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消しゴム忘れないで

実は毎朝子供の声で目を覚ましています。
というのも、家の前の駐車場が登校前の小学生の集合場所なんですよね。
ご近所のおじいちゃんたちも見守り隊として集まってるんです。
時間はぴったり7:30。

子どもとおじいちゃんの「おはよ~!」という声で私の朝は始まります。
ただ鬼の低血圧なので、目を覚ましてから完全に起き上がるまでのインターバルは長めのため、夢見心地で子どもとおじいちゃんの会話を聞いています。

今日の会話はちょっと面白かったです。

おじいちゃん「君ら忘れものだめだよ~ちゃんと消しゴムもっていくんだよ~」
子ども「消しゴムだけ!?あははははは」

寝ぼけながらもニヤリとしてしまいました。

巷では、幼稚園で遊ぶ子供たちの声を騒音としてクレームに入れる人もいるそうです。
正直わからんこともないくらい、子どもたちの声というのは大きく、よく通るものです。
五月の蠅のように、うるさいなあ、と思ってしまうこともないわけじゃないです。
でも誰しもが必ず通ってきた道なのです、子どもっていうのは。
自分自身が周りに配慮してたでしょうか?というか、配慮を強いられていたでしょうか?

きっとそんなことないはず。
なんか、息苦しくなっちゃったんですかね、世の中が。わからんけど。
のびのびとしている子どもたちを、微笑みながら見つめられる余裕がなくなっちゃったんですかね、知らんけど。

子どもが遠慮せず、ありったけの元気で過ごせる社会になればいいんですけどね。

そんな社会になったなら、私も子供たちに負けないくらいの大声で言いたいです。

「消しゴム忘れないでね!」


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