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アニメ『幽遊白書』の曲って良過ぎない?と思う30代の今日この頃

アニソンには元々名曲が多いわけですけど、OP・EDここまで全部名曲なのはこのアニメだけなんじゃないだろうか。

30代の男性にとって、『幽遊白書』はバイブルとも言える漫画です。
週刊少年ジャンプ黄金期の中でも、一時期は『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』の次ぐらいに人気ありましたよね。
アニメが放送されていたのは1992年から95年までの3年間。
僕は2~5歳だったので、リアルタイムで観てたのはかなり後半。
どちらかというと再放送の世代ですね。

アニメのOPは我々世代なら当然ご存知、『微笑みの爆弾』

今聴いてもめっちゃカッコ良いのは勿論、どこか切ない雰囲気なのが良いですよね。
ギターのカッティング、90’s感溢れる打ち込み音、ファンキーな間奏。
他の曲と全く似ていない変わったメロディなのに、何故かクセになるサビメロ。
そんな楽曲に、突き抜けるような歌声で少年の成長を描くような歌詞を乗っける。その結果生まれる心地の良い切なさ。
まさしく革命的な楽曲であると言える。

OPは放送全期間通じて『微笑みの爆弾』だったわけですが、何回か変わったED曲も名作揃い。
まず第1期OP『ホームワークが終わらない』

当時幼稚園の僕は「なんかカッコ良い曲名!」と思っていた。
よくよく考えると単に宿題が終わっていないだけなんだけど。笑

ノイジーかつスタイリッシュなイントロ、電子音混ざりのリフ…おおよそアニソンとは思えないカッコよさに満ちている。
そして、一気にキャッチ―に転じるサビ。
そこまでのメロディとのギャップが気持ち良いです。

転がる夢なんだよ 追いかけていたいのは

この歌詞もなんかよくわからないのに、何とも言えず良い。
「夢なんだよ」の後の「うぉうおおおお〜」みたいな部分が特に好きです。

そして、初めて高橋ひろ氏が起用された第2期ED、『アンバランスなKissをして』

こちらも”アンバランスなKiss”がどういったものかは全くわからないし、歌詞の内容は全く本編に関係ないんだけど曲が抜群に良いので問題なし(?)。
というか、『幽遊白書』の曲の歌詞ってこの曲に限らず潔いぐらいに本編と関係ないですよね。
でも、EDのアニメーションと合わせるとこれ以上ないぐらいに合うんだよなあ。不思議です。

第3期EDも同じく高橋ひろによる楽曲「太陽がまた輝くとき」

こちらもまた、名曲。
90年代感溢れるサビの歌詞もたまらんのですよ。

外は雨が まだやまずに
濡れてる人々と街が
それでも太陽信じてる
古いメロディー にじむシルエット
やわな生き様じゃとても
絵にはならないね

あ〜いいっすね〜。
やっぱ、感性が90年代なんですよね。良い意味で。
やわな生き様が絵にならない、なんて発想今の若者にはない気がする…この考えは僕が老害だからか?

しかし、高橋ひろ氏の楽曲はメロディがピカイチに良いですよね。
この曲も、古びた喫茶店のレコードで流れてそうなレトロな雰囲気が最高で。
一応中学生のヤンキーが主役の少年漫画アニメの主題歌ではあるんですけどね。

そして、僕が一番好きな曲が第4期OP『デイドリーム ジェネレーション』

キラキラ感あふれる打ち込み音が華やかなイントロ、色んな楽器がガチャガチャ鳴っているのに何故か調和しているサウンド。

なんでボーカルの声はこんなに力強いのに、切なさと哀愁が漂っているんだろうか。やっぱアレンジのおかげかな?感想のギターソロと電子音の絡みもカッコ良いよね。
印象的なサビを畳み掛けるような終盤、切なさも加速していく。
4分間あるとは感じさせないスピード感も堪らないです。

しかしながら、本編と全く関係ない歌詞なのに何故ここまで調和するのだろうか。
やっぱ、馬渡松子さんの歌声がメインキャラクター・蔵馬を演じた緒方恵美に若干似ているからだろうか?
真実は自分でもわからんです。

しかし、『幽遊白書』の楽曲は30歳を超えた今でも普通に聴きたくなる。
これから先の人生でも、定期的に聴き続けていくんだろうなーと思います。

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