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いちごと見せかけて……


いちごって人気ですよね。


○○狩りの定番だし、スイーツの素材としても引っ張りだこ。いちごを主役にしたスイーツビュッフェも開催されるし、少し前からりんご飴ならぬいちご飴(串に何個か刺さっているやつ)も流行っていた気がする。


私もその真っ赤でキュートな見た目に惹かれるものの、いちごパフェよりはチョコバナナパフェ、食べ歩きならいちご飴よりソフトクリームが食べたい。特にいちごを1パック使いました! みたいなパフェを見ると、それはパフェじゃなくていちごだよ……と思ってしまうのだった。




そのため、いちご押しのお店に足を運ぶ機会というのはなかなかない。

いちごを扱うだけあって可愛い雰囲気のところも多く、そのデザインは好みだったりもするのだが、あと一歩が踏み出せない。


「はこだて恋いちご洋菓子店」もそのひとつだった。


札幌の規模ならいざ知らず、函館では扱う分野を狭めるほどお店が続くかどうか心配になってしまう。

しかしこちらは2019年12月に観光地としても有名な西部地区に開店後、現在は函館駅内にも店舗を持っているという好調ぶりだ。


店名も可愛らしいが、実は「函館恋いちご」という品種があるのだそうな。スーパーでは見かけたことがないので、もしかしたらここでしか食べられないのかもしれない。


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存在を知りつつも訪れる動機を見つけられないまま、4年の月日が流れた。

しかし先日、友人がお土産にそこのプリンをプレゼントしてくれたのである。


ん? 様子がおかしいぞ?



赤、ないしはピンク色が出てくると思ったかた(たぶんみんなだよ)、期待を裏切ってしまい申し訳ない。

なんと驚くことに、かぼちゃプリンも作ってたんですねえ。さすがに私もびっくりした。いちご屋さんはいちごしか扱わないと思うじゃん。


あなたと出会えたこと、それは奇跡。


さあ、いちご屋さんのかぼちゃスイーツの実力を見せていただこうではないか……え、すごく美味しいんですが(ちょろい)。

味の前に質感の話をしたいのだけど、これがもうなめらかどころの騒ぎではない。なめ~からのとろ~とろなのだ。

すくった感じはギリギリ形をとどめているものの、口に入れると歯も舌も使わずして解けていく。このままパンに塗れるよってくらいのゆるさである。



そしてかぼちゃ味もきちんと感じる。気のせいでなければ、かぼちゃのざらっとした舌触りも感じられた。さらにカラメル層には固形タイプも待機。

しかしカラメルが割と強く、ほぼ食感要員となっていたのが少々悔やまれるところ。メイトーのなめらかプリンみたいに、カラメルなしでも成立すると思うんだよな。それくらい美味しいプリン生地だったのよ……ご検討のほどよろしくお願いします。


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密かに気になっていたお店の、さらに私の好きなかぼちゃスイーツをプレゼントしてくれた友人に改めて感謝を。ありがとう! ありがとう! ありがとう!


本店ではカフェもやっているため、いつか近くに行く機会があれば訪問してみたい。さすがにかぼちゃスイーツはこれ以上ないだろうし、本業のいちごスイーツを味わいたいと思う。









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