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紙幣をなくそう!

最近私のよく行くスーパーにもセルフレジが設置されました。まだ有人のレジもありますが、自分は買うものが少ないのでセルフレジを使っています。

ある時、有人レジに行列が出来ていたので、いつものようにセルフレジのところに行くと、その日はセルフレジにも行列が出来ていました。

普通に一番後ろに並ぼうとしたのですが、よく見るとセルフレジにも2種類のレーンがあって、

現金支払い可レーンとキャッシュレス決済のみレーン。

驚くことにキャッシュレス決済のみレーンは並んでいませんでした。

私としてはすぐに買い物が出来て、とてもラッキーだったのですが、皆どうしてキャッシュレス決済にしないのか。

日本人の現金主義

支払いには紙幣や硬貨を使うのが当たり前という意識が日本人に染みつきすぎています。

小さい頃から現金を使うのが当たり前でその習慣を変えられないからなのか、テレビとかで札束が飛び交うのを見たりする影響なのか、デジタルへの過度な拒否反応なのか、分かりませんが、現金に対して過剰な信仰があります。

特に地方に住み出してから、なぜ現金にこだわるのかが余計に分からなくなりました。

首都圏に住んでいる人は分からないかもしれませんが、地方にはメガバンクのATMが近くにないことが多いです。コンビニでおろそうと思えば、おろせますけど(これがいけないのかな?)。

私は地方のATMの少なさから支払いはほとんどキャッシュレスになりました。ATMには、まとめて大金を下ろすために年に数回ほど。

キャッシュレスにすれば支払いも楽になります。レジの前で小銭を一生懸命数える必要もなくなります。支払い履歴が残りますから、後から見返した時に何にどれくらいお金を使ったかを把握するのもとても楽になります。

メリットをいくらあげても「まあ現金でも支払いできるし現金でいいよ」という人が多いかもしれません。


どうやったら日本人にキャッシュレスが浸透するようになるのでしょうか。


紙幣があるから紙幣で支払いできてしまう。紙幣をなくせばいいのです。

例えば、お会計1万円の場合、1万円札1枚を出せば支払いができてしまうから現金主義を辞められない。これがもし紙幣がなかったら、500円玉20枚あるいは100円玉100枚で支払うことになります。

面倒くさいですよね。お金を持ち運ぶのも大変になります。この面倒くささ不便さが重要なのです。

確かに私も首都圏に住んでいる時はどこにもATMがあったため、何かあればすぐに現金を下ろして現金を使っていました。ところが地方に住んで近くにATMがない不便な環境になると「別に現金で支払う必要もないのか」と思うようになりました。

今までの習慣を変えられないのは不便さが足りないから。あえて不便さを作り出していくことが習慣を変える原動力になるのです。


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もうすぐ新紙幣が発行されるそうですが、正直意味が分かりません。

新紙幣発行じゃなくて旧紙幣回収の方がいいんじゃないですか。

もちろん最初のうちは混乱は避けられないでしょう。でも、キャッシュレス決済が出来るようにシステムを変えていくいい機会になるはずです。

何か新しい試みをするためには変わり目の時期の多少の不便さを避けられません。しかし、その不便さは永遠に続くわけではなく、新しいものを取り入れるための必要なステップなのです。

青天を衝く必要はありません。渋沢さんの出る幕はない。

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現金がなくなるかと言えばなくなりはしないです。現金の良いところ?は足がつかないことです。キャッシュレスであれば、全てデジタルデータとして正確に記録が残ります。脱税とかも出来なくなります。

デジタルで記録が残ると困る人がいるから現金はなくならないのです。

何とも悲しい理由ですが。



じゃあ、またいつか会いましょう!

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