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日々の歌々(歌詞)

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記事一覧

ある夏の日(歌詞)

とても暑い日だ 今日は
家中の窓という窓を開けて
風が吹き抜けていく中で部屋にいる

昨日の夜に映画を観て
少しだけ飲みすぎた缶ビールが
朝方の眠りを邪魔して水を飲んで2度を寝した

これはある夏の日
なにげのない
ただの夏の日
名前のない夏

汗ばんだTシャツを洗って
布団を干したりゴミを捨てたりして
風が吹き抜けるままの
床に雑巾を掛けたりもする

頼んでいた荷物が届いたり
読みかけの本のペー

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知りたい(歌詞)

全然うまく行ってる感じがしないけど
とりあえず今日も呼吸を繋いで暮らしてる
最近は蒸し暑い日が続くけど
午後からの雨がそれを冷ましてくれたよ

うれしい時はそのままでいいんだよ
それを言葉にするとかそういうのはもういいんだよ
でもうれしい時はすぐに過ぎてゆくから
さみしくなるからその時に歌を書くんだよ

君と話したくて
でも話せない日々を超えたよ
昨日、君と話せてよかったよ
そしてまた君と話せない

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青い春(歌詞)

もう悲しい思いはしたくない

あなた、隣で聴いていてくれたから歌を歌えていた

私が歌いたい歌はいつもあなたへのラブソング

あなた、いない今ではどんな歌も響かない

あの時あなたを側で感じ取りながら

愛についての音楽の話をしたね

あなたにさよならを言ったのはそうだ私の方でした

あなたのしあわせを思うほどなんか怖くなって

逃げ出す私をさみしそうな目で見つめてるあなたを

「ありがとう」なん

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吐息(歌詞)

吐く息は白く

ため息にも色が付く

君のことを考えた

時間に色が付く

見上げた空はやたら青く

満ち足りた空気は透き通る

君のことを考えた時間は

雲になって流れていく

昨日までの憂鬱な

雨が上がるたび

ぼくは何をしていたのかと

だんだんと思い出せなくなっていく

吐く息は白く

ため息にも色が付く

真っ白いキャンパスに透明の絵具で絵を描いた(歌詞)

真っ白いキャンパスの

目の前に座っている

少年は自分がなんなのか

よくわからない、という場所に

最近になってもう一度

戻って来たところ

少年は筆を握ってる

真っ白いキャンパスの前で

でも少年は絵具を

あまり持ってないということを

最近になってもう一度

気づきはじめたところ

さあ、なにを描こう?

空っぽの頭で考える

透明の絵具を付けて

少年は絵を描いた

迷わずに描くこ

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メランコリー(歌詞)

きみのそのスカートは

短すぎるよときみに怒ったら

きみはまたイラついて

喧嘩になってしまうかな

きみのその化粧は

濃すぎるよときみに怒ったら

きみはまたイラついて

ぼくを嫌いになるかな

放課後のベンチで耳を澄まして

きみの足音を探してました

大人になってくきみの姿に

ぼくは焦っていた

ねえ

「綺麗にならなくていいから、ずっとぼくを好きでいてくれ」

そんな言葉が言えないか

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少しだけ泣いて(歌詞)

ああ、僕は何のために生きてんだろ?

その答えを探しちゃう日々は苦しくて

ひとりぼっちだと感じる日々が多いほど

わけのわからない暗い妄想が僕を包む

朝目が覚めるといつでも僕は泣いていた

夢の中では幸せな日々辛いことなんて何一つない

それなのに僕はいつでも泣いているんだ

嬉し涙か違う涙なのかわからない

だらっとした幸せをいつも祈ってるけど

いざ、自分が包まれてみると不安になって

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君と沈黙(歌詞)

できるだけ言葉を発したくない

言葉のどこになにがあるという

言葉のせいでこの人生はめちゃくちゃに

なってしまった言葉のせいだ

できるだけ言葉を発したくない

これ以上なにかに嘘をつきたくない

言葉を放つならまずは頭の中をカラにして

そして生まれるなにかを信じ抜いて声にする

例えば、君の「あいしてる」と

僕のソレは一緒じゃないのだろう

言葉を超えて文脈をもう無視して

二人で黙って

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むらさき色(歌詞)

もう、行かなくちゃ 行かなくちゃ ここにはいれないよ

ここじゃないどこかへ行かなくちゃ

ねえ、走らなきゃ 走らなきゃ 足を動かさなきゃ

何かに捕まるその前に

明日を追い抜いて

昨日に追い越されて

僕らはどこで何をしてる?

青い春の中で

ねえ、行かないで 行かないで どこにも行かないで

隣で笑ってくれないか

もう、行かなくちゃ 行かなくちゃ 君とは行けないよ

それでもいつかは会

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その瞳(歌詞)

かわいい人

かわいい人

なぜがゆえに美しい

お前の胸の

奥の光と

翳る笑みのコントラストよ

かわいい人

かわいい人

その瞳に世はどう映る

お前の胸の

奥の痛みと

溶け出す笑みのコントラストよ

遠くを見てるようで

近くを見つめてる

その瞳の静けさと

いつもの笑顔と

ああ、お前を抱きしめたら

俺の方が消えてしまいそう

ああ、その瞳に見つめられて

お前の名をただ呟い

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君はヒロインで、僕がスクリーン(歌詞)

君の手を握れなかったな

恥ずかしかったから

君の笑顔がいつもより

きれいに見えたのは気のせいじゃない

君に「好きだよ」って言えなかったな

恥ずかしかったから

君の瞳には僕が映って

照れ隠しをしてるんだろ

君は僕で 僕は君さ

なんの迷いもなく歌うよ

いつでも

君が好きだなあ

まるで映画みたいな時間が僕ら二人を包み込んで

君のことをきれいに映したんです

そして僕らは奥の方へ

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君が流した涙の色は透明だったよ(歌詞)

君が流した涙の色は透明だったよ

君が叫ぶその音は静寂だったよ

かなしみに似た何かはそこには無かったよ

君がつくため息はそよ風みたいだね

夢が醒めるその瞬間に

僕らは

奥歯噛んで歯軋りを

ギリギリの崖の淵

心配をしなくても

落っこちないから大丈夫

気づけば

そこはいつでも安心の

変わらない場所

君が見つけた世界の闇は透明なんだよ

君が喰らうその音は静寂なんだよ

にくしみ

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さよならだけが人生(歌詞)

遠くへ行ってしまうんだね

もうあまり会えなくなるね

さみしくはないさ

これっぽっちもな

明日になりゃ笑ってるさ

涙なんてすぐ乾くのさ

前だけ見て歩け

振り返るな

10年後ぼくらどんな夢を描くのかな?

その時も笑いあって話せるかな?

さようなら

美しすぎたぼくらの青い春

そして今度はこんにちは

輝くぼくらの未来

さよならだけの人生

さよならだけが人生

さみしくはないさ

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本当に大切なものは目に見えない(歌詞)

行かなくちゃ

次の僕へ

ここからの景色は

二度と見えやしないだろう

壊れた腕時計を

左手に付けてみるけど

それでもまわる地球

さよなら今日の僕

アイデンティティは

今日も変わっていく

風に吹かれて

また傷ついて

本当に大切な

ものは見えやしない

だから僕らは目を閉じて

ほらねまた歌を歌うのさ

行かなくちゃ

次の僕へ

変わらないものなんて

もはやなにもないのだか

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