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やっぱクリスマスムービーと言ったらこれよ。映画「ラブ・アクチュアリー」感想

毎年観ちゃうクリスマスムービー部門、堂々の1位。
ちなみに2位は「ホーム・アローン」です。

STORY:
クリスマスを間近に控えた、12月のロンドン。
街は華やぎ、人々の心は弾んでいた。新首相となった男、秘書の女、妻を亡くし義理の息子を心配する男、そして傷心の作家やその妻たちも、同じ空の下でそれぞれの時間を過ごす。
聖夜を迎える空の下、年齢も環境も違う19人が、愛情や慕情に彩られたさまざまな人間模様を織りなしていく。

多幸感溢れる群像劇がTHE・クリスマス

クリスマスって、個人的に幸せの象徴というか。
日本だと恋愛ってイメージが先行しがちなんですけど、老若男女がみんな笑顔で過ごせる時だと思うんですよ。

この作品は、そこを象徴的に切り取っているというか。
様々な人種・職業・年齢の登場人物の想いが折り重なり、ひとつの物語を紡いでいく。それが非常に心地良いです。
ストーリー的にはうまく行きすぎな部分もあったりしますけど、作品全体の空気感がハッピーなのでそれも良さとして捉えることができる。

もう19年前の映画ですが、クリスマス映画として今後も長く語り継がれていくと思います。
それだけ、物語の根底にあるものが普遍的なんですね。

ついでにいうと、クリスマスを間近に控えたロンドンの街並みも綺麗です。


物語の整理の仕方がうまい

普通これだけの登場人物が出てくると誰が誰かわからなくなったり、話についていけなかったりするもんですが。
その点、この作品はかなり見やすく仕上がっています。

それぞれ華のある人物を起用したというキャスティングの妙はもちろんのこと、話の運びがうまいですよね。
それぞれのストーリーで描きたいテーマがはっきり分かれていて、似たタイプの話がないのでわかりやすい。
2時間少々でちゃんと19人分の物語が描けている作品って中々ないと思います。


フリップで告白したくなるよね

作中色んな人物のエピソードがありますけど、やはりマーク(アンドリュー・リンカーン)の話が一番好きですね。
ベタベタだけど切な過ぎるし、最後のフリップを使っての告白はこの映画で一番の名シーンでしょう。

マジでこのシーンは泣ける。
一時期毎年この映画を男友達と観ていたんですが、毎回このシーンで泣いてました。男には刺さるのよ、この展開。

次点でダニエル(リーアム・ニーソン)とサム(トーマス・サングスター)親子の物語も好きです。
フィナーレも彼らで締まるし、実質的に主人公感あるよね。
作中の話ではないけど、二人とも俳優として今も一線にいるのもすごいよね。

言及し忘れてましたけど、ヒュー・グラントとキーラ・ナイトレイの圧倒的なビジュの良さもこの映画に煌びやかさを付与している大きなポイントです。
この二人を見ているだけでクリスマス感ありますからね。美男美女おそるべし。
スーツで人を殺しまくらない可愛らしいコリン・ファースが見れたり、やばそうな魔術をかけてこない優しそうなアラン・リックマンが見れるのも良いです。
ビル・ナイが主役のエピソードで冴えないオヤジ同士の仲間同士の愛を描いているものいいね。

クリスマスに何か映画が観たいけど、選択に迷ってる方は一度観てみるのもおススメです。

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