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20041015 今年二回目の石垣島・西表島(3)

 仲間の一人$${^{*1}}$$が持ってきた虫取りのための本格的な捕虫網の柄はアルミニウムでできている。軽くて丈夫だからであろう。柄の素材は他にも色々ある$${^{*2}}$$らしい。

 持ち運ぶ時には柄と網とを分解する。いつも飛行機に乗り込む時は柄だけを手荷物として持ち込むらしい。今回もそうしていた。預け荷物$${^{*3}}$$にすると手続きが面倒になるようだ。アルミニウム製の棒というのは一般的ではないので危険物の類としてと見なされてしまうからである。

 結局は、手荷物として持っていっても係員に止められる。場合によっては簡単に済む場合があるらしい。預け荷物にすれば必ず面倒な手続きがあるようなので、手荷物にした方が断然効率的だという。

 件の柄は手荷物になっているが、本人の手を離れて乗務員が持ち込むことになった。飛行機を降りた後、手許に戻される。

 十数年前に私が新婚旅行でドイツに行った時のことを思い出した。飛行機に乗る前の荷物検査の時に持っていた一眼レフカメラのシャッターを押せと係員に指示された。その時は訳も分からずシャッターを押した。これはカメラの中に薬物などを隠し持っているかどうか確認だったのだろう。一眼レフカメラには一定の空間がある$${^{*4}}$$のでそこに物を隠すことができる。何かが入っていればカメラは上手く動作しない。

 もしこれが自爆テロリズムだったらどうなるだろう。カメラに仕組まれた超小型爆弾の起爆スイッチがシャッターだったらどうなるか。係員も命がけである。アルミニウム製の柄の場合、その中身が爆弾であれば、乗務員が持っても乗客が持って同じような気がする。ただ、自爆テロの起爆スイッチは犯人が押すようになっているはずなので、乗客の手から離すのは犯罪をくい止める有効な手段となっているのだろう。

*1 20041014 今年二回目の石垣島・西表島(2)
*2 捕虫網など
*3 日本旅行 : 海外旅行 旅準備
*4 Canon Technology ー技術のご紹介ー

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