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【どれが正解】異色の若手の話😊

<おじさんDX Vol197>

同じ物事でも人によって感じ方が異なるように、世代によっても異なるようです。「面白い社員が居るから今度」と言われ、Gさんの会社へ行って来た時の事です。

✅異色の転職

Nさんは、とあるIT関連会社からの転職ですが、若手ながらそこそこの役職だったそうです。デジタル時代で人手不足な引く手余多のIT業界なのに...それがどうして?

✅人が利用するので、人を知らないと。

私には良く分かりませんが、デジタル化を推進しても、その技術を使うのは人であるというのです。おじさん二人は、長らくお客様と接する仕事をして来ていますので「そうした見方もあるのかな?」と思ったのです。


Nさん曰く、

著名な起業家等の話しは、それこそ誰でも見れます。ただこの情報というのは、無造作に得られるのではなく選択して得られているのです。その昔は、新聞などで見たくもない記事や関係ないと思われる記事でも読んでいたので、全体を知ることが出来たのですが、デジタルは一部しか見ず、意識しない内にそれがあたかも答えのように認識してしまう。
これからの時代「人を知らずして、デジタルに未来はないと思ったのです」

たしかに、面白そうそうな人ですね😁


✅残業出来ないなんて

入社して僅か2年で若手筆頭になったNさんは、昨今の傾向として「残業が出来ないことは損」であると言います。労働基準法によって残業は、多くても月に45時間の制限がある事が、不満だそうです。

✅残業代金を稼ぎたい訳ではない

もちろんGさんの会社は、今やホワイト企業ですし、残業代金もしっかり支給されています。

しかし、Nさんは「残業代は本来ならいらない」とまで言うのです。

社長や先輩(私のこと)達は、就職氷河期でも就職してここまでの立場になられた方達ですから、理解して頂けると思いますが、実は若者と言われる人の中でも私のような価値観の人も一定数居ると思うのです。
※補足ですが、私は立場が高い人ではありません😅
✅会社で働くという事は、学べるという事。
✅会社の資源を使って、学び、収入を得られるなんて最高の環境。

Gさん曰く「彼はまだ20代後半だけど、下手をすればいつの時代❓」というくらいですが、決定的に私達と違うのは、楽な道を選択可能なのに選択しないことです。


ただし、残業に関してGさんの考えはシビア。

仮に残業ありきで仕事をするという事は、人員面も含めて会社組織そのものの見通しが甘いと言わざるを得ない。たしかに企業によっては、残業ありきで生産等を請け負う事もあるだろうが、それは本来の姿ではない。時間内に処理できない仕事で溢れているならば、システムの見直しが必要。それは、会社の仕事でもあり、従業員が負う責任ではない。
人件費削減の為に残業をさせないのではないという事をよく理解して欲しい。1人が残業をし始めると、日本の風土はそれに倣ってしまうだろうし、全員が全員、残業したい人でもない。もう、こうした風土は、私の時代で終わりにする。
会社で仕事をする事で学びが得られるという思いは、大変ありがたいが、経営者は、そこに甘えてはいけないし、学びは学ぼうと思えば、会社以外でも得られる。

ちなみにGさんの会社は、年功序列を廃止しています。40代でも職責が低い人は、20代の職責が高い人よりも収入は低いのです。同じ職責なら収入は同じからスタートし、個人差が出るのは、実績や貢献度だそうです。

定年制度も廃止しています。年齢の傾向があるとしても高齢になると仕事が出来ないと決め付けるのは「違う」という見解です。

✅若い人でも仕事が、出来ない人は居る。
✅高齢者でも仕事が、出来る人は居る。


たしかに高齢ともなると体力面で不利になりますが、それはあくまで傾向の話しであって、各個人の能力を疑うものではないとなっています。

✅年齢給?何ですか❓まだそんな事を言ってる🙄


✅本業に集中したい

Nさんは以前の会社時代に、それこそ自由な勤務体系ともあって、副業等を行っていたそうです。周囲もそうした人達でしたが、自分の中で何かが違うと思い始めたのです。

器用ではないと謙遜しているNさんですが、一つの事もままならないのに、複数のことを行うのは、トータルでマイナスという事だそうです。

✅入社数年で管理職になったのは実力なのか😅
✅この業界でしか通用しない人間になるのでは❓


まだリモートワークが始まる前の頃でしたが、周囲を見れば仕事もせずにスマホを見ている人ばかり、そりゃ安定した本業を行っていれば、不安定な立ち上げたばかりの副業が、気になるモノです。

✅副業がダメというのではなく、僕が不器用なだけだったのですが...😅💦


優れた上司はいたそうですが、彼等は転職してきた人で何らかの別な業界から入社した人達だったのです。所属していた会社が、人という分野で弱味があったこともあって、Nさんはこの上司に追いつけ追い越せと頑張ったそうですが「基礎が違うことを痛感」したのです。


✅人を知るには、営業職と思った

そうしてGさんの会社の門を叩いたそうですが、当初はシステム部に配属希望かと思えば「営業職」だったことに人事が、注目することに。

そのような話がGさんの耳に入り、最終面接でGさんが、同席することになったのです。

Gさん:丁度一部アウトソーシングしていたシステム部を完全に内製化した時だったから、これ幸いと思ったら営業職希望となっていたからさ...。

年収だってその前の大手会社よりも下がるし、この若者は何を考えているのか知りたくなってしまってね😊


✅「理由を聞いたら至極納得」
✅「人と違う視点を持っている事に魅力を感じた」

そうしてNさんは、採用され今に至るのです。

さて、Nさんの選択が正解なのかは、本人次第でしょうけど応援したいものです。


そんなおじさんの話でした。


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