見出し画像

映画『佐々木、イン、マイマイン』を観て

今日もよろしくお願いします。

昨日、今話題の邦画、『佐々木、イン、マイマイン』を鑑賞してきました。

この記事は、作品の説明・感想というよりは、自分が特に印象的だった部分を記録したく書きます。


予告編や、前評判がとてもよく、映画系youtuberの、コンテンツ全部見東大生こと、大島さんも絶賛していました。

青春映画として、学生時代を描きながら、大人になった主人公たちの今を描き、過去と現在を往復しながら、観る者の心を揺さぶってゆく。

誰にとっての思い出も、昔の感情も呼び起こさせる、そんな誰にとってもの映画だった。


~うだつが上がらない俳優の主人公が、奮起していく物語~

主人公は俳優を志し、上京するもバイト暮らしで、鳴かず飛ばず。

別れた恋人とも、まだ同棲しているという、不思議な生活を送っている(それが全然仲悪くない)

偶然東京の職場で、地元の高校時代の友人と再会し、タイトルにもある、伝説の同級生「佐々木」の話題に。

主人公は「佐々木」との思い出を回想していく中で、自分の情熱や、封じ込んでいったものを呼び覚ましていく。


うだつの上がらない俳優として、バイト暮らしをしている主人公。

自分としても、音楽をやる人間でもあるので、耳の痛い場面が多かった。

「自分もはたして、主人公と同じようにやりたいことが本当にできているか?」と、自問してしまった。


そんな主人公であるが、彼の才能を認める、村上虹郎演じる同業者の須藤からのセリフが印象的だった、

「悠二さんは、芝居しかない。芝居をやるべき」

正確ではないが、こんなセリフがあった。



~「孤独は人と人の中にもある」~

俳優である主人公、悠二と劇作家(おそらく)とのやりとりで、こんなことを言っていました。

こんなことを劇作家が言っていて、印象的でした。

自分としても感じることが多いです。

確かに、一人でいるときの孤独というものもあるけど

人の輪の中に自分がいても、「自分が本当に思っていること、感じていること」を共有できない。

「自分の心の中の気持ち」を共有できないと感じるとき、人はたとえ人の中にいても孤独を感じてしまうものなのだと思います。

正直自分もそう思うことが多く、そう感じるということは、誰とも本当の意味で繋がれていないということ。

悪くもあり、いい面でもある。

友達がいないわけではないのですが、本当の意味での友人。自分の感覚を共有できる人は限られているなあと思います。

だからこそ、素晴らしい芸術に強く心を奪われ、そういうものへの造形が深くなったのかなとも思います。

素晴らしい作品には、自分の心の中にある感覚を表現してくれているものが数多くあります。


令和初頭に、邦画史に残るかもしれない。そんな作品と出会えました。

青春映画の大傑作として、

平成の「桐島、部活辞めるってよ」

令和の「佐々木、イン、マイマイン」

になるのかもしれません。分かりませんが。


自分のためのまとめ記事になり、読んでいただいた方に何か為になった部分があるかは分からないですが

内容を整理した、コラム記事も出したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?