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【精神科医の読書術超実践編2】知りたい部分を先に読んでしまう~「ワープ読書術」

・本は最初から一字一句読む必要はない

「本は最初から一字一句読まなければいけない」なんてルール、誰が決めたのでしょう。

実用書と呼ばれる本の多くは、最初から一字一句読む必要はありません。なぜならば、それらは何らかの方法やノウハウについて書かれた本ですから、最も重要なのは「方法」の部分なのです。しかし、実際の書籍には「根拠」「裏付け」「実例」なども、ページ数の多くを占めています。そこで、「方法」の部分に最速でたどりつくコツをお伝えします。

まず、「この本で一番知りたいことは何か」を考えます。そして、その知りたい部分を先に読んでしまう。まず本を開いたら、目次を見て、一番知りたいことがかかれている部分が何章にあるのか目星をつけて、その「結論」が書かれていそうなところに、いきなりワープします。そのページを読んでさらに、知りたいと感じたところ、深堀したいところ、疑問に感じたところがあれば、再度目次などで目星をつけて、そのページにワープして読んでいきます。このように何回かワープを繰り返していくと、その本で一番知りたい部分の要旨が分かります。

まず、ワクワクするような自分の知的好奇心を先に満たす。ドーパミンの分泌を促すので、やはり記憶に残りやすくなります。

だいたいアウトラインをつかんだところで、はじめて最初のページに戻り、そこから読み始めていきます。読み逃していた重要な事実がないか、見ていくわけです。既に全体のアウトラインをつかんでいることによって論旨が見えているので、最初から一字一句読むのに比べて、圧倒的に読むスピードが速くなっています。

【ワープ読書術。】

「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑著 より

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