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セルフマネジメントができないのは脳のせい!?あなた自身をコントロールする脳の要所を知る「フリーズする脳/築山 節」

こんにちは

本日は読書録。
タイトルは「フリーズする脳」です。
現代人の生活が脳の働きを鈍くして「フリーズする脳」を引き起こしているとしています。15年前の本でしたが、いまでも十分に通用する内容でした。

作者の築山 節先生は同時期に出版した『脳が冴える15の習慣』がベストセラーだそうでこちらをご存知の方もいるかもしれません。

フリーズする脳とは

「フリーズする脳」とは、物忘れ等の軽度のボケや記憶力の低下、予定を建てられないとか衝動的に動いてしまうといった特性を指した造語です

いまどきはそんなないですが、当時のPCはシングルコアCPUでメモリも今よりずっと少なく、複数アプリを起動しての操作をすると動作を停止(フリーズ)してしまうものでした。それを由来としています。

フリーズするPCと同様に実生活を送るには致命的ではないものの、仕事のクオリティや人間関係に影響を与える程度にこういった症状が出ている方が例としても挙げられているのでわかりやすいです。
メールを起動しても文面がちっとも思い出せない(思いつかない)人なんかは読んでてどきっとしました。

記憶力に不安あり

この本を手に取ったのも、本書の概要を読んで「間違いなく僕のことを書いた本だ!」と感じたからです。
その頃、といっても2ヶ月前くらいですが、記憶力の無さに若干不安を覚えていた時期がありました。人の名前や顔を覚えられない、物事を忘れてしまうなどなど。
また、長期にわたって物事に取り組むことも苦手で衝動的に動いてしまうといった性格もありました。本書の中にも同じような方が記されています。

脳はなぜ弱る

ずばり「フリーズする脳」とは脳の前頭葉と呼ばれる部分が弱ってしまうことです。この前頭葉は感情と思考を司る部分で、前頭葉の働きが弱まると感情優位に、前頭葉が活発になると思考優位に動くようになります。

前頭葉を弱らせてしまう要因は現代人の生活スタイルにあります。

仕事や学校でパターン化された生活
人と接することがすくなく
余暇時間はネットサーフィン(今ならSNSなどか)に費やすなどして
なんとなくですごしてしまう

同じことの繰り返しや自分で考えて決めていくようなことをしていかないと脳はだんだんと弱ってしまいます。脳にはおよそ150億個の細胞があり、これらの繋がりによって脳神経ネットワークとして正常に機能しますが、弱った脳は繋がりが絶たれて単体の細胞となってしまいます。
これが「フリーズする脳」の正体です。

フリーズする脳を改善するには

これは地道に脳を使って生活していくほかありません。

日々の生活に新鮮さをもたせたり
会話や書くなどしてアウトプットする
このようなことを続けていくことで、前頭葉が少しづつ活発になって思考で自分をコントロールできるようになるそうです。

僕はこの部分を読んで心底感心しました。ちょうどアウトプット大全を読み切って日記やnoteをはじめてアウトプットをしていこう!と心に誓ったばかりだったからです。自分の方針が間違ってなかったんだと保証されたようですごく嬉しくなりました。

少しづつだけど改善中

日記やnoteを1ヶ月半くらい継続していることで少しづつですが、思考優位というか衝動的な部分が弱まってきていることを感じています。以前よりも自分をコントロールして物事に臨めるようになったし、書いたり話したりするときに意見もでてくるようになりました。
あと、頭がよく働く時と働いてない時が感覚でわかるようにもなってきました。毎日、よくなってるというわけにはいきませんが、三歩進んで二歩下がるように着実に自分が改善、進化してきています。
引き続きアウトプットに励んでいくようにします。

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