プーパッポンカリーに挑戦
昨日、1月22日は「カレーの日」だったそうで。
昨日、いや一昨日の時点でカレーの日であることはわかっていて、カレーでも作ろうかしら、とも思っていた瞬間もあった。しかし、昨日はホボクリムで手一杯だったため、今日に延期ということになったのである。
どんなカレーを作るかは決まっていた。You Tubeで見たカレーが美味しそうだったのだ。
それはタイ旅行のVlogで出てきた、卵が入ったカレー炒めご飯なるもの。ゆで卵やスクランブルエッグのように単体の具材として入っているのではなく、全体に混ざっていて、もろもろとした感じだ。
動画のは大きなお肉が入っていて非常に美味しそうだった(実際、ご飯が進む味と言っていた)が、本当は海鮮カレー炒めご飯を注文していたようで、画面の中の彼はほんの少しだけ残念そうだった。
それを見ていた私は、卵入りのカレーって美味しそうだなあ、とお腹を空かせ始めていた。そして、いそいそと「タイ カレー炒め 卵」と検索。タイ語名ですぐに出てきたのはプーパッポンカリーとガイパッポンカリーの2つだった。
「ガイ」は確か鶏肉だったはず。では「プー」が何かしらの食材を指しているのだろう……と見ていくとカニ缶が使われていた。プーはカニという意味らしい。1つ賢くなった。
動画では海鮮を食べそこねていたし、カニを使うとエスニック度合いも増しそう。ということで、プーパッポンカリーに初挑戦することにしたのである。
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ここで謝っておかねばならないことがあるのだが、このカレーで決め手となりそうなセロリとパプリカ、使っておりません。合っているのは玉ねぎのみ。代わりに、かいわれとエノキを投入するという破天荒ぶりである。だって、パプリカは高いし、セロリは克服しきれていないというか……でも、クセのある風味は必要よね、という意味でのかいわれなので! どうかここは1つ!
あ、あとカニ缶も高いと思ったので(これに関しては売り場さえ見ていない)、カニカマです。ナンプラーも無いので代用調味料作りました。大事なところが全部違うじゃないか。
何もかも違うプーパッポンカリーだが、ちゃんと美味しかった。卵を入れる前の味見段階で頭に「!」が浮かぶくらい、好きな味だった。
ココナッツミルクは使っていないのに(これはレシピ通り)、それを思わせる風味もするし、クミンのスパイシーさもある。肝心の卵もバッチリ。これは良いレシピを発見してしまった。
しかし、さすがにカニ缶の代役にカニカマは荷が重かったようで、だいぶ影が薄くなってしまった。セロリ代わりのかいわれも、全体に馴染みすぎている。実はかいわれも苦手の部類に入るのだが、全然気にならなかった。喜ばしいことではあるけど、狙いとしては失敗しているというか……。
だが、それをひっくるめてもかなり満足のいく夕食だった。次はせめてパプリカ、それが無理ならピーマンを入れて、ちょっとでもタイの香りに近づけていきたい。
(参考にしたレシピはこちら↓)