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順調な時ほど「懸念」の話

<おじさんDX Vol184>

会社が、順調な時ほど個人的に思うのは、栄枯盛衰。

右肩上がりの成長は、そう容易ではありませんので、いつかは下り坂になると思っています。慎重とかそういう問題ではなく、これは歴史が物語っているのです。

✅その成長路線は本当❓

職場でも見られるのですが、来期の見通しが前年比110%のように、成長路線から長年脱出出来ないのです。前期と同じ売上が今期も望めるかどうかは、誰にもわからないのです。

✅あくまでも予測

もちろんこの予測は、希望的観測ではありません。

来期のプロジェクト内容が、どの程度の効果が見込めるのか、収益はどうなのか、その準備はいつまでに誰が何を行うのか、どうやって行うのかなど練られていますが、やはり先の事です。


✅成長要因を探る

「そんな事は当たり前」と思う前に、その事業がどうやって成長したのかは振り返る必要があります。特に急成長した場合に多い傾向は、外的要因が多いのです。

✅それは特需ではないのか?

特需は一過性で終了する事が多い傾向ですが、昨今はコロナウィルスに関連する影響が大きく、これまでと違った売れ方をしています。


✅コロナウィルスに関連する影響が大きい。

マスクや消毒用アルコールなどはその代表的商品ですね。


✅外的要因である場合は要注意

この外的要因の場合は、何が幸いするか分からないケースもあるのです。

✅大雪で多数の人は、不便さを感じたが、特定の業者には特需になった。
✅戦争に代表される社会情勢の変化で、特定の業者に特需になった。
✅事業が、運よくSNSをはじめとした情報社会で取り上げられ、注目された。
法改正による規制緩和の影響もあります。

これまでのケースでは、物品の場合は各家庭等に普及すると下降線をただります。家電などが代表例で一度購入すると買い替えまでしばらく期間が空く商品は、そうした傾向が顕著です。


✅内的要因による成長

内的要因による成長は、企業や自分達が行動した結果となりますが、実は外的要因ほどではないせよ、いずれ下降します。

小売業の場合、取り扱っている商品が、ある日突然特需になる事もあるのですが、主に大きな変化は、外的要因で始まることが多い傾向です。

✅外的要因で始まった特需⇒変化させ付加価値が生まれる(内的要因)


✅サバ缶ブーム

🍀サバ缶⇒一時はスーパーでも売り切れ必至
🍀漁獲量に左右されるが、現状では以前のような売り切れは見られない。

サバ缶は、単身赴任時代に鯖の味噌煮を食べたくなって良く買っていたのですが、昨今は、近所のスーパーの店頭で見ると取扱いも種類もかなり増えています。


2013年くらいから始まった健康ブームに乗って2015年頃にメディアに注目されたそうですが、第一次(2013年)、第二次(2018年)と経て今度はコロナウィルスの影響で消費者の食生活に変化が起き、再びブームが来ているのです。

このブームは、続いている様子ですが、外的要因から始まったであろうブームが、企業等の努力などの内的要因によって続いているとも言えるのです。


2018年の第二次サバ缶ブームは、プレミアム鯖缶によるものらしく、付加価値製品がヒットしたようです。ブームは、一時普及すると落ち着きを見せるものですが、第二次サバ缶ブームはまさしく狙い通りだった様子です。

✅付加価値が無いと売れなくなる。
✅仕事は、付加価値を生むために行っている。


✅成長産業は競争に巻き込まれる

これだけ情報に溢れた社会ですから、それこそ好調の理由は、あっという間に広がります。そこにうま味のある市場があるならば、新規参入も含めて競合が多くなり、競争が激化するのです。

今の社会は、GAFAに代表されるようなIT企業が席巻していますが、これも普及すると今後は、どうなるでしょうか。

✅新しいプラットホームが生まれたら。
✅市場を独占出来なくなり、競合が増加したら。
✅GAFAですら安泰ではない。


✅世界情勢も同様

今はアメリカが中心になっていますが、中国の3大IT企業、Baidu(バイドゥ)、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント)のBATを抱える中国が台頭する時代もそう遠くないのです。

中国は人口も14億人とアメリカの3.3億人を大きく上回っています。


30年前に日本企業が、世界を席巻したなんて嘘のような状況。


✅身近なところでは「高級食パン」😅

かなりの出店が一時期ありましたが、いまはどうでしょうか。一斤800円など通常の数倍の価格の高級食パンを取り扱う店舗が、増えたのは記憶に新しいところです。

先日勇気を出して購入したのですが、その店舗は、食パンのみの取り扱いでした。種類が少ないので製造にかかる人件費が低く済み、小さな店舗は家賃も低くて済む。実に効率の良いと思われるビジネスモデルでした。

しかし、一時期行列もあったお店なのに以前ほど繁盛していない様子😅

ここから新たな需要を生む為には、そのビジネスモデルが足枷になる可能性も高いのです。とは言え、変化しなければ淘汰されるのが競争社会なのです。

個人的には、国産小麦を使った安心安全なこともあり、一過性で終わらないで欲しいと願うのです。


経済は、難しくておじさんには全くわかりません😅



そんなおじさんの話でした。


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