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20090424 百歳まで生きる(3)

 そもそも百歳まで生きようと思った$${^{*1}}$$のは、「老いない技術$${^{*2}}$$」という本を読んだことによる。確か本屋か駅の売店で見かけて買った。

 その中には、「自分は健康である」と思い込むだけで、老化を遅らせることができると書いてあった。著書の中には非常に健康と思っている人とあまり健康でないと思っている人との死亡危険度が二倍程度違うことを示す図表$${^{*3}}$$が載っていた。

 「死亡危険度」というのがどういう定義なのかよく判らない。同じ人での比較、健康と思っている場合とそうでない場合の比較は不可能である。となると健康と思って一生を終えた人とそうでない人の寿命の比較だろうか。そうなると死亡の原因と言うのは人それぞれなので、単純な数量比較は難しそうな気がする。「自分は健康である」だと思い込むことが老化を遅らせることや長寿に貢献することは判るが、その度合いが「二倍」と言うのは、各個人にとってどういう意味があるのかさっぱり理解できない。

 死ねば終わりなので「死ぬ危険が二倍」と言われて何が二倍だと考えればいいのだろうか。一卵性の双子でしかも全く同じ生活環境だったとして、健康に関しての思いが全く逆の時、健康だと思っていた方よりもそうでない方が半分の寿命であるということなら 判りやすい。まぁ、常識的に考えてそんなことはあり得ないし、二倍なのは「危険度」であって、「寿命の長さ」とはどこにも書いてないので、別の指標なのだろう。

 「自分は健康だ」と思い込むことを「主観的健康感$${^{*4}}$$」と言うらしい。これで老化を遅らせる何らかの効果があると言うのはいい。簡単でしかも只である。思い込みは私の得意技なので、どんどんそう思い込んでいる。

*1 20090422 百歳まで生きる(2)
*2 asahi.com(朝日新聞社):老いない技術ム元気で暮らす10の生活習慣 [著]林泰史 - 新刊エクスプレス - BOOK
*3 元気で長生きの十か条 jikokennkoudo.jpg
*4 高齢者における主観的健康感の有用性に関する研究

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