祖母の馬油、祖父の読み聞かせ。
発達でこぼこシンママのゆずです。
さてさて昨日の宣言どおり、
「きのう何食べた？」映画と銭湯を
楽しみましたよ。
今日は秋分の日にふさわしく、
秋風が心地よく、部屋中に風を通し、
おふとんを干して、クッションにごろん。
子どもはドラえもん映画。
私も隣で、映画を楽しむ休日。
今、大好きな人。西島さん。
「きのう何食べた？」とともに
今観返しているのが
Tverで配信中「真犯人フラグ」。
西島秀俊ずくし。
目尻のあの優しさたまらないです。
あの愛を返せないままだった。
家族の思い出シリーズ。
家族じゃなくてもいい、
みなさんも大切な人を思い出してみて。
「一人で生きているわけじゃないんだから、
家族を大事にしてあげて」
（映画ではシロさんのお父さんお母さん）
劇場版「きのう何食べた？」でのエンディングのケンジのセリフ。
誰もが誰かに愛されている存在だから。
今日は母方の祖父母についてお送りします。
初孫の私はとてもかわいがってもらったと
思います。
祖母は、何でも取っておくタイプの人で、
積層？の中から何かを見つけ出しては
「あんたこれいるんちゃう？？」
(関西弁ですが、転勤族の妻である祖母は
関東にいても一人、出身地の関西弁です）
と私にいつのものかわからないものをくれます。
つっこみどころに困る。
そんな祖母といえば「ソンバーユ」。
ご存じでしょうか。
馬油は数多くあれど、こちらは老舗。
安定の使い心地と保湿力。
（宣伝部隊ではありません笑）
祖母は私が遊びに行くとき、しょっちゅう
これをくれるのでした。
「やけどにも効くし、クレンジングにもなんねん」と布教されたような。
ヘビーユーザーである彼女の肌は
昭和１桁生まれのそれとは
思えないつややかさと白さを維持しています。
馬油すごい。
そして何十年も使いつづける祖母の愛も。
亡くなった後病院を整理したときに
いくつかまだ馬油をため込んでいたらしく
(病院にまで！？）
母と二人半分こしたのでした。
大事すぎて使えない、
と母はいつまでも取っているそうですが、
私は祖母がそばにいるような
感じを受けとめながら、
肌にそっと塗っています。
あの白さになれるかなあ。
そんな祖母を遺して逝ってしまった
祖父。
最後まで料理も家事もこだわりを
持ってきちんとするまじめな人でした。
私の東京デート相手はほとんど
祖父。
どこでも連れて行ってくれました。
駅員さんに本当はなりたかった祖父は
スケジュールを組んでそれがその通りに
いくのが生きがいの、
時間に厳しい人でした。
でも、それより大事にしてくれたのが
読み聞かせの時間。
私と弟を一緒のふとんに入れて
祖父を挟んで。
絵本ではなく、
文庫本を即興で子どもに向けてアレンジ。
(今思えばすごい！）
後に浅田次郎など私に仕込む祖父は
孫を楽しませる演技力も素晴らしかったのです。
２人にあの愛を返しきる前に、
もう会えない存在になってしまいました。
そこで見ていてね。
祖父母の家で、
仲良く写真が向きあう2人。
初めは正面を向いていたのですが、
いつの間にか弟が写真の向きを変えて
いました。
お互いを見つめ合う祖父母。
ケンカせずに、ワガママ言わずにね。
末永くお幸せに、ありがとう。
今日も読んでいただいてありがとうございました♪
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