沖中祐也・zeRo

麻雀に全てを賭けている男 競技プロ→雀ゴロ生活→天鳳十段5回→Mリーグ観戦記者 戦術本…

沖中祐也・zeRo

麻雀に全てを賭けている男 競技プロ→雀ゴロ生活→天鳳十段5回→Mリーグ観戦記者 戦術本出版やコラム執筆 麻雀に関する記事を毎日更新していて、それが月800円で読めます!現在初心者からプロまで650人の方が購読中!

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記事一覧

投書を送った新聞社に何切るを書くことになった件

もう30年以上も前の話だから多少のことは目をつぶって読んでもらいたい。 奴隷から覇王へ当時、高校生だった私は購買で好きなだけパンを買ったり、学校の隣にある駄菓子屋…

123

【最高位戦Classic】木原浩一の打牌には躊躇がない【敗戦記】

セリングクライマックスあれだけ楽しみにしていたClassicベスト16。 なかなかトップがとれず、素点プラマイ0付近で推移していた5回戦目に放銃しまくって、私のポイント…

96

【Classic】対局中の心の在り方【自戦記】

闇に堕ちる一回の負けを一年以上引きずっている。 https://note.com/zeromaxbet/n/n1eb4902acbf7 あの日、あそこで勝った伊藤は輝きを増した。 タイミングも良かったの…

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泣くなよまりえってぃ

介錯された各団体、最終節ラッシュである。 最終節を終えると多くの麻雀プロたちはオフシーズンに入り、3月頃までいくつかのタイトル戦がある以外は対局の予定がなくなる…

沖中祐也・zeRo
10か月前
121

降級しても続けているプロを尊敬する

新幹線の中で書いています。 プロ入り1年目に、リーグ戦に痺れまくっている様子を書いた。 リーグ戦を「相手の真剣が担保されている場所」という表現で書き、そして戦う…

沖中祐也・zeRo
10か月前
68

暑くてしんどかった夏・Classic自戦記

タイトル戦の決勝の雰囲気やいかに私の夏は終わった。 あれだけ楽しみにしていた最高位戦Classicの決勝にて、一日目であっさり負けてしまったのだ。 台風が近づいており…

110

勝ちたいという気持ちは必要か【麻雀】

全能感に包まれた 正直、ここまで嬉しいなんて思ってもみなかった。 東京から名古屋へ最終の新幹線に乗り、そこから地下鉄に乗り、そして駅から家までの20分の帰り道。 今…

229

ドラフトの度に落ち込む謎を解明した

Mリーグ2023-24のドラフト会議がつい先ほど終了した。 もう6年目を迎えるこのドラフトだが、誰が選ばれるのかとワクワクする反面、陰鬱な気分になっている自分もいること…

144

竹書房のやり方はアリなの?

おはようのRTちょうだい思い立ったので時事ネタぶっこみ。 こちらの記事(無料部分)に概要が書いてあるが、最強戦の出場者を人気投票で決めよう!ということになった。 …

100
33

麻雀強くなりたいなら、まずはこのアプリやっとけ

知っている人の方が多いと思うけど、本当に素晴らしいアプリなので改めて紹介したくなった。 「麻雀の強さ」は「読み」とか「押し引き」とか、いろんな要素に分解されるわ…

146

挙句の果てのめくり合い

ネットに全張り藤田社長の自叙伝のような本を読んだことがある。 学生の頃に麻雀にハマり、雀鬼会に通ったり、フリー雀荘で働き、プロ入りも考えていたそうな。 ここまで…

67

優の憂鬱【Mリーグ】

近代麻雀において、優さんのコラム「恐れ知らず」が始まった。 優さんのキレッキレの麻雀と、ゆるふわな日常のギャップを楽しんでもらえるように意識しているので、是非読…

100
34

衝撃何切る【麻雀】★★★

サムネの牌姿。 みなさんなら何を切る? これは天鳳の私設リーグ「てふリーグ」におけるウルトラ立直さんの手牌。 「てふリーグ」は天鳳での勉強を目的とした短期のリー…

174

通しやすい間4軒とは【麻雀】★★★

そのけんブームその賢配信がすごい。 深夜1~3時というおねむな時間に配信しているにも関わらず、常時4000人以上の視聴者が見ている。 聡一郎さんがアシスタントに徹し…

100
21

あだ名か敬称か呼び捨てか

最高位戦に入会して、1期が経過しようとしている。 周りから見た私は、新人でありながらもほぼ全員から年上という扱いにくい人間だったと思う。 先輩か後輩かよくわから…

70

ツモられたときの「はい」は必要か【麻雀】

問題提起があったちょっと前の話。 プロアマにきていたとあるゲストの方が 「プロ選手側は、ツモられたときにも「はい」と返事するべきではないか」 というような問題提起…

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投書を送った新聞社に何切るを書くことになった件

投書を送った新聞社に何切るを書くことになった件

もう30年以上も前の話だから多少のことは目をつぶって読んでもらいたい。

奴隷から覇王へ当時、高校生だった私は購買で好きなだけパンを買ったり、学校の隣にある駄菓子屋で気の向くままチェリオを飲んだりすることに幸せを感じていた。
決して裕福だったわけではない。むしろ母子家庭だったので貧しい部類に入る。

ずっと貧しかったからこそ…なのかもしれない。

私は新聞配達をしていた。
休みなく働き、給料は1日

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【最高位戦Classic】木原浩一の打牌には躊躇がない【敗戦記】

【最高位戦Classic】木原浩一の打牌には躊躇がない【敗戦記】



セリングクライマックスあれだけ楽しみにしていたClassicベスト16。
なかなかトップがとれず、素点プラマイ0付近で推移していた5回戦目に放銃しまくって、私のポイントは先週の株価のように暴落した。

体がレベル差を感じるその5回戦で木原さんと同卓した。

木原さんは2着だった。
華やかなアガリがあったわけでもなく、具体的にどういう打牌があった、とかいう話でもない。

それでも同卓して圧倒的な

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【Classic】対局中の心の在り方【自戦記】

【Classic】対局中の心の在り方【自戦記】

闇に堕ちる一回の負けを一年以上引きずっている。

https://note.com/zeromaxbet/n/n1eb4902acbf7

あの日、あそこで勝った伊藤は輝きを増した。

タイミングも良かったのかもしれない。
各種シードはもちろん、Japanext CUPを始めとする新しい大会には引っ張りだこ。
解説やバーゲスト、なんでもござれ。

一方、あの日あそこで負けた私は闇に堕ちた。

一切

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泣くなよまりえってぃ

泣くなよまりえってぃ


介錯された各団体、最終節ラッシュである。
最終節を終えると多くの麻雀プロたちはオフシーズンに入り、3月頃までいくつかのタイトル戦がある以外は対局の予定がなくなる。

さて、昨日のエントリーにもあったとおり、私も最終節を終え、順当に降級した。

このエントリーにも書いた通り、今期はずっと生殺しというか、ずっと大きなマイナスを抱えた状態で過ごしてきたので、降級は悔しいけどズバッと介錯された晴れやかさ

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降級しても続けているプロを尊敬する

降級しても続けているプロを尊敬する

新幹線の中で書いています。

プロ入り1年目に、リーグ戦に痺れまくっている様子を書いた。

リーグ戦を「相手の真剣が担保されている場所」という表現で書き、そして戦う場所に出会えた幸せをとつとつと語っている。

そして順調に昇級を重ねた2年目のB2リーグは、これまでの半期リーグ(半年で昇降級が決まる)から通年リーグとなっていた。

初の通期リーグに始まる前こそワクワクが止まらなかったものの、序盤から

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暑くてしんどかった夏・Classic自戦記

暑くてしんどかった夏・Classic自戦記


タイトル戦の決勝の雰囲気やいかに私の夏は終わった。

あれだけ楽しみにしていた最高位戦Classicの決勝にて、一日目であっさり負けてしまったのだ。

台風が近づいており、ジメジメと不安定な一日だった。

1時間以上前に会場入りした私だが、すでにスタッフの方たちが準備をしている。ただ5人の勝負を配信するためだけに、とても多くの人が関わっているのだ。
しばらくするとMCや解説の方、選手の方も続々と

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勝ちたいという気持ちは必要か【麻雀】

勝ちたいという気持ちは必要か【麻雀】

全能感に包まれた
正直、ここまで嬉しいなんて思ってもみなかった。

東京から名古屋へ最終の新幹線に乗り、そこから地下鉄に乗り、そして駅から家までの20分の帰り道。
今年一番の暑さは夜も容赦なく、すぐに汗が噴き出してくる。

負けた後、何度この道を歩いただろう。
暑い日も寒い夜も、トボトボと疲れた体をひきずって、今日の対局を振り返っては、悔しさを滲ませる。

私に限った話ではない。
1000人の参加

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ドラフトの度に落ち込む謎を解明した

ドラフトの度に落ち込む謎を解明した

Mリーグ2023-24のドラフト会議がつい先ほど終了した。

もう6年目を迎えるこのドラフトだが、誰が選ばれるのかとワクワクする反面、陰鬱な気分になっている自分もいることに気付いた。
同じように感じているプロもたくさんいるかもしれない。

大きな溝もちろん、麻雀プロが全員Mリーガーを目指してるわけではないし、目指す必要もない。いろんな形のプロがいる。

ただ、それにしてもあの舞台は眩しすぎる。

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竹書房のやり方はアリなの?

竹書房のやり方はアリなの?

おはようのRTちょうだい思い立ったので時事ネタぶっこみ。

こちらの記事(無料部分)に概要が書いてあるが、最強戦の出場者を人気投票で決めよう!ということになった。

すぐに動いたのは篠原冴美プロである。

毎朝、おはようのRTを我慢している勢としては「特別な画像」が気になるところだが、心頭滅却してスルーした。

呼びかけが奏功し篠原pは中間発表でトップに立った。
しかし、今月に入って凄い絵が飛び込

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麻雀強くなりたいなら、まずはこのアプリやっとけ

麻雀強くなりたいなら、まずはこのアプリやっとけ

知っている人の方が多いと思うけど、本当に素晴らしいアプリなので改めて紹介したくなった。

「麻雀の強さ」は「読み」とか「押し引き」とか、いろんな要素に分解されるわけだけど、全ての土台は自分の手牌をまっすぐ打てること…いわゆる「牌効率」が重要になってくる。

その「牌効率」を磨く上で、無料で手軽で効率よく学べるのが今回紹介する「麻雀一択何切る」である。

麻雀一択何切るはスマホ用のアプリで、アイフォ

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挙句の果てのめくり合い

挙句の果てのめくり合い

ネットに全張り藤田社長の自叙伝のような本を読んだことがある。

学生の頃に麻雀にハマり、雀鬼会に通ったり、フリー雀荘で働き、プロ入りも考えていたそうな。

ここまでは我々凡百と同じなのだが、深夜お客さんに出すカップ焼きそばを作っている時に「ここにいても未来はないな」と感じ、麻雀から離れたという。

1998年(藤田青年は25歳)にサイバーエージェントを設立。
ネット広告事業をメインに、メールだった

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優の憂鬱【Mリーグ】

優の憂鬱【Mリーグ】

近代麻雀において、優さんのコラム「恐れ知らず」が始まった。
優さんのキレッキレの麻雀と、ゆるふわな日常のギャップを楽しんでもらえるように意識しているので、是非読んでほしい。

さてそのネタ探しというわけで、金曜のプレミアムナイト登板の牌譜をチェックしていたのだが、ちょっと疑問に残る選択が多かったので記事にしてみる。
私からの一方的な意見だけでなく、優さんのコメントも添えて検討していくので、是非一緒

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衝撃何切る【麻雀】★★★

衝撃何切る【麻雀】★★★

サムネの牌姿。
みなさんなら何を切る?

これは天鳳の私設リーグ「てふリーグ」におけるウルトラ立直さんの手牌。

「てふリーグ」は天鳳での勉強を目的とした短期のリーグ戦。
やたらラスを引いたからってわけじゃないけど、これまでに一切の結果報告をしてなかった。
しかし負けて一切報告しないのはダサいので、禊として一番勉強になった場面を紹介しよう。

で、もう一度牌姿。

何切るの前に、そもそもこれ迷う?

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通しやすい間4軒とは【麻雀】★★★

通しやすい間4軒とは【麻雀】★★★

そのけんブームその賢配信がすごい。

深夜1~3時というおねむな時間に配信しているにも関わらず、常時4000人以上の視聴者が見ている。

聡一郎さんがアシスタントに徹しているのがいいのかもしれない。
園田さんに好きなだけ喋らせ、ときに相槌を打ったり、ときに質問したりして盛り上げている。

最近のMリーグにおける「なんなん」展開も手伝って、一気にブレイクした感がある。

ただ人気になりすぎたがゆえに

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あだ名か敬称か呼び捨てか

あだ名か敬称か呼び捨てか

最高位戦に入会して、1期が経過しようとしている。
周りから見た私は、新人でありながらもほぼ全員から年上という扱いにくい人間だったと思う。

先輩か後輩かよくわからないのは私からしても同じで、接し方が難しい。
特に呼び方をどうするか、という問題に直面する。

敬称をつけるのが無難だが、あだ名で呼ぶと親近感が増すというメリットがある。

基本は敬称とは言うものの、私はプロになる前から「全員敬称をつける

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ツモられたときの「はい」は必要か【麻雀】

ツモられたときの「はい」は必要か【麻雀】

問題提起があったちょっと前の話。
プロアマにきていたとあるゲストの方が
「プロ選手側は、ツモられたときにも「はい」と返事するべきではないか」
というような問題提起をしていた。

私は全く実行できていなかったので、少し考えさせられたのだ。

現行では、
他家のアガリが発生した場合「はい」の返事、もしくは手牌を伏せることを了承の合図とする
というのが最高位戦の規定。

それに伴い、私は
放銃→「はい」

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