ミントのフェイシャルスチーム
花粉症がひどいので、庭のミントと精油でフェイシャルスチームと蒸気吸入をやってみました。
花粉症というと一般的なのは2〜3月頃のスギ花粉ですが、私はそのスギ花粉が終わっても5月になると今度はムギ花粉で苦しむのです。
今年2月に、実に8年ぶりに実家に戻ってきたのですが、地元は二毛作が盛んな地。今の時期は家の周囲も麦畑となり、部屋の窓を開けただけでも(いや開けずとも)くしゃみ連発。8連発、9連発ともなれば呼吸も苦しくなる。そして常に鼻はつまり、目はかすみ、頭はぼんやりと重い……。つらい!!!
そんなわけで、清涼感のあるミントを使って花粉症の症状緩和を試みたのです。
これがフェイシャルスチーム。
やり方はとっても簡単で、耐熱ボウル(洗面器などでもOK)に熱々のお湯を注ぎ、お好みのハーブや精油を加えて、立ちのぼる蒸気を顔に当てたり吸い込んだりするというもの。
正確には、スキンケアを目的としたものがフェイシャルスチーム(蒸気を肌に当てる)で、喉の痛みや鼻づまりの症状緩和を目的としたものが、吸入(蒸気を口鼻から吸い込む)です。どちらも目的は違えど方法は同じなので、同時にできて一石二鳥。
今回は庭に咲いていたレモンミントを使用しました。名前の通り、ほのかにレモンの香りがするミントです。(葉っぱの緑色だけだと少し寂しいので、彩りにカモミールとピンク色のカタバミの花も加えました。)
そして精油は、ペパーミントを1、2滴。
湯気の上るボウルの真上に顔を持っていき、目を閉じて静かに蒸気を当てると、湯気の温かさで顔の筋肉がほぐれるような感覚がありました。
鼻から蒸気を吸い込むと、ペパーミントのスーッとした香りが、花粉症で苦しい鼻に快く通っていきます。
このとき、頭の上からバスタオルを被ってボウル全体を覆い、蒸気が逃げないようにするのがコツです。人から見るとけっこう怪しい格好ですが(笑)
でも本当にすっきりします!!!
洗顔をしたような、というか、もはや入浴後のような気持ち良さ。すっきりぽかぽか!
くしゃみや鼻づまりなどのつらい花粉症の症状も、数時間おさまりました!感激!
注意点としては、
・事前にメイクは落としておくこと。
・使用する精油やハーブによっては、目にしみる成分を含むものがあるので、必ず目を閉じて行うこと。
今回はカモミールとカタバミの花も入れましたが、好きなお花も一緒に入れると見た目も華やかで楽しめます。
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ペパーミントの精油は、抗菌、抗ウイルス、抗炎症、鎮静などの働きがあり、花粉症の予防や、鼻づまりなどの呼吸器系の不調にも役立つとされています。
※乳幼児、妊産婦、授乳中の方、てんかんのある方はNG。刺激が強いので敏感肌の人も注意。
【参考文献】
・内閣府認証 特定非営利活動法人 日本統合医学協会 公式テキスト1
・林真一郎『メディカルハーブとアロマテラピーに強くなる! ハーブと精油の事典』(2010)
・栗原冬子著、佐々木薫監修『新版 アロマテラピーレシピ事典 3ステップでアロマを100倍楽しむ』(2019)
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