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滑り込みシュトレンとローマッセ


シュトレンが遅ればせながら我が家にやって来た。

配送が遅れた、などの供給側の問題ではなく、買うのをずっと忘れていて今日になってしまっただけのことである。

本来、シュトレンとはクリスマスの四週間前(アドヴェント、待降説)から少しずつスライスして食べるものだ。前日に始めるものではない。しかし、タイミングを逃したからといって、今季はシュトレンなしというのも寂しいものがある。チャンスがあるのなら、待つ日を大晦日に変更して食べればよいのだ(そんなに大晦日は心待ちじゃないけど)。

初めて食べてからもう十年は経っている気がするが、未だに「シュトレン」と「シュトーレン」とで迷うし(発音上、前者が正しい)、特に私が好きな、真ん中の丸くて大きい黄色いやつが何かもわかっていなかった。


これを機に調べてみると、Wikipediaに載っていた二枚目の写真に黄色いやつの説明文が書いてあった。黄色いやつって何なのよと思っている方はちょっと見てみてください。すごくわかりやすく黄色がいますから……。


(ね! 丸くて大きくて黄色いでしょう! )


どうやら「マジパンローマッセ」というものらしい。マジパンと聞くとケーキの上にある、好き嫌いが激しく分かれがちな砂糖菓子のイメージしかないのだが、どうやらそれとは違うらしい。なんだか強そうだし、声に出して言いたくなるお名前……マジパンローマッセ!(満足)

主な材料は砂糖とアーモンドという点は同じだが、その割合がマジパンの場合1:1なのに対し、マジパンローマッセは1:2で、アーモンドの方が多い。そして、ローマッセの方のみアーモンドの粒が残っており、風味が強くなっているそうだ。

他にも加熱している/していない、といった違いやそれに伴う他の材料の違いもあるそうで、結構別物。そりゃあ今までマジパン属性(?)がシュトレンに入っていたなんて気付かないよな、と思った。

今回、黄色い奴がアーモンド系だったことを初めて知ったが、一方で納得した部分もあった。というのも、私はタルトのアーモンドクリームが好きなのである。仲間だと頭では知らずとも、味覚は正直なのだな……。


ここまで話して恐縮だが、今回買ったシュトレンにはローマッセが入っていなかった。しかし、これはこれで美味しいので、明日の分が今から楽しみだ。



(↓参考)


追伸:今回買ったシュトレンにマジパンローマッセ、入っておりました! 途中からひょっこり顔を出してくれました。

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