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20061019 リンク(6)

 学研学習事典データベース$${^{*1}}$$と言うサイトがある。非常に有用なサイトで、匿名編者による「Wikipedia$${^{*2}}$$」より信頼がおける。

 ところが残念なことにこのサイトの各ページには「リンクを禁ず$${^{*3}}$$」といちいち書かれている。リンク禁止を表明する意味は全くない $${^{*4}}$$。本来は勝手にリンクできるのだが、止めて欲しいというのにやってしまうというのは大人気ない。そこでこの記事に於いては「Internet Archive$${^{*5}}$$」を介して間接的にリンクしている。これならばリンクを設定しているのは雑記草ではなくInternet Archiveだから、リンクを禁止しているところから文句を言われる筋合いはない。

 それにしても何故「リンクを禁ず」なのか。サイトの解説には実験的な公開とある。実験なので、いつ公開を停止するか判らない、従ってリンクを設定して貰っても見られない可能性が出てくる。これでは閲覧者に迷惑が掛かるのでリンクは避けてください、という意味だろうか。本当にそうなら大きなお世話である。自分の責任でリンクを貼るのだからリンク先が消失しようがそんなのは関係ない。リンク先が消えたから文句を言う人がいるのか。いるとすれば間抜けの実存$${^{*6}}$$が証明できるので、それはそれで有用なことである。

 そうではないだろう。リンクの設定を転載、複製、改変、印刷、翻訳等の原著作者の権利に関る行為の一つと勘違いしているに違いない。このサイトは1999年に公開しているらしい。それ以来、内容の見直しはされていないと推測される$${^{*7}}$$。当時はリンクをこう考えていた人が多かった。リンクの設定はweb上のページの住所を記述するだけの行為なので、何ら原著作者の権利を侵害しない。原理原則を理解すれば間違うはずがないが、ついつい感覚的表面的に捉えてしまうから仕方がないのだろう。

*1 『学研学習事典データベース』について
*2 20060501 ウィキペディア(2)
*3 節足動物
*4 20000713 リンク
*5 20040315 リンク(3)
*6 20031018 バカについて
*7 Internet Archive Wayback Machine

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