【傑作!両親を告訴!これ以上のリアルな映画観たことない!】存在のない子供たち
これほどまでの「リアル」な映画を観たことがない。刑務所が楽園に映るほど、存在のない子供たちのシリアの片隅の日常サバイバル映画。子役の演技が素晴らしいとか、そんなことを讃えてる場合じゃない。この作品は手法こそがフィクションであって、フィクションではない。我々にとって、当たり前に与えられてきたものが、この子たちには何一つ与えられていないのだ。それでもこの子は戦う。それだからこそこの子は戦う。口だけで不満や文句を垂れるのでなく、諦めることなく、戦うのだ。
その子が訴えるものは自分を産んだことに対する親のその罪。
その子が求めるものは存在証明。
この映画のラストカットは、その少年の顔で終わる。この映画の終わりに見せた、はじまりの少年の顔を、一生忘れないだろう。
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