古びた日記のようなもの【詩】



空と宙の境界線は
プラスチックの溝からできていて
ぐにゃりと曲がりながら動く世界を
寸分たがわぬ動きで覆っているらしい


形が歪むたびに
キラリキラリと反射する透明な可塑物
空から宙も
宙から空も
ギリギリのところで見えないんだとか

そんな話が今朝の郵便受けに入っていて
色褪せた極薄の紙々が続きを待ち受けている
私に差し出すつもりも無かっただろう書き手は
この未踏地の秒読みすらしてしまいそうだ




最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏