Netflix版『君に届け』6〜12話感想。後半やや失速も、気持ち良い作品
ある意味、原作の再現度が高いとも言える。
というわけで、暇だったので昨日1日でNetflix版『君に届け』を全話完走。1〜6話の感想はこちら。
全体的にいうと、非常によくできていました。
なんというか、この作品が原作で伝えたかったことを一番しっかり体現できている気がするというか。
爽子が風早は、原作でも今回のNetflixドラマでも中盤で結ばれるんですよね。
恋愛ものとしては、そこでピークが終わっていて。そのあとは、サブキャラクター達の恋愛模様や進路の問題にフォーカスしていきます。
多分原作が描きたかったのは単なるラブストーリーじゃなく、青春そのものだったんじゃないかなって思うんですよね。
そういう意味で、今回のNetflixは完璧に近い出来だったと思います。
原作のエピソードをほぼ完璧にそのまま実写化し、セリフもビジュアルもかなり忠実。
原作そのものやファンに対して誠実な製作陣の姿勢が見えました。
まあ、この丁寧さを退屈と捉えるかどうかっていうことだけが問題で。笑
原作も後半のパワーダウン感が否めかっただけに、原作に忠実にやるとやっぱ後半は失速するよね、っていう感じです。
まあ、なんやかんや文句はつけてますけど良かったですよ。
ドラマだと前半と後半がシームレスに観れて、原作程はパワーダウンを感じなかったし。
何より、やっぱ演出が良いです。
ネトフリ版を観たあと久々に映画版を観たんですけど、良いのは主要人物のビジュアルだけでストーリーも演出も結構退屈でした。
あと、よくよく見返すと結構原作と違いますね。
作品としては、確実にNetflix版の方が良くできていると思います。
サブキャラのキャスティングがハマっているので、そっちがメインになる後半も安定感がありました。
龍とちづのシーンも素晴らしかったし、何より矢野ちんとピンね。11話は後半ではベストエピソードだったと思います。
後半で話に絡んでくるケントを演じた鈴木仁も良い味出してました。
彼は当て馬的な役や、魅力的なサブキャラを演じるのが上手いですね。
まあ、個人的な欲を言えばケントは「イケパラ」の時の生田斗真で見たかったんだけど。笑
というわけで、かなり満足度の高かったNetflix版『君に届け』。
爽やかな気分が欲しい人はぜひご覧ください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?