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AIと愛で部族つくります。

どうやら今日は宇宙元旦というらしい。
スピリチュアルな観点では1年の行き先を決める重要な日とのこと。

そんなめでたい日に、ここ数日で手放した人生と、始まりを迎えた新たな自分について書いてみたい。

おわり


まず、私は最近会社員を辞めた。

ちょうど会社を辞めた翌日警察に止められて、まだ登記してないから「無職です。」と言うのは少しテンションが上がった。

私の人生はわかりやすく1つの「おわり」を迎えた。

今となっては感謝しかないが、当時は心身ともに壊れて働けなくなった時期もあり、恋愛でもやらかしまくって、ここに書くにはあまりにも濃密な3年間だった。

どこかで詳しく書きたいが、仕事において成果を出すためのスキルやマインドセットはもちろんのこと、たくさんの愛を受け取った尊い青春だった。

くそお世話になりました。

淡路島の地で生まれなおし

ところで先日、私は人生で初めてリトリートなるものに参加した。
コンセプトは「おわり、はじまり」

そりゃこのタイミングでこれ言われたら参加するしかないだろうw

自然豊かな淡路島の地で、初めて会う仲間たちと共に、自分が心の底でどう在りたいと願っているのかを見つめなおした。

今回のリトリートでは、驚くくらいまっすぐに自分の人生と他者を見つめる愛に溢れた素敵な人だけが集まっていた。

優しい自然で包んでくれる淡路島と素敵な仲間たちのおかげで、私はこれまで着込んできた鎧を自然に脱ぎ捨てることができた。

素っ裸の自分で仲間と向き合う中で、気づけば昔は自信が持てなかった自分のことも、心の底から信じられるようになっていることとに気づき、どこか赦されたような気持ちになった。

ああ、本当におわったのだな、と感じた。

はじまり

リトリートではあらゆる過去の執着を手放しながら、これから始まる人生の使命についても向き合った。

そこで降りてきたビジョンは「100年繁栄する部族をつくること」だった。

面白いことに、どんなに執着を手放そうが「1人1人が自分の人生を愛せる世界にしたい」という中学生以来抱く想いは変わらなかった。

私は自分と自分の大切な人たちを子孫までまとめて幸せにしたい。

人を導き、永遠に繁栄するコミュニティをつくることに人生をかけてみたい。

そんな静かな決意やらイロイロを胸に、淡路島を後にした。
本当にみんなありがとう。

男性性と女性性について

ちなみに「部族をつくる」という荒唐無稽な使命を具体的に実現する方法論についても、実はかなり解像度が高まってきた。

詳しくはいつか書きたいが、テーマは「男性性と女性性の調和」だ。

永続的に続くコミュニティを導くためには大きく2つの性質が必要だと考えている。

1つは火のエネルギーをとことん燃やして未来を切り拓く「男性性のエネルギー」だ。

これまでの世界は極端に男性性に偏った世界であり、無限に燃え盛るエネルギーはこの世界をひたすら前進させ、また同時に多くを破壊してきた。
とはいえ人々を導き現実世界を前進させるには、この切り拓く男性性のエネルギーは今後も重要であり続けるだろう。

一方でもう1つこれから特に重要になっていくのが、包み込む愛で導く「女性性のエネルギー」だ。

今後テクノロジーの進歩をうまく制御して豊かな世界をつくりあげるためには、どう在るべきかを決める真善美の根源である精神性が鍵になってくるはずだ。この点で、私は女性性の国である日本が世界でも重要になっていくと考えている。

AIと愛について

私は独立して今後しばらくは基本的に生成AIの周辺で活動をしていく。

経済産業省主導の国産LLM(AIモデル)を開発するプロジェクト、生成AIで企業のデジタル化を行う受託開発など、どれもありがたいことに声をかけてくださる方々とのご縁から生まれた。
AIを活用してエンタメクリエイターとして活動もしていく予定だ。

ところで、私はAIとは良くも悪くもこれまでの時代を切り拓いてきた「男性性の最終到達点」であると思う。

AIは向こう数年以内に人類の知能を超え、そして二度と追いつけなくなるというのは避けられない未来だ。

それが起きると、かつてベイトソンが述べたように人間から見たAIはもはや自然現象や魔法と見分けがつかなくなる。
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そしてテクノロジーが自然と融けあう形で、人類が物質的に世界を支配した世界から、日本が古来から大切にしてきた「人間もまた大いなる自然の一部である」という精神的な世界観へと一気に揺り戻しが起きる。

私はこれが最近よく聞く「風の時代への移行」ではないかと考えている。

数千年来の人類の転換点に立って

進化が速すぎて世界がどうなるかはもはや誰にも予測できない。

ただ、AIの進化によって、人が理性を駆使して富を生み出し統治してきた時代は終わる可能性がある。

人間は近い将来、AIが生み出す富を分配しながら、代わりに言語化できない豊かな身体性の中に自らを取り戻し、包み込むような愛によって幸福な未来を形づくっていくのではないだろうか。

これは淡路島の自然の中で溢れる愛とスピリチュアリティに触れ、仕事では今この瞬間も未来を更新し続けるAIに触れている現時点での私の展望だ。

数千年来の人類史的転換点に立ち会う1人の人間として、この世界がAIと愛の力でどうなっていくのかについて使命を果たしながら見届けたいと思う。

宇宙元旦に祈りを込めて、よろしこ。


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