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しんちゃんが来た日のこと☆多頭飼いスタートの日


我が家には猫が2匹居ます。どちらも保護猫です。

2匹って...多頭飼いって言うのかよ??と思われた方。
すみません、たった2匹です。でも...


既に3匹居るところに、4匹目が来ても、そこまで大変に思わないと思うのです。

でも、1匹と2匹の差は大きい...

実際、私も、1匹目のゼロ君を溺愛しているところに、2匹目のしんちゃんを引き取るのは、相当悩みましたから 笑。

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執筆者☟


しんちゃんの生い立ちについてはこちらの記事を☟



✅2匹目を迎えるにあたって準備したもの


物理的には、特に新しく準備することなどは少ないと思います。

例えば、トイレなども、我が家の場合、1階のトイレに1つ、2階のトイレにもう1つ、という風に既に2つありましたから、2匹目のしんちゃんが来てから、新たにトイレを増やしたということはありません。

先住猫が相当神経質な子の場合、特別のトイレを必要とするかもしれませんが、あとから来た子が子猫の場合、トンチンカンなまま先住猫のトイレを使うでしょうから、トイレを分けるのはあまり意味が無いように思います。

それよりも、先住猫にしっかりと話をして、『わかってもらう』ことが重要かと思います。


我が家で物理的に準備したのは、ご飯とお水の入れ物だけ。

これは可愛いので、しんちゃんが来たタイミングで、おそろいで2セット新調しました。

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✅先住猫・ゼロ君の家出


我が家の先住猫・ゼロ君は、明らかに自分を猫だとは思っていないタイプの子でした。


完全に家族の1員としての自覚があり、当時小学3年の息子と、小学1年の娘の間に、明確に自分のポジションを築いていおり、格上の息子には手出しはしないけれど、格下の娘には時々、獲物よろしく首根っこめがけて飛び掛かって噛み付いたりしていました。

家族会議にもほぼ毎回きちんと参加し、時と場合によっては強力すぎる目力を使って意見を述べることもある程、人間らしい猫です。


そんなゼロ君だから、しんちゃんに初めて会ったとき、衝撃だったのだろうと思います。


何か、小さい毛むくじゃらのやつがみーみー言いながらついてくる...

コイツ、どうしたら良いの...??


そんな無言の訴えを、ゼロ君からよく聞きました。

3兄弟


寝ているゼロ君にしんちゃんが近づくと、飛び起きて走り去り、絶対にしんちゃんが昇れないような高い所に駆け上って上から様子を窺ったり、わけもわからず後をついてくるしんちゃんを鬱陶しがって猫パンチをくらわせたりもしていました。

新しく来たしんちゃんが『嫌』だったんだと思います


それでも、実は先天性の病気を持っていたことが発覚したり、なかなかご飯がうまく食べられなかったりと、色々としんちゃんのケアが大変であたふたしていたある日。


ゼロ君は家出をしてしまったのです。



近所を探しました。

これまでも、何度か扉のスキマからふらりと出て行ってしまったことがありましたが、毎回近所で遊んでいるところをすぐに捕獲していたので、今回も近くに居るのだろうと思ったのです。

近所1件1件回って、目撃していないかも聞いて回りました。


でも、いませんでした。

出て行ったのが夜中2時頃だと判明したのは、我が家の庭に取り付けている監視カメラの記録を確認してからでした。

デッキに面した重たいガラス戸を器用に開け、そっと出ていくゼロ君。

そう、朝気付いた時には既に遅かったのです。



もう、5時間も帰ってこない...

不安と焦りと、いらだちと。色んな気持ちが交錯しながら、それでもしんちゃんのケアをしなければならず、良くわからない後悔の念に苛まれました。


私が、しんちゃんを引き取ったから?

しんちゃんにばかり構っていたから?

他の猫を引き取るなんて。と、私に裏切られたと思ったんだろうか...??


いろいろと考えて、泣きながら考えて、考えすぎて頭痛がして、もうよくわからなくなった時、ふと思ったのです。

ゼロ1


ゼロ君の帰るうちは、ここやん。ここしかないやん。


そうだ。私は、私たちは、ゼロ君の家族であり、ゼロ君の帰る家はここしかない


そう思った瞬間、ふと心が軽くなりました。


帰ってきたら、思い切り抱きしめて、満面の笑みで、お帰り!!と大歓迎で迎えてあげよう。彼がいつも、私の帰宅時にそうしてくれるように。


✅先住猫・ゼロ君の帰宅


そこから、私は家を掃除し、普段通り過ごしました。そして、夕方、玄関前にゼロ君のご飯を山盛りにしたお皿とお水を置き、庭にテントを張りました。そこで、一晩寝ることにしたのです。


テントで寝たのは、私と娘の2人。主人と息子は、それぞれゼロ君が入りやすいデッキに面したガラス戸の近くに陣取りました。

娘と2人、テント中で、夜遅くまで、ゼロ君との思い出やいろんな話をしながら、うとうととし始めた明け方。

カリカリ...

ご飯を食べる音が。


そっとテントから出てみると…

居ました。


玄関前のご飯を、何事もなかったかのように、ガツガツ食べるゼロ君。

ビックリさせないように、お帰り、とそっと声をかけ、食べ終わるのを待って、ギューッと抱っこし、テントに連れて入りました。


一晩自由に散策してきたゼロ君は、すんなりテントに戻り、何事もなかったかのように、我が家に戻ってきてくれたのです。

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ゼロ君自身もちょっと吹っ切れたのか、それ以来、しんちゃんへの風当たりも弱まり、寝ているしんちゃんにそっと寄り添って舐めてやったりもするようになったのです。



先住猫の気持ちに寄り添う。

2匹目を迎えるにあたり、これが最も大切なことだと、改めて思い知りました。



✅現在の2匹について


現在、2匹はとても仲良しです。

しんちゃんがまだ落ち着きがないので、ゼロ君に挑んでいってはいますが、適当にあしらいながら、遊んでやったりもしていますし、寝ているしんちゃんを舐めてやっているゼロ君の姿も見られます。

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2匹目を迎えるにあたり、やはり最も大切なことは、先住猫の心のケアです。

元々、猫という生き物はとても人間に近く、自我をしっかり持っていますし、家族の中で、自分の立ち位置的なものも、結構決めているように感じます。

だからこそ、その立ち位置を揺るがしかねない出来事が起こった時、ちょっと頭を冷やす時間だったり、受け入れる時間が必要なんです。


普段から、家族の一員として猫ちゃんの立場を認め、その位置を確保してあげましょう。

そして、信じてあげましょう。


あなたは、家族の宝物。うちの子で居てくれて、有難う。


今では、ゼロ・しんを抱っこする度、撫でる度にこの言葉をかけており、2匹は本当に我が家の子になってくれています。

嬉しい限りです💖

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