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”桃色”の甘酒


ひな祭り翌日。


桃の節句レイアウトは予想どおり解体されており、大袋のお菓子が並ぶという平常運転に戻っていた。


ひな人形があしらわれたケーキやカラフルな練り切りは値引きされ、同じく値引きされたりされてなかったりしている菓子パンのワゴンに仲良く収まっている。

クリスマス翌日に半額ケーキを狙うという流れをTwitterで見たことを思い出すも、アイスを食べる気満々だったのでスルーさせていただいた。



それに、ひな祭りケーキで目を付けていたのがシャトレーゼだったため、スーパーで買うのはちょっと雰囲気的にね……みたいな。スーパーに売っているケーキも美味しいのは知っているが、シャトレーゼの心持ちで見てしまうとどうしても華やかさに欠けるというかなんというか(ごにょごにょ)。


といいつつ、冷蔵コーナーにある長いロールケーキだったら話は変わってくるかもしれないな……というか、あれ? パンのワゴンに入っているということは常温保存じゃん。

スポンジ生地にクリームを挟んだような、これって限りなくお菓子に近いけどパンコーナーにあるからパンと見なして食べていいんだよね?そうだよね? みたいな菓子パンがあるけど、ひな人形ケーキもその類だったのかもしれない。

私が求めているのはパンとケーキの狭間ではなく、ケーキに全振りしているケーキ。あのとき買わなかった私の判断は正しかったのだ。はっはっは!


***


ところどころに感じるひな祭りの残り香は飲料コーナーにもあった。


なんと、ひな祭りブースで気になっていた桃の甘酒がいらっしゃるではないか。



缶の甘酒は甘すぎるので積極的には飲まないが、マスカット味のスパークリング甘酒はスッキリしていて非常に美味しかった。

その経験から「フレーバー等が入ればいけるのでは」という拡大解釈をしているのだが、桃は十中八九いける気がする。桃の天然水好きだったし。



桃天と甘酒は違うだろ! と思うかもしれないが……チッチッチ(ウザい)。

以前飲んだセコマの「米糀もも甘酒」、甘酒らしさを残しつつも桃の甘味がしっかり感じられ、なによりさっぱりしていて飲みやすかった。つまり桃×甘酒の勝利は約束されている!


(↓セコマの桃甘酒のお話。よろしければどうぞ↓)



期待に胸を膨らませながら一口。

……あれ、桃、いる?


舌から逃げただけかともう一口。


……普通の甘酒じゃね?



首を傾かせながら、改めて缶を見つめた。


どこもかしこも桃色だが‥‥‥


「桃色」……なだけか!


昔、DSの脳トレでやっていた色読みゲーム(漢字の読みと色が異なっていて、どっちかを答える)が頭をよぎった。しかし今回に関してはただの勘違いである。



……いや、情報を正しく読み取れていないという点では脳の老化だな。しょぼん。








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