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代表取締役と新卒採用担当者が語る|新卒1期生がもたらす社内の化学反応

ZENKIGENでは創業から一貫して「新卒採用」を続けていますが、『新卒を採用しよう』と、しっかりと体制を整えて採用を行ったのは、22卒が初めてであり、「新卒1期生」と呼んでいます。そんな22卒の入社からちょうど1年が経とうとしています。

(なぜスタートアップ企業が新卒を採用したのかについては、以下の記事をぜひご覧ください。)

そこで今回は、22卒メンバーの成長の軌跡や社内での化学反応を代表取締役の野澤と新卒採用担当の山本がそれぞれ振り返ります。
新卒でスタートアップに就職することを考えている人やスタートアップで新卒採用を検討している人事の方はぜひご覧ください。


ー初めて本格的に新卒採用をした22卒の入社から1年が経とうとしていますが、野澤さんは振り返ってみていかがですか?

野澤:
当初、採用計画を作成する段階で社内では、事業を強化していくためには「新卒採用なんかしている場合ではない」という声もありましたが、『新卒が文化を創る』、『先輩社員が新卒から刺激を受ける』という確信から5名の採用を実施しました。結果として、新卒採用をしたことは「大成功」と言い切れます。

ーなぜ「大成功」と言い切れるのでしょうか?

野澤:
新卒メンバー全員が会社にとって欠かせない大切な「戦力」となっているからです。
会社として新卒を採用するからには当然ながら育成に時間や費用がかかりますが、既にそれぞれが戦力として活躍しているからこそ、新卒メンバーは全く「コスト」ではありません。
成長企業において早期に新卒採用へ踏み切ったことが事業面でも大成功に繋がったと感じています。
新卒のみんなは入社前から内定者インターンを希望し参加してくれていましたが、4月の入社後は配属先で右も左もわからない中とにかく頑張り、会社を代表してお客様と向き合う緊張感とひたむきさは周囲から見ていてもとても頼もしかったです。

さらに企業文化として「新卒」の頑張りが組織に良い影響を及ぼしてくれています。「新卒が頑張っているから、自分もしっかりしなくては」「新卒に教えながら自分を奮い立たせる」というように影響を受けた先輩社員は多くいるでしょう。
「早く成長したい」「会社に貢献したい」「キャリアを広げたい」という思いは本来みんな新卒時代に思っていたはずです。それを体現する人が目の前にいることで先輩社員側も初心を思い出すことができました。

ー組織で良い化学反応が起こっているんですね!22卒メンバーは社会人2年目に突入しますが、期待していることはなんでしょうか?

野澤:
僕は入社式にて自立と親への感謝についてお話をしました。経済的な自立を経た現在、次は人としての自律を彼らに期待しています。そして親への感謝の気持ちは忘れずに、感謝の対象を広げていって欲しいですね。

仕事が大変なときは目の前のことだけに集中してしまい、近視眼的にどんどん周りが見えづらくなり、気付くと作業になってしまうこともあるでしょう。
そのときこそ作業ではなく、『3人のレンガ職人』のお話のように、その先にいる人々や社会に思いを馳せて欲しいと思っています。親だけではなく、会社の先輩たち、お客様、お客様を通じてサービスを利用してくださる人たち、そういう人たちがより幸せになるために社会人2年目からは少し俯瞰して感謝の対象をより広げて仕事をしていってほしいです。

ある日、「旅人」が歩いていたら、3人の「レンガ職人」に出逢いました。旅人は「あなたはここで何をしているのですか?」と聞きました。
 1人目:“I am cutting this stone.”「ただ、石を切っているだけ」
 2人目:“I am earning three shillings and six pence a day.”「3シリング6ペンスもらえる;生計の為にやっている」
 3人目:“I am helping Sir Christopher Wren to build this great cathedral.”「偉業の一部を担っている」

『3人のレンガ職人』ーブルース・バートン著“WHAT CAN A MAN BELIEVE?”(1927年刊)より

ーこれから入社する未来の新卒メンバーに期待することはありますか?

野澤:
4月から入社する23卒のメンバーにも周りへの感謝の気持ちや自律することを意識しながら、先輩社員そして何より22卒の先輩にも刺激を与える存在になって欲しいですね。


ー新卒メンバーが入社して1年、山本さんは振り返っていかがですか?

山本:
入社当初から新卒メンバー全員、「学びたい!成長したい!」という意欲が非常に高く、研修や業務にあたるスタンスからも、誠実で一生懸命に本質を捉えようとするエネルギーを感じていました。
研修や現場で指導してくれる先輩社員に対しても、その機会を貴重なものとして捉え、非常に鋭い質問をしていましたし、教えてもらったことを無駄にせず、自分の力へと吸収しようとする姿勢であったことも明確でした。

そういった新卒メンバーの学びの姿勢を見て、周りの先輩社員からは「教え甲斐があるね」というお声もいただきましたし、時間とともに着実に新卒たちの力がパワーアップしていく様子も目の当たりにしてきました。

ー人事としてはどのようなフォローアップをされてきましたか?

山本:
まず、研修プログラムはビジネス基礎から新規事業立案まで多岐にわたる内容を準備しました。一日でも早く現場に入って立ち上がるといったスピード感も大事にしたいところではありますが、自分自身はどんなことに興味があるのか、何を知りたいのか、そういう探求心を掻き立て、自分の土台を築くことが、社会人になるファーストステップとして重要なことだと感じております。

初期の研修プログラムだけではなく、新卒が配属先で走り始めてからも、エンゲージメントやパフォーマンスがどのような推移なのかも人事としては重要視したいポイントでした。そのため、人事と新卒メンバーの総意のもと、目的を持ちながら毎月振り返り会を実施してきました。

振り返り会に参加していると、前月はこういうことを課題認識していて今月はこんなにもできるようになった、という数字では見えづらい実績を知ることもできて、その成長スピードに毎月驚かされていました。
人間ですので、いいこともあれば、うまくいかないと感じることもあると思います。振り返りを聞いて気になることがあれば、そのメンバーに声をかけて、より深く個別にヒアリングや相談の時間を設けるなど、新卒メンバーのサポートがしやすくなる良い機会にもなりました。

さらに振り返り会が単調にならないように、「身近な先輩のすごさ/もらって感化された言葉」をシェアする月や、外部でAIについて勉強している新卒メンバーによる勉強会がある月を設けたりと工夫もしており、様々なアプローチで当初の目的であった、掛け算的な成長や支え合いといったところも実現していけたのかなと思っております。

ー社内からは新卒メンバーの成長に関して反応がありましたか?

山本:
もちろんです。実際に現場メンバーからも新卒メンバーの活躍を称賛をする声や刺激を受けたという声がたくさん私の元に寄せられて、新卒メンバーを心から誇りに思いましたし、人事として仕事のやりがいを感じる瞬間でもありました。
彼らが積み上げて来たものが、形になり成果として現れるのも早く、全機現賞(月間MVP)を受賞する新卒メンバーもいて、採用時から関わっている身としても、仲間としてもとても嬉しかった出来事です。

「新卒1年目は即戦力ではない」という説を覆して、スピード感をもって即戦力になった彼らを心から称えたいと思います。

ー新卒2年目になるメンバーへ何を期待していますか?

山本:
1年目にたくさんの経験やいろんな感情を持ったかもしれませんが、2年目はまた違った経験をして違った景色が見えてくると思います。これまで学び実践してきたことや、元々持ち合わせていた自分の強み、そして1年目で新たに得られた自分の強みを存分に生かして、さらなる成長を期待しています。
ZENKIGENでは、仲間の挑戦を支え、失敗も称賛するバリューがありますので、2年目であっても失敗を恐れる必要はありません。まだまだ知らないこと、分からないことがたくさんあると思いますが、1年目同様に学ぶスタンスを崩さずに、高みを目指していく意欲を持って欲しいなと感じます。
また、23卒のメンバーも入ってくるので、後輩に教えることは自分自身が成長する機会にもなるんだということもこれから知って新たな視点も取り入れてほしいと思っています。
2年目も楽しみましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました!

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