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『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』が大ヒットスタート、シリーズ初の100億円突破なるか

シリーズ歴代最高記録は最早当確。

4月14日(金)に公開された『名探偵コナン』の劇場版最新作『黒鉄の魚影(サブマリン)』が、公開初日に興行収入8.5億円を突破。
前作『ハロウィンの花嫁』対比で163%というロケットスタートを切った。

『ハロウィンの花嫁』は最終興行収入97.8億円。
それをスタート時点では大幅に上回っている『黒鉄の魚影』は、シリーズで初めて100億円を突破する可能性が非常に高い。

コナン映画は、数年前から100億円に迫りながら僅かに超えられない流れになっていました。
初めて90億円台に乗ったのは2018年『ゼロの執行人』。91.8億円を記録し、安室さんの名前が一躍有名になった。
翌年の『紺青の拳(フィスト)』は93.7億円で、順当に自己記録を更新。
安室フィーバーの翌年に京極&園子が物語の主軸というのはいささか心配だったものの、キャラ人気に依存しない底力を見せた。

いよいよ100億円超えが迫った2020年だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で『緋色の弾丸』は公開延期に。
1年先延ばしになった2021年にようやく公開されたものの、今度は公開翌週に緊急事態宣言が発令。
『紺青の拳(フィスト)』比で約144%という好スタートを切ったものの、累計の数字は70億円台でストップ。
シリーズとしては9作品ぶりに前作を下回る結果となってしまった。

しかし、前述の通り『ハロウィンの花嫁』で復調し100億円目前まで到達。
近年『鬼滅の刃 無限列車編』を皮切りに『シン・ヱヴァンゲリヲン』『呪術廻戦0』『ONE PIECE  FILM RED』『すずめの戸締まり』『THE FIRST SLAM DUNK』と、国産アニメの100億円突破が続いていたが、『黒鉄の魚影』もその流れに乗りそうだ。

コナン映画は、突然前作より大幅に数字を伸ばす年がある(『業火の向日葵』(2015)44.8億円→『純黒の悪魔(ナイトメア)』(2016)63.3億円、『から紅の恋歌(ラブレター)』(2017)68.9億円→『ゼロの執行人』(2018)91.7億円)んですが、今回はその感じに当てはまりそう。
110億円ぐらいまでは普通にいくのでは。

恐ろしいのは、コナン映画は毎年上映があるということ。
『鬼滅』『呪術』ももちろんすごいんだけど、毎年上映されているわけじゃない。
コナン映画は年々数字を上げているため、今年100億円を越えれば来年以降も同等以上の数字を挙げる可能性が高い。
シリーズもの、年1回の上映で毎回100億円を超えるなんてそれこそお化けコンテンツである。

現在2023年のトップを走るのは129.4億円を超えてなおランキング上位を走り続けている『THE FIRST SLAM DUNK』
『黒鉄の魚影』はどこまでこの数値に迫れるか、注目です。

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