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【エフォートレス思考】無駄を最大限削ぎ落とすには?

どうも、Yusugeでございます。

皆さんは努力に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方は、あらゆるものを犠牲にして、時間をかけて何かを成し遂げるイメージが強いのではないだろうか?
そのような概念を覆す本の名は、『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』である。

本書の目的は、エフォートレスな状態を、もっと頻繁に、もっと確実に体験してもらうことである。
そもそもエフォートレス思考とは、文字通りエフォート(=努力)をレス(=なくす)する考え方であり、3ステップで構成されている。

1. エフォートレスな精神
2. エフォートレスな行動
3. エフォートレスのしくみ化

本書では、バスケットボールのフリースローを例に挙げている。

1. エフォートレスな精神
ゾーンに入るために、ボールを2、3回バウンドさせる。

2. エフォートレスな行動
膝を曲げ、肘を正しい角度にセットし、最小限の動きでボールを放す。
この段階で、選手は頭を使っていない

3. エフォートレスのしくみ化
何度でも同じように正確なフリースローを再現する。

それぞれ3つのステップについて行動経済学、心理学、哲学などの観点から言及されている。
個人的に深く刺さった2つのトピックについて触れたい。

一つ目は、早く着くために、ゆっくり進むである。
自身の好不調の波に関わらず、決められたペースで進むことを推奨している。
すなわち、目標達成に向けた上限と下限の設定(X以上、Y以下)である。

例えば、英語を上達させたいのであれば、1日10分以上は勉強し、1時間は超えてはならないと設定する。
下限の設定のポイントは、モチベーションを維持できる程度に高く、予想外のトラブルが起こっても達成できる程度の低さにすることだ。
特に下限の設定の仕方が秀逸であり、これを毎日続けることで無意識に行動をすることができるだろうと感じた。

二つ目は、シンプルに伝えるである。
とにかく伝えたいメッセージを明確にし、単純化することを説いている。
無駄に難しい言葉を使ったり、頭のよさを見せつけたりしないことを強く言及している。つい先日、パートナーと妹から似たようなことを指摘されたので、早急に改善しなければと心に誓った。

経営戦略に携わる上で、エフォートレスな思考を身につけることが、自身にとっても会社にとっても成果の最大化につながることを、信じている。

それでは。

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