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真田ゼウスのnote

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2019年9月の記事一覧

早川文庫SFは2020年代の必修科目テキストだ(2)

早川文庫SFは2020年代の必修科目テキストだ(2)

*映画館にいた「ブレランおじさん」
 筆者は『ブレードランナー』直撃よりもだいぶ後の世代なので、「(おにぎりは)1つで充分ですよ!」のハリソン・フォード版はオトナになってからDVDで観た。なので最初に映画館で観たのがあのライゴズ主演の『2049』だったわけであるが、上映前の客席を見渡すと、だいたい40〜50代くらいのいかにもSF映画好きなおじさんたちが占拠しているという、個人的にはとても和む空間に

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早川文庫SFは2020年代の必修科目テキストだ(1)

早川文庫SFは2020年代の必修科目テキストだ(1)

*仮面ライダーもAI時代に突入
20年にも渡る平成シリーズの総決算という大仕事を見事に完遂した『仮面ライダージオウ』からバトンを受け継いだ、令和元年ライダー『仮面ライダー01(ゼロワン)』の初回放送をあなたは観ただろうか?

本作におけるライダーのテーマはずばり人工知能(AI)であり、「ヒューマギア 」というAI搭載のアンドロイドが人間に従事している近未来が舞台となっている。主人公の設定がお笑い

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映画駄話#2 僅少な人生でオッサンが最期に発するスパーク

映画駄話#2 僅少な人生でオッサンが最期に発するスパーク

【この記事は、2015年に私が投稿した某ブログを転載・一部編集したものです】

少し前の話になるのだが、米ドラマの「ブレイキング・バッド」全シーズンを観た。最初はブラックユーモア風で笑えるのだけれども、どんどん救いのない展開でとことん悲惨な方向に進んでいく運命に翻弄される人々の姿に完全にヤラれてしまい、貪る様にしてTSUTAYAに通った久々のドラマ。
(個人的には「バーン・ノーティス」以来)

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