煎茶が大好き。だけどお茶の業界は苦手。「アラサー寺娘・チェンマイ日和」
皆さま こんばんは! MISATO です。
わたしはタイ・チェンマイで大学院に通いつつ、お茶について活動させていただいているアラサーです。
どうしてこうなったのか、、、はこちらの記事をごらんください。
王立農業研究所に行ってきた!
大学院がお休みに入り、ドライブ旅行を友達としたり、、、たまっていた仕事をしたり、、、引っ越し準備をしたり、、、と過ごしています。
今日は、チェンマイにあるロイヤル農業研究所に行ってきました。
というのも、今年の7月に開かれたお茶とコーヒーの国際学会にて、ありがたくもワークショップ講師とブースを開かせていただきました。(また後日ブログ書きます)
その際に声をかけてくださったのが、この研究所の副所長さん。Monsoon Tea のCEOが「MISATOの舌は確かだから、いろいろ聞いてごらんよ」と言ってくださったらしく、ありがたい限りですっっ!!
最初は恐々お付き合いを始めました。なんていったって相手はめっちゃ偉い人。(語彙力)
しかし話してみると、年上のお姉さんって感じで、共通点も見つかりながら、将来のビジョンやお互いの国のことで和気藹々できる仲になり、時々お茶をしに研究所にお邪魔しています。
何度か試作を繰り返しているお茶があり、今日「おおお!!」という進歩をしました。
商品化されるのは審査が厳しいので長い道のりですが、拙い私のアドバイスを汲み取って研究に励んでいる皆さんには頭が下がります。
本当に今日は嬉しかったな〜!
お茶が好き
でも現実の世界は、、、
お茶が好き。味も、見た目も、時間も、思い出も、全部好き。
しかしながら、お茶の世界に入った私に待ち受けたのは残酷な現実でした。
どの業界もそうですが、牛耳る人がいて、忖度があって、グレーなことがあって、理不尽があって、、、
それを繰り返し繰り返し行っています。
私はそういう世界にはウンザリなので、無関係に小さな小さな活動をしていましたが、それでもウンザリな目に遭いました。
自分の身に起きたこと
販売予定商品の産地が違っていました。
安心してください。未遂に終わりました。
詳しくはいろんな会社が関わっているので話せませんが、
私だけの視点で話すと、「お願いしていた煎茶の産地が全く別の場所になっていて、それを知らされたのが発売日前日の夕方。しかも知った経緯が、私がヨーロッパの有名な茶会社を連れて農地を見に行く計画をしていたのを仕入れ会社に報告したから」という。
その計画がなければ知らぬまま販売していたのか、、、と思うと今でも腸が煮えくり返る思いです。
が、いろんな会社が、それぞれ責任転嫁してしまったので、わたしの怒りや悲しみは宙に浮いてしまったのでした。
それがあったのが今年の5月。
まず第一に新茶のご予約をいただいていた皆様にお詫びと、そして昨年までの製品には偽りがなかった旨をお話ししました。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
また、自分を恥じていました。口説いたヨーロッパの茶会社が日本視察を決めてくれたのに、、、お茶で仲良くなった皆んなはどう思うんだろうか、、、学会のワークショップ講師にも選んでいただいたのに、、、とそんなことばかりを考えました。
しかし、「MISATOのお茶への熱意やストーリーが好きで私たちは協力したいんだよ」
「ワークショップでは、あなたのストーリーを伝えてくれれば大丈夫」
「お茶を諦めないでね。あなたならできるよ」と言ってくれ、実際、日本視察と国際学会でのワークショップ講師を成功することができました。
今は新しい製茶会社さまと新しい私の夢に向かって進んでいるところです。
お茶に対して私が思っていること
時々お茶に対してどう思っているのか聞かれることがあります。
特にタイにいて色んな国のお茶好きに会うと「歴史的には〜」「品質的には〜」という話が始まるのです。
ときにはマウント、差別や中傷の材料に使われることもあり、輪には入らず見ています。
私にとって「お茶」は「飲み物」なのです。大好きな飲み物。
だからこそ、お茶へのハードルを変に釣り上げないで欲しいなあというのが正直な気持ち。
お茶を使って、自分の機嫌や体調を整えたり、あるいはセレモニーを行って精神統一を行うのもよし。
歴史は大事、そして守ってきてくれた技術や文化も大事。
それを基礎に、今度は今の私たちにあったお茶を提供する番なのだと思います。
決して先人たちの思いを踏み台にして差別に発展させていいわけではありません。
「わたしにとって美味しいお茶」 は一人一人ちがいます。そして日々違います。
今日は何のお茶にしようか?それが楽しいし、私のお茶のテーマでもあります。
安心してください!日々アップデートしています。
もしブログをご覧いただいて、製品に不安!!ってなってしまった方が居たら申し訳ないです。
大丈夫👍 買い付けている製茶会社様は最高のところですし、
ちゃんと煎茶道は習っていたし(今も帰国の折には行っています)、
もちろん製茶販売の許可も得て運営しています。安心してください。
1月1日〜3日は、実家のお寺で、チェンマイのお茶会社&イギリス国家資格をもっているアロマセラピストとのミニマルシェも行いますので近隣の方はぜひ初詣がてらお越しください!
MISATO
千ノ糸Webサイト https://1000noito.com/
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