えようと考える。

僕はその場凌ぎで別の道を考えるのに、その考えが間違っていると言わんばかりに羊たちは輝く。

その輝きについて行こうともがくと、体はひび割れ、頭の中が湿気っていく。

高尚で、誰よりも強いと思っていた自分の思考は止まり、弱くてもいいからあの毛皮が欲しいと心の中で吠えた。

あの輝きと同じになれると、ただそう思ったから。

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いかがでしたか?人より優れていると、その分欲しいものが増えるのかも知れませんね。私の欲しいものですか?ご想像にお任せいたします。

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