見出し画像

20061104 一つ目のミジンコ

 中学生の頃の理科の教科書にミジンコの挿絵が載っていた。ミジンコの挿絵と言えば、図鑑でも真横から見た構図$${^{*1}}$$になっている。大抵、手を振り上げていて、坊主頭に尖った鼻で大きな黒い目が印象的であった。ミジンコの隣にはケンミジンコの挿絵があった。ケンミジンコの挿絵は真上から見た構図$${^{*2}}$$で、一つ目小僧のような絵だった。これを見て、ミジンコは目が二つあるが、ケンミジンコは一つ目だとずっと思い込んでいた。それにしても同じミジンコの仲間なのに目の数が違うのは妙だなぁと思っていた。

 実はミジンコも一つ目$${^{*3}}$$だった。

 因にミジンコは漢字で書けば「微塵子」、ケンミジンコは「剣微塵子$${^{*4}}$$」である。

*1 tPK_CLADOCERAB.jpg
*2 tPK_COPEPODA.jpg
*3 Water-flea anatomy - by Wim van Egmond
*4 20010915 ホタテエラカザリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?