シーズン4開始直前!今語りたい「ストレンジャー・シングス 未知の世界」
ついに!!
いよいよ!!!
5月からシーズン4が始まるぞー!!!!!
というわけで、本日はNetflixのオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」について語っていきたいと思います。
「ストレンジャー・シングス」ってどんなドラマ?
まずは概要を説明いたしましょう。
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は、2016年7月15日に初配信されたNetflixオリジナルドラマです。シーズン3までが既に配信されており、2022年5月27日からシーズン4の配信が決定しています。
物語の舞台は1980年代、アメリカのホーキンスという架空の田舎町。
そこに住む少年少女とその家族が、異世界の脅威や巨大な組織の陰謀に立ち向かうSFアドベンチャーです。
記録的な視聴回数はもちろんのこと、更にエミー賞に39回ノミネート(うち6回受賞)、ゴールデングローブ賞4回ノミネート等、シリーズを通して様々な賞レースで175のノミネート、65超の受賞を誇る等、評論家の評価も高い作品です。
何がそんなに凄いのよ?
この「ストレンジャー・シングス」、何がそんなに面白いのかと言うと。
まあ、ぶっちゃけ全部なんですよ。
単純にストーリーがおもしろいのはもちろんのこと。
SF超大作も真っ青なスケール感たっぷりな映像。
80年代のポップカルチャーやファッションが楽しいスタイリッシュな演出。
映画好きにはたまらないオマージュシーンの連続。
(洋画好きの人はどれぐらい見つけられるのか試すのも楽しいかも)
シリーズを追うごとに成長していく子供たち。
このすべてが絡み合って、最&高の作品に仕上がっているわけです。
ここからは、各シリーズのあらすじと見どころを振り返っていきたいと思います。
一応、未見の人はネタバレ注意ということで。
シーズン1のあらすじ
ホーキンス中学の1年生であるマイク、ウィル、ルーカス、ダスティンの4人。
彼らはその日もいつも通りマイクの家に集まって遊んだ後、翌日学校で会うことを約束して別れる。
しかし、仲間の一人・ウィルがマイクの家から自宅に戻る途中で突然何者かに突然追われる。
必死に自宅の納屋に逃げ込むウィルだが、そこで姿を消してしまう。
ウィルがいないことに気付いた母親のジョイスは、心当たりがある場所を必死に当たるが見つけることができず。
警察署に出向き、古くからの友人であるホッパー署長に協力を仰ぐ。
はじめは単なる家出と考えるホッパーだったが、数時間後にハンバーガー屋を経営する友人・ベニーが死亡する事件が発生。
平和な田舎町で立て続けに起きた事件に、ホッパーは更に大きな陰謀を感じ取る。
一方で、ウィルを心配し独自に探索に乗り出したマイク、ルーカス、ダスティン。
彼らはウィルがいなくなった森で、一人の少女と出会う。
腕に「11(イレブン)」というタトゥーが彫られた彼女は、実は信じられない能力を持っていた…
シーズン1はここが面白い!
・伏線を見事に回収する”連ドラ”的なストーリー
あくまで個人的なイメージですが、「ストレンジャー・シングス」が面白くなるのはシーズン1の5話以降です。
もちろん、4話までが無駄なわけではありません。
というか、ここまでも十分に面白くはあります。
ただ、5話以降はそこまでに丁寧に種まきしたストーリーが一気に一つに繋がっていくんです。この感覚が実に気持ち良い。
主人公たちは、年齢別で3つのグループに分かれています。
まずはマイクをはじめとした中学生チーム。
そして、マイクの姉であるナンシーとウィルの兄であるジョナサンの高校生チーム。
そして、ウィルの母ジョイスと警察署長のホッパーの大人チーム。
彼らそれぞれの方法やルートで真実に近付いていき、それが交錯する瞬間。これがたまらんのですよ。
・”裏側の世界”という設定
主人公たちは、物語中盤で”裏側の世界”の存在に気付きます。
ウィルを連れ去ったのは、”裏側の世界”の住人である怪物だったのです。
”裏側の世界”は、文字通り普段生きている世界の裏側に存在するもの。
現実世界と隣り合うような存在ですが、普段は決して交わることのない世界。
しかし、怪物は時折表の世界に現れて人を攫う。
この設定が実に面白く。
言うなれば「仮面ライダー龍騎」のミラーワールドのような世界(例えがわかりにくいか)なわけですが、なんか実際にあるんじゃないかなーと思わされるんですよね。
通常の世界が”裏側”と繋がるときは、電球や照明が点灯するなどの見せ方もうまい。
映像的にも面白いし、アイコニックなシーンを生むことにもうまく繋がっています。
・登場人物が魅力的過ぎ!
登場人物それぞれが輝いているのとストレンジャー・シングスの魅力のひとつ。
実質的な主人公・マイクは子供ながら仲間想いのめちゃめちゃいい奴。
彼の大切な人を救いたいという純粋な想いが、物語を前に前に動かしていきます。
そして、ヒロインかつもう一人の主人公とも言えるのが正体不明の少女・エル。
協力な超能力を持ち、序盤から衝撃を与えてくれる彼女。
強力な超能力はどのように身に付いたのか?
彼女は何故囚われていたのか?
ウィルを誘拐した”何か”との関連は?
これが、物語の大きなキーポイントとなります。
そして、ムードメーカーかつ要所で意外とキレものな面を見せるダスティンと友情の厚さと行動力に溢れるルーカス。
子供たちチームは、彼らの視点で動いていきますが。
掛け合いや会話も本当面白いんですよ。
失踪したウィルの兄であるジョナサン、ジョナサンの同級生であるマイクの姉・ナンシー、そしてナンシーの恋人スティーブも事件に巻き込まれていきます。
この3人がまたナイスキャラで。
特にスティーブね。
最初はいけすかないスクールカースト上位キャラで登場するスティーブ。
しかし、彼は子供たちと交流を深めてどんどんファニーに、かつ頼れる兄貴分に成長していく。
その姿は、ある種「ストレンジャー・シングス」で一番の見どころと言えるかも。ファン人気も高いイメージです。
高校生チームにおいては、ナンシーがスティーブとジョナサンのどちらと結ばれるかも見どころの一つ。
そして、失踪したウィルの母親・ジョイスを演じるのはウィノナ・ライダー。
ウィノナといえばジョニー・デップと共演した「シザーハンズ」等ラブストーリーが印象的ですが。
この作品では、ちょっぴり過保護で向こう見ずだけど子供を思いやる気持ちを忘れない強い母親をうまく演じてます。
そして、大人チームのもう一人のメインキャラが警察署長のジム・ホッパー。
こういうSF作品では、大人キャラの察しが悪かったりしますが。
ホッパーは微塵もそんなところがありません。
むしろ、察しが良すぎるぐらいの刑事の勘と腕っぷしの強さで物語を力強く牽引してくれます。
ジョイスとホッパーの行動に筋が通っており未知の世界に対する理解力も高いことが、視聴者のイライラ感を生まないことに繋がっている気がします。
シーズン1はウィルの帰還、そしてエルが怪物を倒した反動で消滅してしまい終わりを迎えます。
そして、ホッパーたちは”裏側の世界”や怪物に関わることを公言しないといういう約束を取り付けられます。
しかし、ウィルにはまだ”裏側の世界”の幻影が見える。
そして、エルの生存も予感させつつシーズン1は終了。
実に気になる終わり方です。
シーズン2のあらすじ
シーズン1から1年後。
マイク、ウィル、ルーカス、ダスティンは相変わらず仲良く学校生活を送っている。
ルーカスとダスティンは、都会から引っ越してきたゲームの上手い少女・マックスのことが気になる様子。
しかし、マイクは消えてしまったエルのことが忘れられず。ウィルも時折”裏側の世界”に入り込んでしまうという事件の後遺症に苦しんでいた。
ハロウィンを直前に控えたある日。
ホーキンスで作物の大半が枯れてしまうという事態が発生。不審に思ったホッパーは”裏側の世界”の関与を疑う。
そして、消滅したと思われていたエルは実は生きていた。
なんとホッパーと一緒に暮らしているのだ。
しかしエルは、マイクに会えないことへの不満を募らせていた…
シーズン2はここが面白い!
・物語が大幅にスケールアップ
シーズン1の成功で製作費が増えたのか、元々その予定だったのかは定かではありませんが。物語のスケールが大幅にアップしています。
どこがっていうと、まず怪物の数。
前作ではずーっと1体が相手ですが、今回の敵は複数。というか、最終的には数えきれないぐらい出てきます。
この辺りはSF映画の名作「エイリアン」と続編「エイリアン2」を想起させますね。あれ、原題は「エイリアン」と「エイリアンズ」ですしね。
更に”裏側の世界”の描写も大幅に増加。
SF大作映画も真っ青の豪華映像が観れちゃいます。
・新メンバーも大活躍
シーズン2から追加されるメンバーもキーパーソン。
まずはジョイスの新たな恋人・ボブ。
優しい笑顔が印象的なボブは、物語でも重要な役割を果たします。
演じるのは80年代に大ヒットしたジュブナイル映画「グーニーズ」(1985)で主人公のマイキーを演じたショーン・アスティン。
80年代映画へのリスペクトが込められた本作。もしかしたら、キャスティングでもそれを意識しているのかも。
そして、マイクたちの通うホーキンス中学に転校してきた大人びた中学生・マックス。
シーズン2のストーリー上、エルとマイクたちはほぼ別行動。
そのため、実質的にヒロインの役割を果たします。
彼女とルーカスのロマンスもシーズン2の見どころのひとつ。
そしてマックスの兄・ビリー。
マックスに冷たく当たる彼ですが、それには理由があって。
彼らの関係性は、シーズン3の伏線ともなっています。
これらのメンバーが、人間ドラマを更に深く広いものへ彩っていきます。
シーズン2の最終回はまさに総力戦。
エルが異世界と現実世界を繋ぐゲートを超能力で閉じ、シーズン1終盤の会話に出てきたダンスパーティ「スノーボール」に参加。
エルとマイクがダンスをするシーンで物語は幕を閉じます。
シーズン3のあらすじ
ホーキンスの町に「スターコートモール」という巨大なショッピングモールがオープンし、連日大いに賑わっていた。
エルと付き合うマイク、マックスと付き合うルーカスはダスティンとの行動を嫌がるようになる。
昔のようにゲームで遊ぶこともなくなり、ダスティンとウィルは仲間との間に溝を感じるように。
一方、ホッパーはマイクとエルが一日中一緒にいることに不満を募らせる。そんな時、ダスティンが自主製作した無線装置「セレブロ」でロシア語の通信を傍受。再びホーキンスを不穏な空気が包み込む。
シーズン3はここが面白い!
正直言って、シーズン3が一番面白いです。
ある意味、これが「ストレンジャー・シングス」の一番すごいところかも。
普通、シリーズものって1か2が一番面白いのって定石だと思うんですけど。その理をぶち破っているからこそ今の人気があるんじゃないかな、と。
・登場人物たちが大いに成長
設定上、シーズン1から約2年の歳月が経過。
手足が伸びたマイクたちは、恋や友情など思春期特有の問題と向き合うことに。
そして、時間が経ったのはマイクの姉ナンシーやウィルの兄ジョナサン、スティーブも同じこと。
高校の卒業を迎えた彼らも、仕事のことで悩み始めます。
ホッパーもまた、娘のように接してきたエルが思春期を迎え接し方がわからない様子。
恋、友情、家族、仕事。
彼らはどのように成長し、それぞれの問題をどうやって乗り越えるのか。
ここまで来たら、2シーズンに渡って彼らの成長を見守ってきた我々の心境はもはや親。一人一人に感情移入しちゃいます。
ついでに、ルーカスの妹であるエリカもメインキャラに昇格。コメディリリーフとして笑わせてくれます。
そして、相変わらず美味しいところを持っていくスティーブ。
シーズン3では新キャラ・ロビンとの恋の予感も。
ロビンを演じるのは、「ビフォア」3部作をはじめとして様々な代表作を持つ俳優のイーサン・ホークと「キル・ビル」シリーズで知られるユマ・サーマンの娘であるマヤ・ホーク。
サラブレッドと言われるのも納得レベルの美しいルックスと高い演技力で「ストレンジャー・シングス」の世界に実に自然に溶け込んでいます。
・ラストバトルの盛り上げはシリーズ随一!
シーズン3の主な舞台は、大型ショッピングセンター「スターコートモール」。ここで繰り広げられる最終決戦が実にスペクタクル。
敵の親玉・マインドフレイヤーはサイズ・攻撃力共にシリーズNo.1。
絶対勝てねえだろこれ…と思わせられる強敵です。
しかし、子供達は知恵を結集してコイツに挑みます。
ドラマ的な盛り上がりも最高潮の中で繰り広げられる総力戦は非常にエモーショナルで、間違いなくシリーズ随一の見どころです。
そして、このラストバトルの中(厳密には同じ時間の違う場所ですが)でダスティンは恋人のルーシーと二人ミュージカルを披露。
これは本当に名場面なのでぜひ本編をご覧頂きたい。笑
終盤は、まさかの人物が意外な行動に出て生まれる感動も。
こんなにも笑えて、またそれ以上に泣けるフィナーレは中々ありません。
シーズン3はホッパーが命をかけた行動で異世界への扉を消滅させ、ジョイス達がエルと共にホーキンスから引っ越していくシーンで終了します。
強い絆で結ばれた彼らは、初めて離れ離れになることに。
物語はひとつの区切りを迎えたように見えたんですが…
シーズン4のあらすじ
ホーキンスに恐怖と破壊をもたらしたスターコートモールでの戦いから半年。
闘いが残した爪あとが癒えないまま初めて離れ離れになってしまったマイクたちは、それぞれが高校生としての新生活に馴染もうとしていた。
しかし、新たに恐ろしい超常現象が姿を現す。
シーズン4のここが気になる!
・ホッパーの生死
前作の最後、命を懸けた行動でホーキンスや仲間たちを救ったホッパー署長。
シーズン3で死んだと思われた彼ですが、予告で生存が確認されました。
シーズン4までの間、一体彼に何があったのでしょう。
・仲間たちの再会は?
シーズン3のラストで、ジョイス一家とエルはホーキンスを後にすることに。
一方、ルーカスも今やバスケットボールに夢中のようで予告では試合に出る姿が確認できます。
そんな彼らがどういった経緯で再び集まることになるのか。
この辺りも注目です。
・ファイナルシーズンに向けての展開は?
予告では、更に強力かつ知的な敵と対峙することになりそうな雰囲気。
実は、「ストレンジャー・シングス」はシーズン5を持って完結すると公言されています。
つまり、今回のシーズン4は最終章前編という雰囲気になる可能性が高いのです。
シリーズのフィナーレに向けてどういった展開を迎えるのか、注目です。
というわけで、今回はドラマ「ストレンジャー・シングス」について熱く語ってきました。
今からならまだ追いつける!
是非私と一緒に「ストレンジャー・シングス」を観ましょう(何様)。
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