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【読書記録】#14 東京改造計画 堀江貴文著 〜「全員平等」を考えすぎて、全員貧しくなる〜

はじめに

3年ほど前の本だが、堀江氏が東京を改革するにはどうするのか。東京の問題点はなんなのか。それらを知りたくて読んだ。「満員電車の改善」、「労働生産性の低さ」、「授業もオンラインにできない学校に学ぶことはない」など本質を捉えた案や考えがズラッと並んでいた。

3つの気づき

1.東京の予算は小国の国家予算を上回る

考えてみればGDP3位の国の首都なんだから当たり前だが、それくらい東京には大きなポテンシャルがあるということも改めて気づいた。

2.世の中を前に進めるにはゼロベースで考える

すなわち常識や習慣を疑うということ。「ルール」や「決まり」だからと言って思考停止してしまうと進歩はない。すべての人が出社する必要なんてあるわけがないし、学校もほぼオンラインでいい。そうすれば満員電車なんてなくなるはず。

現金についても堀江氏が指摘する管理コストがかかる点は誰も気がついていない。お店側が現金主義だと脱税の温床となる危険もあるし、個人でも重たい小銭や何万もの紙幣を持ち歩くのはリスクが大きい。お金はなくしても色がないために返ってくる可能性は低いが、キャッシュレスなどでスマホやカードを利用していればそれらをなくしても利用を停止することができ、被害を最小限に食い止めることもできる。

3.女性は男性よりもコミュニティが狭いために早死にリスクが高い

女性は定年後もなんらかのコミュニティに属している人が多い印象が私にもある。しかし男性は定年後仕事仲間からは疎遠になり、孤独に陥る人は多い。孤独は健康に悪いため、死ぬのも早くなる。日本において、男性が女性よりも短命なのはこういう側面もあるのかと納得がいった。

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