見出し画像

【今でしょ!note#67】 自分より若い人を見て仕事する

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

今日は、せめて30歳過ぎたら、自分の上の世代からどう見られるかではなく、若い世代の人から学び、若い人たちからどう見られるかを意識して仕事しましょう、というテーマで書きます。


若い人から学ぶ

自分より若い世代から学ぶことはとても多くあります。

どうしても仕事のような環境では、経験年数が上の世代の方が長くなりがちなので、「若い人のほうが経験が浅く、その分仕事の知識も少ない」という構図になりがちなものの、若い人の感覚や振る舞いから、学ぶべきことはたくさんあります。

活躍されている人はよく言われますが、仕事をし始めた頃は、自分より上の世代の人に囲まれて仕事をしますが、自分が年齢を重ねてくると、自分よりも若い人がお客さんやビジネスパートナーになるケースが増え、その人たちが何を考えているのか、どういうスピード感・価値観で仕事をしているのかを学んでいかないと、自分が選ばれなくなっていきます。

他にも人がいる中で、あえてこのオッサンと仕事をする必要はない、と判断されてしまうのです。

現在はシニア民主主義と呼ばれ、確かにまだ高齢世代のポーションが大きいため、上の世代向けのサービスや社会の仕組みも根強く残っていますが、その割合が徐々に変わっていくのは必然の流れであり、次世代に選ばれるサービス、働き方、仕事の倫理観は何なのか?ということを若い人と接する中で学び、自分をアップデートしていくことが大切です。

だから、「自分より年齢が若い人に対しても、礼儀を持って、相手に敬意を払って接することができる」というくらいの人間力は磨いておかないと、徐々に孤独な人生に陥っていくことになるでしょう。

以前飛行機によく乗っていた時代、ANAのステータス会員だったので、ラウンジをよく利用していましたが、オッサンがCAさんやグランドスタッフさんに対して偉そうに接しているのをよく見ました。
これはもう小さな人間の典型的な例で、偉そうにすればするほど、自分が周囲から軽蔑されて見られているというのを何故気付かないのかと、つくづく思います。

会社の金でステータス会員になった人ほど、自分は偉いのだと勘違いしている人が多いように見えました。
こんな人間が、若い人から学べるはずはなく、周囲からどんどん置いてかれてしまうのは当然の流れです。

若い人に恥ずかしくない言動を

私の周囲を見ていての感覚ですが、若い人はあまり自分が属する組織がどうこうとか、自分の非は認めずに何とか相手のせいにしてやろうとか、変なところで肩肘張って争うことをバカらしく思っている人が多いです。

私自身も、自分が所属している組織や立場へのこだわりはかなり低く、何か社会のために良いと思って取り組んでいる仕事上のパートナーであれば、自分と同じ会社であろうが他社だろうが、発注元であろうが発注先であろうが、仲間であるという意識で接するようにしています。

何らかの仕事上の成果を出すという明確な集合体の目的があって、それに向かうための生産的な議論や行動はウェルカムですが、「自分は悪くない」と主張するために必死で周囲の粗探しをしたり、責任を押し付けようとするのにエネルギーを注いでいる年上の人を見ることがあります。

正直、自分より長く生きているのに、なんでそんなつまらないことしか考えられないのか?と軽蔑してしまいます。

若い人たちもそのあたりは冷静に見ていて、自分の組織の先輩だからとか良いことを言っているとは考えずに、自分の組織であろうがそうでなかろうが、自分より上の世代の人が言っていることが「本当に正しいのか」と判断していると感じます。

ビジネスの環境も、社会課題の高度化と複雑化により、一社でできること、民間だけでできること、同一業界だけで出来ることには限界があり、同一地域の別の企業間や業界を超えた連携の必要性が高まっています。
必要性というレベルではなく、もはやそれなしに生き残りはかなり厳しい状況になっていると実感しています。

「競争より共創を」とは、この10年近くでより声高に叫ばれるようになり、他社
、他地域、他国の人たちと、どのように協調して、社会のため、環境のため、経済のために良いことを実現していくかが問われています。

そんな時代、やはり活躍できるのは、自分の組織の論理や狭い世界で相手に責任をいかに押し付けようかを考えているような視野が狭すぎる人ではなく、自分とは異なるバックグラウンドや価値観を持った人たちといかに互いの強みを尊重し合い、チームとしてそれぞれの強みを最大限発揮してパフォーマンスを最大化できるかを考えられる人です。

若い人の方が、曲がった競争意識が植え付けられることなく、違う組織や他国の人とのコミュニケーションに抵抗がない人が多いですから、このあたりは得意なところだと思います。

自分の一挙手一投足を、若い人たちは冷静に見ています。
同じ組織の先輩だから尊敬されるなんてことはあるはずがなく、組織問わず、若い人たちに恥じない言動を意識することが超大切です。

若い人との仕事は楽しい

若い人は、上述したような価値観・倫理観を持っている人が多く、言い訳や責任の押し付けみたいな全く生産的でないことにエネルギーを割いたりしないですから、やはり一緒に仕事をしていて気持ちいいですね。楽しい。

まずはやってみよう!という前向きな気持ちでチャレンジしてくれるので、失敗してもポジティブに捉えられますし、なんせ手が動き行動するので、仕事のスピードが早いです。
口だけ達者に動かして手を動かさない大人が多いから、なんと手が動くというだけで大きく価値があります。

うまく手を抜くことに慣れてしまった大人ばかりですが、若い人はそんなこともありません。

私が懸念しているのは、多くの組織でつまらない大人がいて、責任は誰かに押し付けるもの、仕事は理屈をつけるためにやるもの、という感覚が社会の普通なんだと考え、それに若い人が染まっていってしまうことです。

自分より上の世代に対して影響を与えることは無理だと思っていますが、せめて自分と接する若い人たちには、それは当たり前じゃないということを明確に示していきたいです。

仕事は本来、本質的にもっと面白いもので、社会・環境・経済のためにやる意義があるもの。
誰かの足を引っ張ることではなく、成果に対して忠実に進めていくものということを、言葉と態度で示し続けたいと思っています。

もちろん、この記事を読んでくれた方にも、その想いが少しでも届けばいいなという思いで書いています。

自分より若い人からは学ぶことばかりで、一緒に仕事をして楽しい。
そんな人たちに愛想を尽かされないような言動ができているだろうか。

そんなことを考えながら、今日も仕事に取り組みます。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
フォローお願いします!

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,025件

#仕事について話そう

109,949件

もし面白いと感じていただけましたら、ぜひサポートをお願いします!いただいたサポートで僕も違う記事をサポートして勉強して、より面白いコンテンツを作ってまいります!