midorino

風と香と草。

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最近の記事

ラベンダーの良い香り

夜ベッドに入るとき、アロマディフューザーに精油を落とすのが習慣になりつつある。そのときの気分に合わせて、これかなと思うものを選ぶ。1種類だけのときもあれば、2〜3種類をブレンドすることも多い。 いま手元にあるのは13種類。精油の勉強を始めたばかりで、ブレンドといっても手探りな部分が多いけれど、漠然と思い描いていたものに近い香りができると単純に気分が良い。 今夜のブレンドも成功だった。 選んだのは、ベルガモットとゼラニウムとラベンダー。 少し甘めの、心が安らぐ香りを求めて選ん

    • すべて怠惰な一日

      ここ2、3日の間、何もする気が起きなくて怠惰に過ごしている。生活リズムも乱れ、食生活も乱れ、仕事も進まない。 とくに今日はひどかった。試しに、今日やったことを順に思い返してみよう。 朝8:00ごろに起きて、まず仕事をしようかと迷いつつ、やっぱり仕事は後で、と後回しに。代わりに川端康成の『美しい日本の私』をおもしろく読んだ。角川ソフィア文庫のもので、収録されている順に「花は眠らない」「美について」「美しい日本の私」の3本。はじめの2本は比較的易しくさらっと読んだが、「美しい

      • 夕暮れの庭で

        昨日今日と天気がとても良く、昼間は暑いほどだった。けれども夕方17:00を過ぎれば、太陽は山の方へと退き、涼やかな夕風が吹き始める。その時間を見計らって、庭のベンチに腰を下ろし、1時間ほどぼーっと風に当たった。 沈みゆく太陽の光が目の端にキラキラと揺れる。風に吹かれる庭木の緑、細波をつくるデルフィニウムの青、木陰の地にはドクダミの清潔な白い色がポツポツと浮かび上がる。そして遠く庭の向こうには、麦畑の黄金の輝き。東から吹くやさしい風に当たりながら、それらを順々に眺める。空には

        • 麦秋とゴッホ

          数年前に初めて「麦秋」という季語を知った。それが秋ではなく夏の季語であるということも。私の実家の周りは麦畑なので、言われてみれば確かに梅雨前の5月の終わりから6月頃に麦の収穫が行われていたな……なんてことを思い合わせて、なるほどなと納得したものだった。 8年ぶりに実家に戻ってきた今、黄金色に色づく麦畑を目の当たりにして、いよいよ「麦秋」という言葉が実感を持って感じられる。 そんなことを思っているうちに「麦秋」あるいは「麦の秋」という季語を用いた俳句にはどんなものがあるのかと

          バイカウツギ

          久しぶりの晴れがうれしい一日でした。 庭ではバイカウツギの花が盛りです。青い空に白い花が映えてとってもきれい。 成長すると3mの高さにもなるというバイカウツギ。我が家の木も2mほどの高さになり、新しい枝先に次々と花が付きます。 あまりにも花が多くギュウギュウなので、昨日と今日で少し剪定しました。小さく切った花は小瓶に挿して……。 バイカウツギの花は、甘くさわやかな香りがします。庭のみかんの花と似た匂いがするな〜と思っていたら、やっぱり「オレンジの花に似た香り」と色々なとこ

          バイカウツギ

          ミントのフェイシャルスチーム

          花粉症がひどいので、庭のミントと精油でフェイシャルスチームと蒸気吸入をやってみました。 花粉症というと一般的なのは2〜3月頃のスギ花粉ですが、私はそのスギ花粉が終わっても5月になると今度はムギ花粉で苦しむのです。 今年2月に、実に8年ぶりに実家に戻ってきたのですが、地元は二毛作が盛んな地。今の時期は家の周囲も麦畑となり、部屋の窓を開けただけでも(いや開けずとも)くしゃみ連発。8連発、9連発ともなれば呼吸も苦しくなる。そして常に鼻はつまり、目はかすみ、頭はぼんやりと重い……

          ミントのフェイシャルスチーム

          四つ葉のクローバーを本に挿む

          本が好きなので、出かけるときはだいたい1冊本を持って出る。そして、出かけた先の山やら原っぱやら公園やらで四つ葉のクローバーを見つけると、摘み取って、その日選んで持ってきた本に挿む。 いつの頃からか、自分の中でそういう行動が身についていた。 この記事のアイキャッチに使用した画像は、一昨年の春、ピクニックをした原っぱで摘んだもの。 ↑こっちの画像は、さらに前のもの。ドライブに出かけた先の川原で見つけて、そのとき持っていた歌集の気に入った歌の頁に挿んでおいた。 * あると

          四つ葉のクローバーを本に挿む

          手作りのカモミール化粧水

          庭のカモミールがこぼれ種でどんどん増えて、もはやお茶にするだけでは消費が追い付かない……。(いや、頑張って消費しなくても咲いているだけで可愛いから良いのだけど。) でも、こんなにあるんだから何か活用できないかなと思い、化粧水を作ってみました。 ※カモミールはキク科の植物なので、キク科アレルギーのある方は注意です! ネットで調べるといくつか作り方が出てくるので、詳細はそちらへ譲ります。(それらを参考にしつつ適当に作りました。)私は専門家ではないので、大雑把な手順のみ記してお

          手作りのカモミール化粧水

          デルフィニウム 2

          早速デルフィニウムのつぼみを確認してみました。 人の観察眼というか想像力というかは、本当にすごいですね。言い得て妙というか、見事にイルカだった。 てっぺんの2つのつぼみ、イルカに見える。 ぷっくり具合が、なんとなくシャチにも見える? *** 昨日、花の色に触れたので、今日は色の違いが分かるように何枚か写真を撮ってみました。 濃い紫色に青の斑点。 こっちは青が筋状に。 青の割合が高いもの。 こっちは薄い紫に近い色。 そして再びイルカ。 植物をまじまじと観察する

          デルフィニウム 2

          デルフィニウム

          最近は雨が続いていて、人間は鬱屈としているけれど、庭の植物たちはなんだかみちみちとしている。庭は次々に色々な花が咲くし、毎日見ていても飽きない。 今はデルフィニウムの勢いがすごくて、わんさか咲いている。花色は全部青だけど、少しずつ違う青。紫に近いのや、ブルーと呼びたいような濃い青色、儚いほどに薄い水色もある。 初夏の晴れた青空の下よりも、白く霞んだ曇り空の中でのほうが、この花は素敵に見える気がする。なんとなくだけど。 *** ちょっと調べてみたら、Delphinium

          デルフィニウム