【精神科医の読書術超実践編1】目的地を把握する~「パラパラ読書術」

・まず、全体を把握してゴールと読み方を決める

本を読むスピードが遅い人は、はじめに「まえがき」の最初の1文字から順に読み始める場合が多いでしょう。

一方で、本を読むのが速い人は、全体をパラパラと見通して、まず全体を把握してから読み始めるという人が多いはずです。そこには、3つの目的があります。

①全体を把握する

②本を読む目的を設定する

③「速読」か「精読」かを決める

まず、本を本格的に読み始める前に、目次に目を通し、全体をパラパラと見通して、全体を把握します。次に、その本を読む目的を決めます。その本から何を学びたいのか、その本から何を知りえたいかを定めるということです。3番目に、「速読」で読むか、「精読」で読むかを決めます。本の内容の濃さ、密度、引用文献の多さ、翻訳がどうか、などを分析すると、その本を「速読」で読めるのか、あるいは一字一句「精読」でしっかりと読まないといけないのかを見極めることができます。

このパラパラ読みをすることで、本を読む速さもアップし、その本からの学習効果も高まるという、一石二鳥の効果が得られるのです。

【パラパラ読書術。】

「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑著 より

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